秋田県の山
HP03-452
ゴンドラで行ける花の山
森吉山(もりよしざん)
トレック日 2017年6月6日(火)快晴
標 高
標高差
森吉山 (もりよしざん・もりよしやま)1,454m
※別名:向岳
(むかいだけ)、秋田山(あきたやま)
前岳 1,271m、石森?1,308m
標高差: 288m、累積標高差: 423m
場  所 秋田県北秋田市阿仁 阿仁トゴンドラ位置
メンバー せんぼく隊3名(sen隊員参加)
時  間
距  離
山行 :4時間21分(歩2:57+休1:24)
往路 2:03(歩
1:40+休23分)
   コースタイム1:55
復路 1:32(歩
1:17+休15分)
   コースタイム1:20
沿面距離:6.4km
カメラ Sony a6000-88、TX5-53、TX30-174、計308
山のデータ 日本二百名山 
一等三角点百名山
東北百名山(旧版) 
東北百名山(新版) 

※花百、新花百には入っていないが、NHK花の百名山に入っている
P・WC 車(ノア)
P:阿仁ゴンドラ山麓駅600台(無料)
WC:
ゴンドラ駅、・森吉避難小屋、阿仁避難小屋
その他
データ
※ゴンドラ:往復¥1,800(割引券で-100)、6/3〜8/20(毎日)〜10/29、8:45〜16:00
地図・コース↓
全ルート
6/2/10:36茅ヶ崎発〜13:21久喜市ブルーフェステバル〜ベルディ〜置賜温泉〜道の駅天童温泉(泊)
6/3/7:50山形・東沢バラ園、虚空蔵院〜柵の湯(泊)
6/4/9:00柵の湯発〜小玉醸造〜GAO〜温浴ランドおが〜なまはげオートキャンプ場(泊)
6/5/9:00五社堂散策〜鵜の森海岸〜セリオン〜打当温泉マタギの湯〜道の駅あに(泊)
6/6/7:09道の駅あに発〜8:00阿仁ゴンドラ山麓駅着〜8:45往路ゴンドラ(22分)〜9:07山頂駅〜9:19森吉山トレッキング13:40〜13:51復路ゴンドラ〜14:25山麓駅(34分)〜14:46山麓駅発〜17:02SEN帰宅〜22:00福島松川PA(泊)
6/7/7:10安積PAシャワー〜12:26茅ヶ崎着
《トレックコース》
09:19 阿仁ゴンドラ山頂駅
09:53 石森分岐
10:01 森吉神社・前岳・森吉避難小屋(休18分)
10:27 石森分岐
10:40 阿仁避難小屋 10:45(休5分)
11:10 稚児平
11:22 森吉山 1454m
   (昼休46分)
12:08 下山
12:21 稚児平
12:39 阿仁避難小屋
12:58 石森分岐
13:02 石森ピーク1308m(休8分)
13:25 展望台(休7分)
13:40 阿仁ゴンドラ山頂駅
↓記録写真↓
 2010年に秋田駒ケ岳から森吉山の姿を見てから、花の時期に登りたいと思っていた。今回、やっとリフト運行に合わせての計画となった。
 6月4日か5日に森吉山へ登ろうと思っていたが、天気が悪いので6日にずれ込んだ。5日までの冬のような寒さが一転して6日は快晴で暖かい。待った甲斐があった。


阿仁ゴンドラ山麓駅
■8:00 阿仁ゴンドラ山麓駅に着く。準備していると、道の駅で泊まっていた札幌の夫婦も着いたので、我々の割引券で一緒に切符を買った。(往復¥1800→¥1700)受付でアイゼンが必要か尋ねたら山人平(やまびとだいら)は必要とのこと。山人平には行かないので、アイゼンを車に置いていくことにした。
■8:45 ゴム長の地元山岳会?の2名が一番で乗り込む。彼らは、道迷いが多いので雪道に目印を付けに行くそうだ。ありがたいことだ。我々は2番で乗り込む。
■9:07 ゴンドラ山頂駅着。駅舎には休憩室、展望デッキ、WCがある。
駅の情報板には積雪場所、アイゼンの必要な場所、咲いている花の種類などが書いてあった。
 山頂駅前の広場で鳥海山の雄姿を納めた。100km以上離れている山がクッキリと見えるのは前日までの荒れた天気のおかげだろう。

