山梨県の山
HP03-401
林道で体力を温存する楽ちんルート
清八山&本社ヶ丸
トレック日 2016年6月11日(土)晴
山 名
標 高
清八山 (せいはちやま)   1,593m
本社ヶ丸(ほんじゃがまる) 1,631m
場  所 山梨県大月市、都留市 yahoo地図
メンバー せんぼく隊2名
標高差 標高差: 358m、累積標高差: 569m
時  間
距  離
全行程:15時間
山行 :4時間22分(歩:3時間24分+休58分)
沿面距離:約7.7km
山の
データ
清八山:秀麗富嶽十二景(12番山頂) 
本社ヶ丸:山梨百名山、秀麗富嶽十二景(12番山頂) 
P・WC 車:ノア、P・WC:三ツ峠登山口P 三角点
【本社ヶ丸三角点】 三等三角点:ヅサ平
標高:1630.83m、2014/04/01正常
地図・コース↓
《アクセス》
東名厚木IC〜富士河口湖町IC、R137新御坂トンネル手前から右の旧道に入る。三ツ峠登山口バス停から左の天下茶屋への道と右に分かれて、舗装の林道を上ると路肩駐車場?が数ヶ所にあり、トイレのある三ツ峠登山口に着く。駐車スペースはトイレ周りと少し上部にある。
《全行程》
7:29茅ヶ崎発〜8:22朝食〜11:00三ツ峠登山口P着〜11:15清八山&本社ヶ丸登山15:37〜15:49三ツ峠登山口P発〜16:23河口湖大石公園〜17:13葭池温泉〜19:45山中湖・和十郎〜22:31帰宅
《トレックコース》
11:15 三ツ峠登山口Pスタート
12:00 清八林道終点
12:03 大幡八丁峠
12:23 清八山 12:33(休10分)
12:39 清八峠
12:49 展望岩
13:14 本社ヶ丸
--------------
13:48 下山(昼休34分)
14:16 展望岩 14:23(休7分)
14:31 清八峠
14:39 清八山(休7分)
14:58 大幡八丁峠
14:59 清八林道終点
15:37 三ツ峠登山口Pゴール

↓記録写真↓
 ガイドブックには大月市の笹子駅を起点に清八山&本社ヶ丸コースが載っていた。もっと楽なコースが無いか調べると、三ツ峠登山口から清八林道経由のコースがあった。これなら距離は長いが楽に標高が稼げるぞと、行って見ることにした。
三ツ峠登山口
 登山口駐車場へ向かうと、路肩にも車が溢れていた。引き返すことを覚悟して登山口に着いたら、運よくトイレ前に1台分の空きがあり停める事ができた。以前、冬に来た時はスタッドレスの性能が悪く、この駐車場まで登れず、歩きで来た事を思い出す。

11:15 三ツ峠登山口Pスタート GPS≒1,273m
早速、ゲートから清八林道に入る。

林道は許可車以外通行禁止で、通る車も無いが、もったいないくらい良く整備されていた。

花はヤマツツジを見かけた位で、ほとんど見られなかった。アサギマダラを何度か見かけたが、水色が薄い気がする。

12:00 清八林道終点 GPS≒1,480m
終点は車の回転スペースで広くなっている。林道歩きで楽して標高200mを稼いだ。登山道は突き当りから左に登る。

12:03 大幡八丁峠 1,481m
林道終点から十数mで、「大幡八丁峠」の白い標柱&道標がある。

登山道は階段あり、木の根ありで、チゴユリ、ヤマツツジ、マイヅルソウなどが若干咲いていた。

12:23 清八山 1,593m 
(休10分)
岩場を一登りすると山頂に出る。
山頂はφ10mに満たないほど狭い。標識は「茶色の秀麗富嶽十二景十二番山頂 清八山」があり、
形の良い二本の松の間から富士山の展望が開けている。(下写真)

山頂から東には岩峰を登る登山者が見えた。てっきり、左の岩峰が本社ヶ丸と思って、そこで昼食にしようと進むことにした。※実際は右端が本社ヶ丸山頂だった。
12:39 清八峠 GPS≒1,558m
清八山からの下りと、右の三ツ峠からの登山道と、左の笹子駅からの登山道が合わさり、直進が本社ヶ丸 約40分となっている。ガイドブックでは清八山から30分になっていたので、空腹に耐えてきたが、ここから40分はウソだろうと思った。しかし、道標にウソの時間を書くはずも無く、 清八峠から先のの道は、ハイキングコースではなく岩登りだった。これまで登った秀麗富嶽十二景の山とは状況が違い、手強いコースで、時間も掛かる。

