トレック日 2014年7月20〜23日 晴/曇 山の
データ
燕岳(つばくろだけ):2,763m
日本二百名山 
甲信越百名山 
信州百名山

※二等三角点あり
場  所 長野県
メンバー せんぼく隊(senboku隊長・たかちゃん副隊長)
時  間
距  離
山行3日間、 20時間43分(歩18:22+休2:21)
総沿面距離 30.7km
移 動



WC
《移動》車(ノア)、登山口の中房温泉から下山口の一の沢まで車を回送依頼(¥8,500)、バス+タクシーより安いかも?
《中房温泉P》
登山口Pは登山者NG、登山者用Pは3ヶ所120台、無料。他にしゃくなげ荘P、穂高駐車場があり、登山口まではバス・タクシーで移動となる。
《一の沢P》
登山口はPナシ。登山口手前1km地点に登山者用P40台あり、登山口まで徒歩15分。登山口までの路肩数ヶ所に各数台停めることができる。 
《WC》
各登山口、各山小屋
大天井岳(おてんしょうだけ):2,922m
日本二百名山 
甲信越百名山 
信州百名山
※三等三角点あり
常念岳(じょうねんだけ):2,857m
深田久弥の日本百名山
甲信越百名山
信州百名山
時間&距離&標高差データ
コース 時間 歩行+休憩時間 コースタイム 距離 GPS累積標高差
7/21 中房温泉〜燕岳〜燕山荘(泊) 6:32 歩5:32+休1:00 5:05 8.1 +1,564m−319m
7/22 燕山荘〜大天井岳〜常念岳〜常念小屋(泊) 10:25 歩9:02+休1:23 7:15 14.2 +1,394m−1,653m
7/23 常念小屋〜一の沢 3:46 歩3:38+休8 3:30 8.4 +37m−1,242m
20:43 歩18:22+休2:21 15:50 30.7 +3,007m−3,213m


槍穂のやまなみが美しい  7/22/9:44大天井岳より
地図 & 標高グラフ
《全行程》
●1日目、7/20(日)10:35茅ヶ崎発〜圏央・海老名IC〜中央自動車道〜長野自・松本IC〜15:00松本城17:00〜
17:30ホットプラザ浅間19:00〜19:46道の駅ほりがねの里(泊)
●2日目、7/21(月)6:40道の駅ほりがねの里〜7:54中房温泉P〜8:22燕岳登山口〜14:54燕山荘(泊)
●3日目、7/22(火)5:55燕山荘〜縦走〜16:20常念小屋(泊)
●4日目、7/23(水)6:04常念小屋〜9:35一の沢登山口〜9:50一の沢路肩P10:04〜10:24ほりでーゆ〜長野自・安曇野IC〜中央自動車道〜15:52帰宅
●2日目、7/21(月)のルート
8:22 中房温泉・登山口スタート H1,462m
8:58 第1ベンチ
9:31 第2ベンチ H1,820m
10:05 第3ベンチ
10:45 富士見ベンチ H2,200m
10:56 同発(休11分)
11:23 合戦小屋 11:56(昼休33分)
12:15 三角点 12:20
13:10 燕山荘 13:25(休15分)
14:09 燕岳 14:12 H2,763m
14:54 燕山荘ゴール(泊) H2,704m

《コースタイム》
◎中房温泉〜4:10〜燕山荘〜30〜燕岳〜25〜燕山荘
計5:05(予想6:30、実際6:32)
●3日目、7/22(火)のルート
05:55 燕山荘スタート H2,704m
06:31 蛙岩
06:53 大下り
08:30 鎖場
08:37 分岐(左:常念岳、右:槍ヶ岳)
08:53 (休20分)9:13
09:28 大天荘 09:35(休7分)
09:42 大天井岳 2,922m
09:52 大天荘 10:11(休19分)
11:07 東天井岳?南側(休)
11:38 横通岳北側の道標(休)
13:19 常念小屋 13:46(休27分)
15:16 常念岳 15:17
16:20 常念小屋ゴール(泊) H2,450m

