もう少し待てば、桜とミツマタが同時に見られるが、全盛のミツマタを見るために出かけた。
(昨年は3月30日に登ったので、今年は2日早い)
寺ノ沢駐車場に着くと1台分だけ空いていてラッキー。昨年は13台入ったが、今年は12台で満車だ。
駐車場一番奥の桜はまだ蕾だった。
11:26 寺ノ沢Pスタート |
フデリンドウがお出迎え
ハルリンドウとは花の形が違うのでフデリンドウかも? |
11:30 滝壺橋登山口
登り始めると副隊長が「この山ってこんなにキツかった?」と言う。最近多く出る言葉だが、山が変わるはずがないので、自分の体力が落ちたということだ。私も毎回、体力と気力が落ちたことを実感している。
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斜度はこんな感じ。
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下山していくオバチャン達の元気なこと。山から精気を吸い取っているのか、花粉をエネルギーに変えているのか?? |
登山口から10分位でミツマタ発見。30分で群生場所。 |
11:58 これが全盛のミツマタ。色良し、香り良し。 |
ミツバ岳山頂の東側からの展望 |
12:43 ミツバ岳・大出山 MyGPS≒不明
三角点の所にあった山頂標識が見当たらない!
西側の富士山が見える所でお昼にしようと移動したら山頂標識があった。
標識を誰かが勝手に移動したのだろうか?帰ってから標識写真を見比べると同一のようだ。富士山とミツマタと標識を写真に撮るために移動したのだろうか?
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問題点は縦走し、山頂に着いてもどこがミツバ岳なのか解らないことだ。三角点の所から現在の標識は見えない。
取り敢えず、山北町観光協会にはメールで報告した。
この山の本当の名称は大出山だが、誰かが付けたミツバ岳が独り歩きしてしまい、本名の影が薄くなってしまい、山頂標識も移動してしまった。ミツマタには変わらずに咲いてほしいものだ。 |
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三等三角点:世附村10 834.48m |
これが移動してしまった山頂標識 |
全く期待していなかった富士山が薄っすら見える。
13:20 下山(昼休37分) |
13:33 縦走路にもミツマタ群生
木立の間から次の目的地「権現山」が見える。
縦走路はアップダウンを繰り返すが急登もなく
快適にブナ美林を進む。 |
14:12 ミツバ岳分岐 |
分岐にはテーブルベンチ2台。権現山山頂はすぐだ。 |
14:12 権現山・世附権現山 1019m(休5分)
MyGPS≒不明
山頂標柱部分はφ10m程度だが、山頂は南東方向に30m以上続いている。山頂の北西30mの分岐にはテーブルベンチがある。
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二等三角点:世附村 1018.75m
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山頂から浅瀬ルートを下るのは初めてなので、地図・GPSを確認と思ったらGPSがミツバ岳手前でダウンしていた。前から病状はあったが、ここで再発とは困ったものだ。新しいGPSは高山用に温存していたが、これからは活用せねばなるまい。 |
「この先踏跡不明瞭、初心者の通行不向き」の看板がある。この先にある本権現南東尾根コース(以後浅瀬ルート)と焼津ルートがあり、看板の注意書きは焼津ルートのことで、我々は浅瀬ルートを下るので問題ないだろうと思っていた。(2007年に権現山に来たときは、浅瀬ルートが難路ということを理解していたが、ボケてしまったようだ) |
14:24 焼津ルート分岐
道標:権現山0.3km/丹沢湖2.5km
※焼津ルートは道標ナシ、踏跡ナシ
直進の丹沢湖(浅瀬ルート)へ進む。 |
《蟻地獄の下山路》
山頂から急な下りが続く。急だけならまだしも浮き砂で靴がグリップしない。一番減った靴を履いてきたのは失敗だった。
階段やロープ無し、掴まる立木も少なく、杖も滑る。(書いていて気が付いたのだが、石突きを外せば良かったかも)
この尾根は丹沢の一般登山道では難関だ。特に落ち葉が積もる時期は危険かも。これまで、緩い登山道・階段・鎖・ロープに助けられていたことを実感した。 |
《木の根地獄》
権現山から500m地点で蟻地獄から解放されたが、次は足の踏み場に困るほどの根っこだ。 |
《こけたら痛い地獄》
これまで無かった石が現れた。急斜面に石は危険。 |
14:59 ボディ山 756m(休19分)15:18下山 |
MyGPS≒756m、
権現山から0.9km/40分の急降下は、膝と太ももに負担が大きかったので、足休めのコーヒータイム。
こんもりとした山頂はφ10m程度、道標には山名ナシ、山頂標識ナシ。水源の森?白い看板がある。展望は樹木の間から丹沢湖が見える。付近にはミツマタ少々、気の早いマメザクラ?が咲き始めている。 |
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ボディ山山頂の道標:丹沢湖1.9km/権現山0.9km |
15:19 ミツマタ小群生
ミツマタを過ぎると、左側が植林になり鉄柵金網沿いに下る。 |
15:25 左フェンス沿いに木製階段が現れる。朽ち具合からすると鉄柵と同時に出来たかも?。他に整備されたところが無いので登山道の付け替えだろうか?などと推測しながら下る。右側にはツバキの高木が多い。
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ツバキは花の少ない時期に貴重だが、ツバキに付く毛虫にやられたことがあるので近寄れない。 |
15:39 境ノ沢ノ頭 661m (休5分)
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MyGPS≒659m
道標:丹沢湖1.1km/権現山1.7km
山頂は鉄柵で分断されているので、φ5m程度
赤頭白杭、境界杭があるだけで、山名を示すものは無かった。 |
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境ノ沢ノ頭山頂の道標 |
15:56 分岐道標:丹沢湖0.8km/権現山2.0km |
15:56 分岐
丹沢湖は左に下り、直進は踏跡なしだが、無名560mピーク方向。 |
15:57 無名ピーク 560m MyGPS≒555m
山名の手掛かりを探したが、見つからない。
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無名ピークの先に不思議な構築物発見。 |
16:05 東電施設 無名ピーク近くにあった構築物は、位置から推測すると、東電関係? |
東電施設を過ぎると、林業関係の仕事道のように緩く大きく九十九折りになっている。
16:14 途中、鹿柵の所に「権現山まで踏跡不明瞭初心者の通行不向き」の看板があった。ここで初めて、我々の下った浅瀬ルートが初心者通行不向きのルートだったことを納得。 |
16:25 浅瀬、権現山登山口
登山口にも「初心者通行不向き」看板がある。 |
16:55 寺ノ沢Pゴール |
舗装道路歩きを45分位を覚悟していたが、30分でゴール。
権現山から下って、膝が痛くなったらヒッチハイクで戻ろうかなと考えていたが、寺の沢P方向への車は1台も通らなかった。
駐車場には我々の車だけがポツンと残っていた。
毎度のことだが、早出できないことがチョット情けない。 |