7月からの登山に備え、足慣らしを開始。
道志二十六夜山に登った時に、山頂の案内板に「花の百名山」と書いてあった。
帰ってから調べると、「花の百名山」に二十六夜山の名は無く、「新・花の百名山」に秋山二十六夜山が載っていた。
いつか確認しに行かねばなるまいと思っていた。
藤野、上野原を通過したが、適当な昼食場所が無いままに秋山村(現在は合併で上野原市)に入った。
コンビニを探したが1軒も無く、二十六夜山(1)コースを過ぎ、二十六夜山(2)コース登山口に着いてしまった。これは困った。腹が減っては戦が出来ない。
倉丘山から下ってきた二人組の男性に、付近のコンビニを尋ねたが、無いそうだ。オニギリ1個ならあるけどとありがたい申し出だったが、行動食も必要なのでお礼を言ってコンビニ探しに出かけることにした。
空腹で、気力が無くなり、道志経由で帰ろうかなとも考えたが、10km先コンビニ発見。
食べたら気力が復活、二十六夜山(2)コース登山口に向かってトンボ返り。
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二十六夜山(2)コース登山口
事前調査では尾崎コース、浜沢コースがあることが解っていたが、この登山口からのコースは知らなかった。しかし、先程会った親切なハイカーが、「バイクなら林道を行けるのでこのコース良い」と言っていたので、標高を稼げる(2)コースで登ることにした。 |
登山口から700mまでバイクで進むと二又になっている。最初は右の林道を進んだが、200mで行き止まりとなり、赤鞍ヶ岳の登山口だった。引返し、二又の左へ進むも行き止まり。二又付近に車3台程度のスペースがあったので、バイクを停めた。バイクで登って楽をしようとした結果は如何に。 |
13:24 二十六夜山(2)コース林道行終点よりスタート
新しい林道が数十m先まであるが、プッツリと切れている。
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山道に入るが、道標のないことが不安。 |
13:37 出だしは踏み跡があったので良かったが、渡渉を繰り返すうちに沢の左右どちらにも踏み跡がなくなってしまった。(迷いA地点)結局、涸れ沢を登った。途中まであったピンクテープも見失ってしまった。意図しないルートファイディングになってしまった。暗くなったら、この沢を迷わず下れる自信はない。 |
13:54 沢がきつくなったので、右の尾根を巻いて進んだが迷いそうで沢に戻った。(迷いB地点)残る選択肢は尾根直登か撤退。会議の結果、このまま登山道のある尾根に出ることにした。直登を選んだが、これはキツイ!2、3歩で立ち木につかまらないと転げ落ちそうだ。ピンクテープがまったく見当たらないので、間違った尾根を登っていることは明白だ。
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14:21 巻道の登山道に合流
水平な道なのでどちらに進むか迷ったが、尾根に向かっている右方向に進んだ。踏み跡が嬉しい。
※後日、地図で確認すると、浜沢(キャンプ場)からの枝ルートで、左に行っても二十六夜山へ行けるようだ。
14:29 三日月峠(写真右)
このルートで初めての道標。尾根の登山道を二十六夜山へ向かう。
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快適、快適。ルートを見失って直登したことに較べたら、なんと快適なことか、正規?登山道の有難味がわかる。 |
14:42 分岐から、右の山頂へ |
14:45 二十六夜山、山頂
山頂は平らな部分がφ7〜8m程度で、周りは樹木で展望なし。
丸太ベンチで大休憩し、15:00 下山(休15分) |
標柱
「二十六夜山 972m 山梨百名山」
気になっていた「新・花の百名山」の標記が無い!と言うことは、行政的には道志二十六夜山が、「新・花の百名山」ということだろうか? |
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三角点全景
山頂の土が洗い流され、三角点が30cm位露出していた。 |
三等三角点:高が子 971.69m |
15:04 二十六夜塔
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《 二十六夜山の月待ち信仰 》
二十六夜山は、江戸時代に盛んとなった旧暦の正月と7月の二十六日の夜に、人々が寄り合い飲食などを供にしながら月の出を待つ二十六夜(三日月)待ちの行事に由来します。
この日の夜半の月光に現れる、阿弥陀如来・観世音菩薩・勢至菩薩の三尊の姿を拝むと平素の願いがかなうと信じられ、かつては、この二十六夜山の山頂で、麓の村人たちによって、遠く道志山塊から上がる月を拝む月待ちの行事が行われました。
※二十六夜塔の裏面には明治22年7月吉日の日付と麓の11の集落名が記されている
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二十六夜塔の北側に真っ直ぐ浜沢に下るルートがあるはずだが、道標もなく、探しても解らなかった。あきらめて、尾崎コースを下る。急な尾根に付けられた九十九折れの登山道のおかげで、下りやすい。
正規登山ルートは不安が無く、楽だった。
15:50 尾崎コースの獣ゲート(写真右) これからスタート地点まで戻る。舗装路歩きはイヤだが、往路を戻って道迷いしたら悲惨な状況になるので、やむをえない選択だった。 |
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山にはまったく花が咲いていなかった。そのためか?里のアジサイがやけにキレイ! |
16:19 アオゲラの森キャンプ場
ここに下って来る予定だったが、ルートが解らず、尾崎ルートを下った。後で考えたら、山頂下分岐の道標にあった「秋山村浜沢」に従って下れば、ここに着いたんだろう。 |
16:22 二十六夜山(1)コース登山口
看板には「展望のよい稜線を歩き、山梨百名山の一つである二十六夜山へ。山頂は雄大な南アルプスが一望できる大パノラマが楽しめます」とあった。えっ!山頂からの展望があったかな?樹木に囲まれて展望は無かった気がする。 |
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16:40 二十六夜山(2)コース登山口付近
少しショートカットして林道に合流する。
16:50 二十六夜山(2)コース林道終点ゴールっ! 雨がポツポツ落ちてきたが、ギリギリセーフ。
バイクで標高を稼いだが、周回したので無意味に終る。
コースは途中で見失ったので、失敗。
おかげで周回し、距離が伸びたのでトレーニングは満足。
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