《コースタイム》
◎燕山荘〜2:30〜大天荘〜3:00〜常念小屋〜1:00〜常念岳〜45〜常念小屋
計7:15(予想9:00、実際10:25)
●4日目、7/23(水)のルート
06:04 常念小屋スタート
06:19 第3ベンチ
06:24 第2ベンチ
06:34 第1ベンチ(休)
07:06 胸突八丁 H2,090m
07:43 笠原沢 H1,900m
08:12 エボシ沢 H1,750m
08:36 大滝 8:44(休8分)
09:24 山の神 H1,480m
09:35 一の沢登山口(休) H1,260m
09:50 路肩Pゴール H≒1,200m

《コースタイム》
◎常念小屋〜3:10〜一の沢登山口〜20〜登山者P
計3:30(予想:4:30、実際3:46)
↓記録写真↓
《2日目、7/21(月)》
 事前に車の回送を手配し、8時に中房温泉で車を渡すことになっている。20分くらい前に終点のロータリーに着いたが、終点Pは一般NGだった。下の駐車場に引き返したが最寄のところは満車のため、再び終点ロータリーで業者を待った。概ね約束の時間に車を預けて、登山口に向かう。
 燕岳〜常念岳縦走は通常1泊2日らしいが、今年初めての3,000m級の山なので足の心配があること、コマクサ咲く燕岳をゆっくり見たいこと、燕山荘に泊ってホルンを聞きたいことで2泊3日の行程にした。

8:22 中房温泉・登山口スタート H1,462m
終点ロータリーの少し先に中房温泉と公衆トイレがある。
準備をし、登山届けを出してスタート。
 8:58 第1ベンチ
合戦尾根は北アルプス三大急登と聞いているが、登山道が歩きやすく作られているので登りやすい。それでも汗だく。約30分間隔で第2、第3ベンチとなり、休憩しやすいが、下って来た登山者で混雑している。

10:45 富士見ベンチ H2,200m 10:56(休11分)
第3ベンチまでは、立ち休憩程度だったので、荷を下ろして休憩。

合戦小屋までに見かけた花はゴゼンタチバナ、タカネニガナ、クロマメノキ?、ツマトリソウ、コイワカガミ、マイズルソウ、などでポツポツとしか咲いていなかった。
11:23 合戦小屋 11:56(昼休33分)
宿泊はできないが、食堂あり。
合戦小屋の看板の下に鬼のレリーフがある。そこでは鬼の形相で記念写真を撮っていた。真似てやってみたが、疲れた鬼の顔は迫力がなかった。
※合戦小屋の由来は、桓武天皇の時代、有間山に住む魏石鬼を坂上田村麻呂が退治したと伝えられる合戦の地、合戦尾根の名もそれにちなんで名づけられたと言います。
小屋に詳しい説明板があります。鬼を倒すための矢に使う山鳥の尾の話は思わず涙した。
  合戦小屋といえばスイカ!一切れ¥800は高いと思ったが、二切れを買った。
1/8カットを更に2分割したのが一切れと思って注文したが、1/8カットが一切れとのこと。大きいスイカなので食べきれないと思い、一切れを返品した。食後のデザートだったので二人で1/8が適量だった。そこそこ甘いが、塩分補給のため塩を振って食べる。
 火打ヶ岳で登山者から凍ったスイカをいただいて、おいしかったことを思い出した。大汗のあとのスイカは、格別においしい。名物にうまい物なしというが、ここで食べるスイカは格別だ。
12:15 合戦沢ノ頭 12:20
合戦小屋から20分位で、三角点のある小ピークに着いた。道標の標柱に何か付いていた形跡があるので、山名だったかもしれない。後日、調べると、この三角点ピークは「合戦沢ノ頭、2488.24m」だった。

三等三角点:濁沢 2488.24m確認
 三角点からの緩い尾根にはタカネナナカマドの白い花が咲いている。と言うことは紅葉時期もこの尾根は混雑するのかも?

