あまりの快晴に、紅葉見物か紅葉登山を考えたが、時期的に長野まで行かなければならないと思い、紅葉はあきらめて「牛奥ノ雁腹摺山」の富士見登山に決定。準備をしていなかったので、出発は急いでも10時になってしまった。
12:28湯の沢峠P着、先客は車2台とバイク2台。 |
12:42 湯の沢峠Pスタート |
12:43 湯の沢峠分岐
大月市の道標、左の「黒岳・白谷ノ丸」へ向かう。
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思ってもいなかった紅葉が次々と現われ、なかなか進めない。これでは、コースタイムでは歩けないだろう。 a6000 |
約2分登って、振り返ると大蔵高丸のこんもりとした頭が見えた。いきなりの急登で息が上がる。土の斜面なので下りが怖い。これでは帰りに暗くなったらキケンなので、早々に牛奥ノ雁腹摺山は無理のような気がしてきた。 |
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シロザレと紅葉と青空、 標高1600m〜1700m付近が盛りのようだ。 a6000 |
土の斜面に加え、倒れた笹の根には毎度悩まされる。引っかかる、滑るでやっかいだ。 |
紅葉と見間違うほど実った万両のような実 a6000 |
13:00 a6000 |
13:24富士山の展望地。30分位で富士山が見える始め、更に10分程度登った所で樹木が無い展望地があった。 a6000 |
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草原のやさしいカーブが美しく、あのピークが白谷ノ丸だろうと向かった。 TX5 |
13:35 白谷ノ小丸(仮称)(休6分) a6000
最初は白谷ノ丸と勘違いして立ち寄ったが、標識等はなく山名も解らなかった。
白ザレの山頂は雰囲気が良く、展望も良い。山名が無いのは困るので、とりあえず白谷ノ小丸とした。
思わぬ紅葉で写真に時間がかかったことで、ここで作戦会議を行った。
地図でコースタイムを確認し、日没を考えて、今回は黒岳までで引き返すことに決定。 |
小丸から北方向、中央が「白谷ノ丸」、右が「黒岳」 |
小丸から東方向、中央に雁腹摺山 |
白谷ノ小丸と白谷ノ丸の中間付近からの富士山、墨絵のように淡く重なる山塊が美しい a6000
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13:48 白谷ノ丸(しらやのまる) 1,920m 13:52 a6000
小丸より30m高く、展望は西側も開け、更に良くなる。嬉しいことに山頂の岩と紅葉が庭園のようだった。
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白谷ノ丸山頂からの富士山 a6000 |
白谷ノ丸山頂から西方向 TX5 |
白谷ノ丸、山頂の標識 |
山頂には大月市の特徴ある隷書体?の道標がある。
白谷ノ丸の他に「茶臼岳」の標識もあるが、こちらは丸ゴシック体なので同時に作成されたものではなさそうだ。
調べると大月地元では茶臼岳とも呼ばれているそうだ。
山と高原地図では白谷丸となっていてノが抜けている。
ヤマレコでは白谷丸(しろやまる)としていた。
色々な標記があり困ってしまうが、現地標識を山名とした。 |
白谷ノ丸からコケ蒸した北斜面を下る。
北八ヶ岳のようなコケの森だ。 |
13:53 黒岳の広葉樹林
「やまなしの森林100選 黒岳の広葉樹林」の看板がある。たしかに美しい林だ。あちこちに赤や黄色に紅葉した木があり見回しながら歩いた。 |
広葉樹林 a6000 |
広葉樹林 (復路に撮影) a6000 |
コケマニアではないので種類名称は不明。花がないので、つい撮ってしまった。 |
黒岳の広葉樹林の紅葉 a6000 |
14:09 黒岳(休9分) 14:18
往路 1:21>コースタイム1:00、白谷ノ丸から17分。
山頂は10×20m程度でこんもりとしている。樹林に囲まれ展望がないので、休憩は白谷ノ丸が良いだろう。白に対してこちらは黒、黒い岩や土があるのだろうか? |
山頂標識 |
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黒岳山頂の道標 |
《黒岳の三角点データ》2016/10/20
基準点コード:TR15338462801
等級種別:一等三角点
基準点名:小金沢山
北緯:35°41′18″.6641
東経:138°51′35″.2583
標高(m):1987.58m
作業内容:標高改算
作業年月日:20140313
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一等三角点:小金沢山 全景 |
標石 |
14:18 下山開始 |
14:38 白谷ノ丸(休5分)
14:41 白谷ノ丸山頂からの富士山、復路は富士山に向かって下るので気分爽快で、また写真を撮る。 a6000 |
15:06 a6000 |
15:08 a6000 |
避難小屋
今日は利用者ナシ |
内部はキレイだがカビ臭い。今年の5月に覗いた時は臭くなかったので、長雨でカビが発生したのだろうか? |
15:23 湯の沢峠Pゴール 復路 1:00>40 |
計画変更で、明るいうちに下山完了。
往路で危惧していた土の登山道は、滑ることが解っているからこそ、転等も無く下ることが出来た。伏兵は笹の根で、意外と靴に引っかかる。
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