お助けロープも無い岩場を下山してきた老人?の足取りが危なく、ハラハラして見ていたが、我々とて他の人から見れば同様なのかも?。岩の足掛かりの段差が大きく、筋力を消耗する。

12:49 展望岩
清八山から見えた岩峰の下に岩山があり、富士山の展望が良い。二人の登山者がまったりとしていたので、我々は復路で立ち寄ることにした。
展望岩から岩峰を見上げる。
(写真は復路で撮影)

岩峰に取り付くと、これもまた楽しく疲れる岩登りだ。登ってみると岩峰は本社ヶ丸ではなく、清八峠から半分も来ていない事が解りガッカリ。更に大きく下るので、すきっ腹に応える。


岩峰から幾つかのコブと谷を越え、ヘロヘロになった頃に山頂と思われる岩峰に突き当った。あるような無いような登山道は岩峰を巻くように左右に続いているが、道標は無い。
左へ少し巻いてから山頂への岩峰(右写真)を登った。
※登ったった結果、他にもルートがあり、このルートが一番キツイかもしれない。

茶色角パイプ道標兼標柱
13:14 本社ヶ丸 1,631m
 山頂には先客が2名。後で1名が着き、その登山者は風景画を書き始めた。副隊長は書いている様子をずっと眺めていた。

 山頂は10m×20m程度で大きな岩がゴロゴロしているので、休憩場所は少なく、10名程度で満員になるだろう。山梨百名山の標柱、茶色の秀麗富嶽十二景十二番山頂本社ヶ丸標識、三角点、茶色角パイプ道標兼標柱がある。


往路1時間59分(歩1:49分+休10分)

本社ヶ丸 三角点全景
基準点コード:TR35338268401
等級種別:三等三角点
冠字選点番号:内117
基準点名:ヅサ平
北緯:35°34′29″.4016
東経:138°48′26″.4313
標高(m):1630.83
2014/04/01正常

山頂からの展望
富士山は雲に隠れてしまったので、復路に期待し、13:48 下山(昼休34分)

ヤマカガシ
 危険生物とニアミス。登山道のすぐ横の木にオレンジ縞のヘビがトグロを巻いていて、見るからに危険そうな色だった。
 副隊長が果敢にも撮影したヘビを後日調べたら、毒蛇の「ヤマカガシ」と判明。ヘビは何度か遭遇したが、逃げないヘビは初めてだ。毒蛇は逃げないと言うのは本当のようだ。

ヤマカガシの毒性は強力で、LD50(半数致死量)で比較するとハブの10倍、マムシの3倍の毒性があります。ヤマカガシは日本一の強毒をもつ恐ろしい毒蛇なのです。
※毒は出血毒であるが、マムシ毒などとは違い、止血機能を阻害する作用がある。激しい痛みや腫れはあまり起こらないが、全身におよぶ皮下出血、内臓出血がおこり、重篤な場合は腎機能障害や脳内出血を引き起こし死に至る。

復路、展望岩手前より

14:16 展望岩 14:23(休7分) 富士山がかろうじて

14:39 清八山 1,593m(休7分) 富士山の展望
清八山山頂から14、5人の団体さんに押されるように下山。少し離れた所から清八山を振り返ると、山頂からこぼれ落ちそうな位の登山者が見えた。

14:58 大幡八丁峠
清八林道の緩い下りがとても快適だった。スピードを抑えなくても良い適度な下りで、体が軽くなったように歩ける。

14:59 清八林道終点

15:37 三ツ峠登山口Pゴール
復路1時間49分(歩1:35分+休14分)

三ツ峠登山口に着いた時から置いてあった謎のリュックは、そのままだった。リュックを置いてどこに行ったのだろう?
↓それから↓
葭之池温泉(よしのいけおんせん)
 河口湖近くの温泉に行ったら営業していなかったので、大石公園でラベンダーと中国人を見てから、富士吉田の葭之池温泉(よしのいけ)で入浴。レトロナな建物で駐車場にはほとんで車が停まっていない。帰ろうとした時に一人、又一人と入っていったので、釣られて入ってみた。創業は安政3年(1856年)
という。古いのは結構だが、シャワー、シャンプーなしで¥600円はちと高いのでは?。風呂は超熱かった。好奇心は満足したので、次回は石割の湯か紅富士の湯にしよう。
後記
 軽いトレーニング山行で、膝の負担を減らすために林道歩きのコースを選んだ所までは正解だったが、本社ヶ丸の岩山は想定外だった。岩場は楽しいが段差が大きいため、久々に色々な筋肉が痛くなった。
写真:TX5-147枚、NEX-5R-52枚、S95-40枚、合計239枚
走行235km
通行料:東名厚木〜御殿場、須走〜河口湖(往路のみ) ¥1,760
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