 合戦小屋を過ぎると花が多くなる。クロウスゴ、アオノツガザクラが多くなり、コイワカガミ、ミツバオウレン、コケモモ、チングルマ、オオバキスミレ、ショウジョウバカマ、ベニバナイチゴ、ミネザクラ、キンポウゲ、ノウゴウイチゴ、サンカヨウ、ウメハタザオ、シナノキンバイ、etc


 尾根に近づくに連れガスで視界が悪いが、下ってくる人は槍ヶ岳が良く見えると言っていた。尾根を境にして西(槍ヶ岳側)が晴れ、東(松本の麓側)が雲の中とのこと。
13:10 燕山荘 13:25(休15分)
宿泊の手続きをして、空身で燕岳へ向かう。
登山道脇にコマクサが満開だ。花や奇岩が美しいので牛歩状態。
1泊2日の行程だったら、こんなにゆっくり散歩している余裕はなかっただろう。燕山荘泊まりの行程を自画自賛。

燕岳への稜線に咲く花で一番多いのは、もちろんコマクサ。次はミヤマキンバイとタカネツメクサ。少ないがミヤマクワガタ、コケモモ、ハクサンイチゲ、イワヒゲ、?スミレなど。


踊るコマクサ
燕岳に向かって右(東)は雲海だが、左(西)からの風に押し戻され、雲が稜線を超えることは無い。
花崗岩の白と緑のコントラストが美しい。奇岩のオブジェも楽しい。
14:09 燕岳 2,763m 14:12
二等三角点:燕岳2762.96m 確認
山頂は10人いたらこぼれ落ちるくらいだが、今日は混雑なし。昨日は混雑していたらしいので、さぞ大変だったろう。山頂標識は珍しく、標柱でも道標でもない。「燕岳頂上2763m」と掘り込んだ小さい石だけだった。標識は小さいが展望は大きい。

石の山頂標識

二等三角点:燕岳の柱石

左「イルカ岩」、上「メガネ岩」 登れるようにステップが切ってあるが、立入禁止のようなので、見るだけ。
燕岳から下山中、メガネ岩を過ぎると、燕山荘の上にメガネ青空。

燕山荘から大天井岳への稜線も美しい。
明日の縦走が楽しみだ。

左(東)の雲が後に幸運をもたらすとは思ってもいなかった。
14:54 燕山荘ゴール(泊) H2,704m
コースタイム5:05(予想6:30、実際6:32)
燕岳に向かう景色、燕岳から燕山荘方向の稜線、奇岩、コマクサと素晴らしさが詰まっていた。
早速、この感動をノドで味わう。(生ビール)
しかし、その後、不整脈が出てしまったので、明日はビールを控えねばなるまい。
15:49 《ブロッケン現る!》
 テント泊の若者が方位盤に腰をかけていたので、どいてもらった。
失礼なヤツと思ったが、話すとなかなかの好青年だった。その彼が突然、
「ブロッケンだ!」と奇声を上げた。
東のガスった方向を見ると、本物のブロッケンだ!。(初めての遭遇だが、他の人の体験談と一致するので本物と判断した)十数人はいるのに自分の影だけが丸い虹に包まれている。なんとも不思議な光景だった。ブロッケンショーは5分程続いた。

皆、手を上げたりして確認していた。私も手を上げてみると確かに影も手が上がる。しかし、手をあげたままでは写真が撮れない。次は、副隊長とどの位近付いたら同時に虹に入れるか実験してみた。1m離れると別々のブロッケンで、50cm以内だと二人ブロッケンとなった。(右写真は虹の中に二人入っている)

 一旦、西の槍ヶ岳を見に行って戻ると第二回ブロッケンショーが始まった。
 尾根の東が薄っすらとガスって、西側から時折日差しがある。この晴れたり曇ったりの天気が良かったのだろう。この時、この場所に居合わせたことをに感謝した。