 今日は森吉山に登るのだが、まだ登っていない鳥海山のほうが気になってしまう。

09:19 阿仁ゴンドラ山頂駅スタート
鳥海山を撮っていたら、後続の人たちは既にスタートし、誰もいなくなった。

1分も行かないうちにシラネアオイが出迎え。これは嬉しいが、遅々として進めない。山頂まで全域に咲いていたのが、ショウジョウバカマ、オオバキスミレ、イワナシ、ヒメイチゲ、ミネザクラ、ミツバオウレンで、山頂駅付近だけにツバメオモト、エンレイソウ、ノウゴウイチゴが見られた。

シラネアオイ

解り難い写真だがミネザクラだ

20分位進むとアオモリトドマツの樹林帯になり、雪が多く登山道は見えなくなった。勾配が緩いので、アイゼンなしでも問題ない。

シラネアオイと森吉山

09:53 石森分岐
山頂で満足感を味わうと寄道せずに下ってしまうので、往路で森吉神社に寄道。ほとんどが雪道なので情報にあった花はミネザクラ以外解らなかった。

10:01 森吉神社・前岳・森吉避難小屋10:19(休18分)
道標があり、前岳(森吉神社)となっている。

森吉神社前岳1271m

森吉神社の後に冠岩があり御神体とのこと。その冠岩で山伏の修行「胎内潜り」が行われたという。知っていれば、穴を確認したのだが・・・今でも通れるのだろうか?

森吉避難小屋
収容100人となっているが、そんなに泊まる人はいないだろうから快適そうだ。バイオトイレあり。

森吉避難小屋のオブジェ「舟、森吉山を登る」と壁画を見てみようと中に入ったら、ナント!両方とも無くなっていた。
後日調べると、1年遅かったようだ。

2013年、美術館ロッジ(秋田市出身の美術家・鴻池朋子さん)によって設置された。
2015年、NPO森吉山ネイチャー協会さんが、撤去要請書を知事に提出

2016年、改修工事に伴い一時撤去

NETより参考写真:設置当時の「舟、森吉山を登る」

NETより参考写真:設置当時の「壁画」

10:27 石森分岐
分岐まで戻り、森吉山を目指す。

一面雪で方向が解らないが、一番で登った地元山岳会?がピンクテープを付けてくれたので、それを目印に歩いた。
一番雪が多いところなので、遅くまで花が楽しめることだろう。

10:40 阿仁避難小屋 10:45(休5分)
小屋の周囲は雪だが、マルバマンサクの黄色い小さい花が咲いている。小屋から先は部分的に雪があるものの、登山道が出ていた。

阿仁避難小屋
収容50人、小屋内WCあり

11:10 稚児平
ベンチが多数ある休憩場所だが、急坂がないので疲れないため通過した。

ここまでチングルマの葉を見かけたが、初めて花が咲いていた。雪が消えると真っ先に咲くと思っていたのになかなか現われないのでやっと見られた。

11:22 森吉山 1454m(昼休46分)
なだらかな森吉山の山頂は、東西に80m以上はありそうで、標柱のある山頂は石がゴロゴロで平らな所は少ない。古い火山とのことだが、他の火山に較べると大岩がなく、山頂もまるっとしている。標柱の他、方位盤、三角点がある。

山頂で鳥海山を見ながら昼食にしたが、小さい虫には閉口した。やつ等は何を感じて集まるのだろうか?。山麓駅であった人が、ヤブ蚊用蚊取り線香をぶら下げていた。早速採用せねばと思う。

標柱

三角点全景

一等三角点:森吉山標石
《国土地理院三角点データ》
※2017/5/29確認
基準点コード:TR15940747301
等級種別:
一等三角点
基準点名:
森吉山
北緯:39°58′36″.3098
東経:140°32′39″.0257
標高:
1454.21m
作業内容 標高改算
作業年月日 20140313

食後、山頂の東側に行って見た。山人平へのルート偵察に行ったが、山頂より大きい岩がゴロゴロしていた。藪になりそうなので引き返し、次に東端へ行って見た。先客1名のところにお邪魔した。付近には、これまで蕾が多かったムラサキヤシオツツジが少しと、気の早いコメバツガザクラを発見。

