山梨県の山
HP03-396
縦走路の途中をつまむトレッキング2
笹子雁ヶ腹摺山
トレック日 2016年5月19日(木)晴
山 名
標 高
笹子雁ヶ腹摺山(ささごがんがはらすりやま)
1,358m
場  所 山梨県大月市・甲州市 yahoo地図
メンバー 湘南らんぼう 単独
標高差 標高差: 297〜338m、累積標高差: 457m
時  間
距  離
全行程:9時間半
山行 :2時間26分(歩:1時間54分+休32分)
沿面距離:約6.2km
山の
データ
山梨百名山 
秀麗富嶽十二景(4番)
移 動
P・WC
移動:PCX125
P:笹子峠東側P、推定10台(無料)
WC:
ナシ、最寄は矢立の杉
三角点
データ
山名:笹子雁ヶ腹摺山
等級・点名:三等三角点 黒川
標高:1357.65m
地図・コース↓
《アクセス》
R20、大月〜笹子〜大きなカーブの途中、左の笹子峠方向に分かれ、約5.5kmで笹子隧道に着く。右側に駐車場、登山口がある。(移動時間:往路3時間/100km、復路3時間/100km)

《全行程》

9:37茅ヶ崎発〜12:40笹子隧道東P着〜13:07笹子雁ヶ腹摺山トレッキング15:48〜16:18笹子隧道東P発〜16:22矢立の杉16:29〜19:10帰宅
《トレックコース》
13:07
笹子隧道東Pスタート
13:14 笹子峠
13:18 分岐直進(左:甲斐大和駅)
13:29 分岐、左:尾根道(右:新道)
13:50 展望地
13:59 合流、直進(右から新道合流)
14:01 鉄塔「西群馬幹線209」
14:22
笹子雁ヶ腹摺山、山頂
14:54 下山(休・撮影32分)
15:10 鉄塔「西群馬幹線209」
15:13 分岐、左:新道(右:尾根道)
15:30 鉄塔「大月-勝沼64号」
15:33 合流、直進(右から尾根道合流)
15:43 笹子峠
15:48
笹子隧道東Pゴール
↓記録写真↓
 先週、時間が短かったが二日連続トレッキングを行い、膝が若干痛くなった。約1週間養生したので、また、短時間で登れ、富士山が見える山を探した。結果、笹子雁ヶ腹摺山に笹子峠から登ることに決定。ガイドブックの推奨ルートには載っていないが、最短コースと思われた。

 R20から笹子隧道へ向かって走っていると、何度も歩いている登山者を見かけた。付近には駅から登山の山が多いからだろう。途中、登山とは思えない格好の老夫婦を追い越した。なんでこんな山中の道路を歩いているのか不思議だったが、二人を乗せることは出来ないので通過した。

 笹子隧道で準備していたら、老夫婦も着き、写真をお願いされた。あるいて笹子隧道を抜けるそうだ。
※笹子隧道は平成十一年、登録有形文化財となっている。

12:40笹子隧道東P着
笹子隧道の手前右側に大きい駐車場がある。砂利敷きだが概ね平で10台以上は停められそうだった。

13:07 笹子隧道東Pスタート
登山口には地図にコースタイムを書いた看板、クマ注意の看板、道標がある。笹子峠に向かって登り始めた。
老夫婦がなんで歩いて峠越えしているのか?歩きながら色々な想像をした。老夫婦が若い頃は笹子隧道を通って行商をしていたので、思い出の道をたどっているとか・・・・。

13:14 笹子峠
切り通しの十字路を右の笹子雁ヶ腹摺山へ向かう。
(直進:かいやまと駅、左:カヤノキビラノ頭)
コブ付きのトラロープがある。下りでお助け下さいとロープに言ったものの、登りでも助けてもらった。

笹子峠からの登り

笹子峠から4分、急坂を登りきると再び分岐があり直進通過。(左:甲斐大和駅) 笹子雁ヶ腹摺山への登山道は鉄塔巡視路になっているようで、樹脂の階段が設置されている。色々な所でこの階段を歩いたが、概ね歩きやすい。作業者の負担を軽減するため、蹴上げを少なくしているのだろう。感謝の気持で踏みしめる。