15:55 槍ヶ岳、東ではブロッケン西は槍ヶ岳の展望と行ったり来たり。

西方向のパノラマ
(クリックすると1800ピクセル)
17:00 夕食(我々は1回目)
ハンバーグと魚の煮付けがメインで、デザートは杏仁豆腐。すべておいしい。
 食堂で同席だった山形夫婦が、宿の衛星電話を借りようとしていた。ドコモなら繋がるらしいので私の携帯を貸した。そしたら、明日の常念小屋の予約電話だったので、ついでに我々の分も予約していただいた。
夕食後は恒例のホルン演奏だ。1時間の公演?で、ホルンは数分だが普段聞くことの無い音色が暖かい。オーナー赤沼氏の自然や山に対する想いを聞いたことは楽しく、心に感じるものがあった。コマクサの生態については若干知ってはいたが、改めて聞いて、明日からは登山道のロープが無くても踏み込んで写真を撮ることはないだろう。
人数が多い時はホルン演奏のみの場合もあるらしい。ここでも1日ずれた恩恵を味わった。
《燕山荘》
部屋:敷きフトン2枚の小部屋で、寝袋は4枚。前日の7/20は、3連休の中日だったので、この部屋に4人だったと言う。1日ずれただけで、二人で一部屋使える。申し訳ないほどの幸せだ。
カーテンもあるので快適な個室だった。廊下向かいは大部屋となっている。乾燥室の中にはカーテンで仕切られた更衣室があった。1泊2食¥9,800、弁当¥1,000
2014年7月21日、合戦尾根〜燕岳の花
写真以外に、タカネニガナ(白、黄色)、ショウジョウバカマ、ノウゴウイチゴ、ミヤマクワガタ、ハクサンイチゲ、カラマツソウなど


ゴゼンタチバナ

コイワカガミ

マイズルソウ

ツマトリソウ

ミツバオウレン

チングルマ

ベニバナイチゴ

タカネナナカマド

アオノツガザクラ

クロウスゴ

コケモモ

オオバキスミレ

サンカヨウ

ウメハタザオ

コマクサ

タカネツメク

ミネザクラ

シナノキンバイ

コケモモ

キンポウゲ?

?スミレ

イワヒゲ

ミヤマキンバイ

コマクサ
****************↑7/21、↓7/22****************
《3日目、7/22(火)》
3時過ぎから早立ちの人や、ご来光見物でバタバタしていたが、せんぼく隊はいつものように出遅れ、ご来光予定の4:30ころに外に出た。スカッとしたご来光ではなかったが、モルゲンロートの燕岳や槍ヶ岳が美しいく、大勢の人が朝焼けに染まっている姿がなんとも幸せそうで良かった。

モルゲンロートの燕岳と幸せな人たち

モルゲンロートの槍ヶ岳
04:55 燕山荘の朝食。
4:30過ぎから朝食OKだったが、混んでいないので、ご来光を見てから食堂に行った。

朝食は、シャケとスクランブルエッグ、ハム。デザートにゼリー。
早立ちでおにぎりだと、この量のタンパク質は補給できないので、今日の縦走にそなえて、しっかり食べる。
05:55 燕山荘スタート H2,704m

燕山荘前から見た燕岳と残雪のテン場(右写真)
テントの朝は早いと思ったが、意外にのんびりしている。

進行方向の槍ヶ岳には雲がかかっているが、これから向かう大天井岳が正面に見える。

振り返ると燕岳。雲が無くなるまで、しばらく待ちたいところだが、今日は先が長いので燕岳にお別れする。 
数分進むと、大天井岳から先の常念山脈が現れた。今日の目的地である常念岳の頭が小さく見えた。(左写真)

登山道脇にはコマクサやコケモモが多く、シャクナゲが若干残っている。アオノツガザクラや?スミレ、ヤマハハコ、シナノキンバイ、コイワカガミなども咲いている。時期が過ぎたハクサンチドリも稀に咲いていた。
 前も後も稜線が美しく、何度も何度も振り返り、燕岳と燕山荘をみる。30分位歩くと槍ヶ岳の雲が取れて穂先が現れた。(右写真)

前方には山形夫婦が同じペースで歩いている


06:31 蛙岩
大岩に挟まれた通路を抜けると、蛙岩の道標。どれが蛙なのか?想像力が足りないのか?
(右写真の岩のどれかが蛙岩だったのかも?)