山頂より東〜南方向には岩手山、早池峰山、秋田駒ケ岳

岩手山、早池峰山の75mmズーム

山頂より東南〜西の展望 南方向には和賀山塊が見えるが、連なっているため同定し難い。

秋田駒ケ岳の75mmズーム

森吉神社、一ノ腰方向のマダラベコ
※山頂稜線の一ノ腰、前岳、石森等は残雪時には乳牛の斑点を思わせる模様ができ「マダラベコ」(ベコは方言で「牛」)といわれる。
※北方向には岩木山、八甲田山を確認出来たが、写真写りが良くないので割愛した。
12:08 下山

12:21 稚児平

12:39 阿仁避難小屋

12:58 石森分岐
道標に「石森1308m」と書いているが、西50m先にピークあるので、そこが山頂だろう。


13:02 石森(中岳)1308m(休8分)
後日、中岳のことを調べると、菅江真澄が1802年に「中岳には石積みの塚がある」と書いている。現在の石積みは200年以上前のものだろうか?

石森1308m
往路ではパスしたので、復路で確認

石森分岐と森吉山

石森山頂より森吉山を望む
分岐で三脚をセットして写真撮影していた人、阿仁避難小屋で休んでいた老夫婦が登ってきたので我々は出発。

石森分岐からの雪道が終ると、シラネアオイが往路で見たときよりも開いている。

13:25 樹氷平展望台1200m(休7分)
往路に通らなかった展望台のベンチで最後の休憩。山頂に行かない観光客はここで展望を楽しむそうだ。

休憩後、眼下のゴンドラ山頂駅に下る。
13:40 阿仁ゴンドラ山頂駅ゴール
森吉山6月の花
 森吉山の花は、NETで開花状況が解るので嬉しい。エリアごとに咲いている花の種類が書いてあった。ゴンドラ山頂駅にもNETと同じように開花した花を書いてあった。現地ではシラネアオイ、ショウジョウバカマが満開で、チングルマは咲き始め、ムラサキヤシオツツジは蕾が多かった。6月中旬位になればもっと咲くと思われる。 阿仁スキー場・花の開花状況
※写真は歩きながら撮り、未確認のためピンボケが多い。特に小さい白い花はことごとく失敗であった。

ショウジョウバカマ TX30

ショウジョウバカマ TX30

オオバキスミレ TX5 

エンレイソウ  TX5

シラネアオイ α6000

シラネアオイ TX30

ショウジョウバカマ TX30

ミネザクラ  TX30

ミネザクラ  TX5

ヒナザクラ  TX5

チングルマ  TX30

チングルマ  α6000

イワナシ  TX30

コメバツガザクラ  α6000

マイヅルソウ?  TX30

ムラサキヤシオツツジ TX30

ミツバオウレン TX5

マルバマンサク  TX30

ノウゴウイチゴ  TX5

ツバメオモト  TX5

ヒメイチゲ  TX30
↓勉強コーナー↓
■江戸時代の紀行家・菅江真澄が1802年と1805年に森吉山に登っている。
「昔は夏草を刈るために登る人でさえ、厳しい斎戒を守ったが、このごろになってからは、軽く精進して参拝に登るようになった。しかし、魚やウイキョウなど、匂うものを食い、女にも触れて、全く身を浄めていないものが近づくと、神が嫌って、たちまち谷が鳴り、峯に響き、空はかきくもって疾風が梢を鳴らして、その人はどこかへ吹きさらしてしまうということがあった。」菅江真澄遊覧記より

■かつて森吉山登山は「岳参り」と呼び、ケガレを嫌う風習があった。登山は、成人男子にだけ許され、登山の何日も前から魚や肉を断ち、当日はケガレる物、動物の皮で作られたバンド、財布、タバコ入れは一切身につけられなかったという。
後記
 帰りのゴンドラにアクシデントが発生し20分の所が45分かかるそうだ。それでも乗ったが途中で止まったりするので怖かった。原因はキュービクル(変電設備)に蛇が入ってショートしたらしい。ケガレた登山者への警告だったのかも。

 色々な季節に登ってみたい山だが、かなり遠い。それでも機会があれば一ノ腰と山人平にも行って見たいと思う。後期高齢者になっても登れる山にリストアップしておこう。

 帰宅し、HP作成中も、森吉山は花の百名山だと思っていたが、確認すると花の百名山・新花の百名山に入っていなかった。NHK花の百名山と決定版花の百名山には入っていて、主な花はショウジョウバカマ、オクエゾサイシン、リンドウだった。
ホームに戻る
前へ 次へ
inserted by FC2 system