ヤマツツジ

13:29 分岐、左:尾根道(右:新道)
トレーニングなので、当然尾根道を選択。

ピークをGPSにポイントし、杭の写真を撮っていたが、あまりの多さに、無駄な記録は止めた。

13:50 尾根道を選んだ褒美の富士山展望。と、この時は思ったが、復路の巻き道でも見られたので、褒美ではないようだ。

13:53 P1290m 境界杭があるのみ

ミツバツツジ

13:59 合流、直進(右から新道合流)
30分の尾根道終了。十分満足したので、帰りは新道にしよう。

14:01 鉄塔「西群馬幹線209」
富士山方向が開けているが電線あり。
登り始めはトウゴクミツバツツジは散ってしまっていたが、登るにつれ残っている花が多くなる。逆に下のほうで咲いていたヤマツツジは蕾が多くなった。鉄塔の上あたりが両方の花が咲いている場所で、紫と橙がキレイだった。
14:22 笹子雁ヶ腹摺山、山頂

往路:1時間15分<コースタイム1:20分(現地看板、笹子峠からの時間)

山頂はφ5m程度で、座って休憩する雰囲気ではない。山頂から南方向の数m先にベンチが1台ある。
  

標柱は「笹子雁ガ腹摺山 山梨百名山」、白い「笹子雁ガ腹摺山」、「大和十二景 笹子雁ヶ腹摺山」の三本で、他に標識「秀麗富嶽十二景 四番山頂 笹子雁ヶ腹摺山」がある。

山頂の三角点全景

三等三角点 黒川

山頂からの富士山展望 その1展望範囲は90度程度で、樹木で遮られている。  (Sony NEX-5R)

山頂からの富士山展望 その2  (Sony NEX-5R)

山頂から南への登山道を見るとベンチが1台。他に登山者もいないので、1台で十分であった。

仮にも秀麗富嶽十二景を名乗っているのだから、もっと良く見えるところがあるだろうと、南の登山道を少し下ってみた。5、60歩下ったらフェンスに囲まれた施設があり、展望が開けていた。

山頂から南に下った所からの富士山展望 その1  (Sony NEX-5R)

山頂から南に下った所からの富士山展望 その2  (Sony NEX-5R)
14:54 下山(休・撮影32分)
15:10 鉄塔「西群馬幹線209」
15:13 分岐、左:新道(右:尾根道)
15:30 鉄塔「大月-勝沼64号」
15:33 合流、直進(右から尾根道合流)
15:43 笹子峠
15:48 笹子隧道東Pゴール

復路:54分≒コースタイム60分(現地看板、笹子峠からの時間)

分岐、復路は左:の新道を行く。(右:は尾根道)
↓矢立の杉↓

往路でこの看板を見て、帰りに寄ってみようと思っていた。

樹齢1000年を超す矢立ての杉は、戦国時代合戦に赴く武士が必勝を祈願して、この木に矢を射ったことからその名前がついたと云われている。

杉の近くには、杉良太郎寄贈の身代り両面地蔵菩薩が置かれてている。歌碑の横のハンドルを回すとゼンマイが巻かれ、杉良太郎の歌「矢立の杉」が流れる。ココマデする?
1000年の歴史ある場所には
異物としか思えなかった。

樹高約28m、根廻り14.8m、目通幹囲9m、幹は地上約22mで折損し中は上まで空洞となっている。梢頭の数枝は風害によって白骨化している上に、幹の空洞内は昭和4年の火災で木炭化している。
この木は甲斐国誌、甲斐叢記などの古い本に記され、江戸時代末期の浮世絵師・葛飾北斎や二代目歌川広重の名画にも残されているなど、古来有名な木であるとともに、スギの巨樹として県下有数なものである。(大月市観光協会HPより)
後記
 「矢立の杉」の地蔵や歌碑はやりスギ。それよりキレイなトイレでも作った方が杉良太郎らしいのでは?迎合する行政も情けない。私がとやかく言わんでも杉が決めてくれるだろう。
写真:TX5 184枚、NEX-5R 32枚、計216枚
走行:200km
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