06:53 大下り(写真左の道標から下る)
槍ヶ岳から鷲羽岳の稜線も雲が取れ始め、雄大な景観を眺めながらのトレッキング。

7:51 砂礫斜面にはコマクサが群生。昨日にも増して幸せを味わう。イワツメクサ、ウラジロヨウラク、カラマツソウ、ハクサンフウロ、イワウメ、etcと花が尽きない。

(クリックすると1800ピクセル)
7:47 槍ヶ岳〜鷲羽岳〜水晶岳〜立山の山なみもクッキリしてきた。鷲羽岳と水晶岳は燕山荘の方位盤で確認したのに、もうどれがどれだか解らなくなったが、 この景観が表銀座と言われるゆえんなのだろう。
写真は後日、カシミールで確認し、山名を記入した。

8:01 大天井岳(左)と槍ヶ岳(右奥)
08:30 鎖場
鎖とハシゴで少し下ると、気が遠くなるような登り返しが目の前にある。(左写真)
シコタンソウ発見。アケボノソウのように斑点がキレイ。後日、写真を見てピンボケにガッカリした。



08:37 分岐(左:常念岳、右:槍ヶ岳)、表銀座はこの分岐から槍に向かう。我々は左に折れ常念へ向かう。

振り返り見る燕岳からの稜線
08:53 (休20分)9:13
これまでのアップダウンは冷たい西風だったが、大天井岳の東を巻くキツイ登りはカンカン照りとシャリバテでノロノロ歩く。副隊長も寝不足と高山病の兆候でバテバテだった。

大天荘は近いが、たまらず大休憩


キバナシャクナゲ、イワウメが少々とミネズオウが群生している。ミネズオウは赤味が少ないのが残念。ピンボケはもっと残念。
09:28 大天荘 09:35(休7分)
花に癒され、他の登山者と山座同定を楽しみながら、やっと大天荘に着いた。1泊2日の行程ならば、大天荘に泊る予定だったが、今回は通過となる。ベンチで休養の副隊長を残し、単独で大天井岳へ向かった。
09:42 大天井岳 2,922m
大きい山だが、山頂は岩ゴーロで10人が立てる程度だった。

山頂は表銀座の展望台のようで、360度遮るものがない。今日一番の景色を写真に収め、9:46?下山。

往路7分、山頂4分、復路6分

三角点全景

三等三角点:天章山2922.05m確認



槍穂のやまなみが美しい  7/22/9:44大天井岳より

(クリックすると1800ピクセル)
大天井岳山頂からのパノラマ
常念岳〜穂高〜槍

9:45 大天井岳(大天荘より副隊長が撮影)
09:52 大天荘 10:11(休19分)
大天荘で二度目の休憩。副隊長は43分の休憩で、回復したようだ。ここからは山形夫婦より先行する。

稜線にはコマクサが所々に咲き、時には一面チングルマになる。
他にはオヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ、イワベンケイ、ミヤマコゴメグサ、?黄色のスミレ、ツガザクラ、コケモモ、イワツメクサ、ヤハズハハコなどが咲いている。




大天荘を過ぎると槍・穂が真横になり、縦走のお供となる

チングルマ

ミヤマキンバイ

10:50 東天井岳から横通岳の稜線と雲が美しい
ドラマ「坂の上の雲」のエンディング映像は白馬岳(小蓮華山)の稜線だろうが、、ここの稜線もまた素晴らしい。
後日、記録をまとめるときに「坂の上の雲」の主題歌を聞きながら写真を見ると感動が倍増した。

ちいさな光が 歩んだ道を照らす
 希望のつぼみが 遠くを見つめていた
 迷い悩むほどに 人は強さを掴むから 夢をみる
 凛として旅立つ 一朶の雲を目指し

11:07 東天井岳?南側(休)
東天井岳はピークを巻いて抜けた。振り返ると東天井岳の山頂が見え、5〜10分で行けそうだが、気力はない。

前方には雪渓越しに常念岳が見える。(右写真中央)しかし、まだまだ遠い。雪渓を横断するのか?と思ったが、左に巻いてから横通岳の稜線に行く。

11:38 横通岳北側の道標(休)
横通岳への登りを前に昼食。左常念岳、右大天井岳の道標があり、広場のようになっている。

巻道の脇にもコマクサ。半日はコマクサを見て歩いた。
12:38 雷鳥
雷鳥発見!というより雷鳥が鳴いていたので解った。ヒナが3、4羽いて、メスがしきりに鳴いてヒナを集めているようだった。ヒナは気ままに遊んで?いるので、親鳥がヒナの方に近づいていった。

後続の山形夫婦に教えたかったが、雷鳥が驚くといけないので声を出せなかった。
宿に着いてから尋ねたら親鳥は見たがヒナは解らなかったと言っていた。
 
13:19 常念小屋 (休27分)
すれ違う登山者から200人位の中学生がいると聞いていた。なるほど中学生のかたまりがいた。
実際は100人程度で、次の100人と入れ替わるらしい。
燕山荘と違って、かなり寂しい小屋と思っていたが、まったくの想定外。

受付し、2階の大部屋に案内されたが、もうすぐ着く山形夫婦と同部屋にして欲しいとお願いし、5人部屋に変更していただいた。
13:46 常念岳へスタート
サブリュックを持ち、常念岳へ向かう。中学生は既に出発したようで、残留組が大声でコールしていた。
今日登っておけば、明日は3時間の下りだけなので、帰宅が楽になる。
明日のためにと歩くが、ペースが上がらない。全部が浮石のような登山道、と言うかゴロゴロ岩と浮石だらけの山だった。こんなに歩き難い山は珍しいのでは?それに加え縦走で体力が残っていないためか妙に疲れる。
越されっぱなしだったが、唯一越したのが女子中学生と引率の先生二名だけ。彼女は山頂に行き着くのか?と心配だが、バテバテの自分も心配だ。

14:31 約40分経過、小屋は小さくなったが、山頂は遠い

中学生は既に山頂に立っている

山頂まであと5分

15:16 常念岳 15:17
 常念岳の山頂は大岩だらけで、狭い。中学生の団体は南側に下った所で集合していた。
山頂には我々と単独のお姉さんだけ。そのお姉さんに写真をとってもらい即下山。
お姉さんは中房温泉からここまで1日で来たそうだ。我々が2日かけもバテバテなのに、超人的な人もいるものだ。
中学生より先に下ったが、途中で果物を食べていたら数十人に超されてしまった。クラスの切れ目に入り下山する。中学生は下山のスピードが速い!これでは引率の先生も大変だろうと思った。早すぎて次のクラスと離れてしまったので、ちょっと停滞。その間に先頭に出て、いつものようにノロノロと下った。

《常念岳登山時間》
登り1:30(コースタイム1:00)
下り1:03(コースタイム45分)
16:20 常念小屋ゴール(泊) H2,450m
コースタイム7:15(予想9:00、実際10:25)


部屋に入ると、山形夫婦は常念岳を登らず休んでいた。着替えをどうぞと、部屋を空けてくれたので、体を拭いてサッパリとなった。大部屋ではできないので、小部屋に移れたのはラッキーだった。
談話室では山形夫婦や他の登山者がアルコールを補給していた。昨日はビールを飲んだ後で不整脈が出てしまったので、今日は飲まないつもりだったが、縦走をがんばった体と心のリフレッシュにと少しだけビールを飲んだ。今回は不整脈はでなかったので一安心。

18:00より夕食。メインはハンバーグでコンニャクゼリー3個付いていた。
《常念小屋》
標高:2,450m、収容:200名
部屋は、敷きフトン5枚の小部屋で、布団はブレスサーモ+毛布。暑いので毛布だけで十分だった。二組夫婦だけだったので概ね快適だった。飲料水、洗面の水は問題なし。
1泊2食¥9,800、弁当¥1,000

2014年7月22日、燕山荘から常念小屋の花
写真以外にヤマハハコ、ハクサンチドリ、イワツメクサ、コケモモ、イワツメクサ、などが咲いている。

コケモモ

シャクナゲ

ヤハズハハコ?

アオノツガザクラ

キバナノコマノツメ

シナノキンバイ
コイワカガ
ミネザクラ

ウラジロヨウラク

、ハクサンフウロ

シコタンソウ

シコタンソウ

ミネズオウ

オヤマノエンドウ

ツガザクラ

イワツメクサ&コマクサ

ミヤマコゴメグサ

カラマツソウ

イワウメ

チングルマ

ミヤマキンバイ

イワベンケイ

キバナシャクナゲ

?スミレ、キバナノコマノツメ

シラタマノキ?
****************↑7/22、↓7/23****************
《 4日目、7/23(水) 》
朝焼け、ご来光は不発に終り、5時から朝食。
温かいご飯と味噌汁。今日も朝ごはんがおいしい。行程が短いので、モーニングコーヒーでゆったり。

06:04 常念小屋スタート

小屋の屋根越しに、今日も槍ヶ岳が尖がっている。

昨日より男前?の常念岳
写真では、あの浮石の辛さが解らない。

小屋前の広場が「常念乗越2,460m」。これで槍の見納め。ここから「一の沢1,300m」へと1,160mの下りとなる。
06:19 第3ベンチ、あと300m
06:24 第2ベンチ、あと500m
06:34 第1ベンチ、あと800m(休)
なぜか近い間隔でベンチがある。下りだからそう思えるのだろうか?
間もなく、前方に山形夫婦発見。てっきり常念岳に登っていると思っていたが、よほど膝が悪いのだろうか?
でも、下りのペースは我々と同じだった。

6:48 雪渓の残る沢に掛かる丸太の橋を渡る。ここが「最後の水場」?(左写真)

07:06 胸突八丁 H2,090m 一時、雪渓を下る。あちこちで雪渓が崩壊しているのでチョット心配。

07:43 笠原沢 H1,900m、ベテラン母&小学生とすれ違う。
08:12 エボシ沢 H1,750m、約2時間で、常念小屋〜一の沢の中間地点に到着。(上写真)
08:36 大滝ベンチ 8:44(休8分)
中学生の一団とすれ違う。昨日の中学生と入れ替わるのだろう。
中学生は沢に流れ込む支流から給水していた。きっとおいしいのだろうが、我々は足りている。コーヒー用に持ち帰りしたいが、まだ2.1kmあるので断念。

09:24 山の神 H1,480m
09:35 一の沢登山口(休) H1,260m
一の沢登山相談所、トイレがある。まもなく山形夫婦もゴール。
我々のゴールは回送されているはずのマイカーだがはたしてどこに停まっているのか?
回送の人が、登山口に近い路肩が空いていればそこに停めておくと言っていた。
《常念小屋から一の沢の花》
ミネザクラ、カラマツソウ、イワイチョウ、ヨツバシオガマ、オトギリソウ、ニッコウキスゲ、ホタルブクロ、クルマユリ、ミネウスユキソウ、キバナノ?ホトトギス、ウツボグサ、
09:50 一の沢登山口下、路肩Pゴール H≒1,200m
コースタイム3:10+20(予想:4:30、実際3:46)
何度かの路肩でガッカリしたが、10分位で発見、ゴール。
登山者駐車場の約半分の距離だったかも?


コースタイム3:10+20(予想:4:30、実際3:46)
2014年7月22日、常念小屋から一の沢の花
写真以外にカラマツソウ、イワイチョウム、カゴトラノオ?、ヤマハハコ、ヤマブキショウマ?、ウツボグサ、などが咲いている。

ミネザクラ

ニッコウキスゲ

オトギリソウ

ヨツバシオガマ

ホタルブクロ

クルマユリ

ミネウスユキソウ

キバナノ?ホトトギス
↓三角点のデータ↓
山名
コード
等級
点名
標高
合戦沢ノ頭
TR35437457801
三等三角点
濁沢
2488.24m

写真20140721
山名
コード
等級
点名
標高
燕岳
TR25437458701
二等三角点
燕岳
2762.96m

写真20140721

山名
コード
等級
点名
標高
大天井岳
TR35437453601
三等三角点
天章山
2922.05m

写真20140722
山名
コード
等級
点名
標高
横通岳
TR35437451801
三等三角点
赤樽
2767.11m
未確認 前常念岳
TR15437358901
一等三角点
常念岳
2661.90m
未確認
↓勉強コーナー↓
《常念山脈と表銀座》
※常念山脈 : 霞沢岳〜蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳〜燕岳〜唐沢岳と南北に連なっている。
※表銀座 : 中房温泉〜合戦尾根〜大天井岳〜東鎌尾根〜槍ヶ岳へ至る登山コース

《リンク》
駐車場、他:燕山荘グループのWEBサイト
駐車場、他:安曇野の旅
燕山荘
常念小屋
↓その前に↓
《1日目、7/20(日)》
 何度も松本市を通ったが、松本城を見たことが無かったので、移動日に松本城+浅間温泉を計画した。
入場券売り場で1時間待ちと言われたが、実際は40分程度だった。
観光客や子供連れ観光客の長蛇の列に加わる。しばしガマンし、駆け足で見学しようと思っていたが、城に入るとまたもや行列。階段が急なためか大渋滞。結局1時間半を費やし見学が終わった。人気スポットを見たという、ささやかな満足感を得て、次の予定の浅間温泉「枇杷(びわ)の湯」へ言ってみたらここも大渋滞で駐車場にすら入れなかった。地元の方に教えてもらった蕎麦屋で夕食後、「ホットプラザ浅間」で入浴、その後、道の駅ほりがねの里で移動日終了。
↓それから↓
《4日目、7/23(水)》
下山後、副隊長が、常念小屋でゲットした入浴割引券に引かれて、「ほりで〜ゆ〜 四季の郷」へ行った。500円のところ100円引き。値段の割りに豪華な風呂で、露天風呂は庭が広すぎて、裸のおっさんが日光浴している様が奇妙だった。施設内レストランの蕎麦がおいしく、つゆのダシも最高。デザートに食べたスイカもおいしかった。ロビーで売っているスイカと同じとのことなので、買わずばなるまい。調達担当の副隊長は、直径40cm位のスイカ(1,500円)、ブルーベリー、トウモロコシを買い、常念岳よりも満足していた。帰りの中央自動車道お約束の規格外桃(120円〜200円)をゲットして帰宅した。問題は冷蔵庫に入らないほど大きいスイカをどうするか?
↓後記
花が多く、景色が良いのでとにかく写真が多い。まとめる能力と文才がないため、HPが写真だらけになる。整理に時間が掛かる。なんとかせねばと思いつつ次の山へ行く。次週は飯豊山、次々週は爺ヶ岳&鹿島槍ヶ岳。ああ、また写真と思い出が増え、整理に追われる。
《データ》
カメラSONY-NEX5、canonS95、sony-TX5、計796枚
車での走行距離は546km、燃費12.42km/L
通行料:往路海老名〜松本¥4140(休日)、復路 安曇野〜海老名¥5260(平日)、合計¥9400。
 
8諭吉
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HP03-336

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コマクサ&初ブロッケン&表銀座の大展望を堪能
燕岳・大天井岳・常念岳

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