天皇陛下傘寿のお祝いで、皇居乾通りの桜が今日まで一般開放されている。行ってみたいが、ひとごみが苦手なせんぼく隊なので、皇居とは反対方向の山北町のミツバ岳でミツマタを見ることにした。
前回のミツバ岳は2008年12月(HP03-151)で、花なし、登山者なしで静か過ぎる山行だった。しかし、ミツマタの時期だけは、登山者で大賑わいらしい。一見の価値があるか否か、行ってみよう。
権現山、ミツバ岳を周回すると5時間、ミツバ岳だけなら2時間。
現地の駐車場の具合と体調で決めようと言っていたが、副隊長が久々の山行なので、現地に着く前に2時間コースに決定した。 |
門沢橋より |
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Pには先客4台。富士山ナンバーの車がヘッドライトを消し忘れていたので教えてあげた。車の主もやはりミツバ岳とのこと。
9:12 寺ノ沢Pよりスタート
ここまでの道中、桜は満開を過ぎていたが、ここ丹沢湖は気温が低いためか、満開となっている。駐車場にも見事な桜があったが、気持ちが山に向かっているので、愛でるまもなく出発。
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9:17 滝壷橋「ミツバ岳入口」
Pから5分で登山口に着く。道標が新しくなっている。と言っても経年劣化で文字のテープが剥がれてきていた。観光協会がこのコースに力を入れて、新道標を設置したようだ。しかし、本当の山名である大出山(おおだやま)の文字が見当たらないのは何故だろう? |
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ミツバ岳入口から20分位、植林の中を登るとポツリポツリとミツマタが現れる。群生はしていない。
花の筒状部分に白毛が密生している。猫の足や猫柳のようで面白い。黄色になっている花が満開だろうか?
里でもミツマタを何度か見たが、今日ほどジックリ観察したことはなかった。
休憩らしい休憩もなく、ただただゆっくり登った。花粉症のため二人ともマスク着用なので、息が苦しくて急ぐことが出来ないのだ。それでも、マスクが息で濡れ呼吸が苦しくなる。杉林の中で杉の葉を踏み、その花粉に苦しめられている。いつかこの関係を終わらせたいものだ。 |
10:16 植林境
ミツバ岳入口から1時間位で、杉や檜の植林から抜ける。
明るい美林となり、気持まで明るくなる。
林業用作業道のような九十九折の登山道が歩きやすい。以前はこんなに緩くなかった気がする。観光協会が手を入れたのだろうか?前回は踏み跡が薄く、ルートを見失わないように注意して登ったが、今回はまったく迷う心配がない程、しっかりした登山道になっていた。 |
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10:34 ミツバ岳・大出山
往路 1時間22分
(コースタイム1:25+5=1:30)
三角点と標識のある山頂は、概ねフラットで30m四方位と広いが、ミツマタだらけでなので実際のスペースは標識周囲で10m四方位だ。だが、ここで休憩する登山者はいない。何故なら、鹿フェンスの切れ間から西に行くと富士山の展望地がある。こちらは5m×20m程度、日当たり良好。 |
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一番上の標識が滝壷橋「ミツバ岳入口」と同じスタイルなので、観光協会。
ほかは愛好家の手製のようだ。 |
ここが山頂西側の一等地で、 先客はPで会った富士山ナンバーの男女1組だけだった。金時山に行ってきてからのミツバ岳とのこと。還暦は過ぎていると思われるが、タフな人達だ。 |
三角点全景 |
三等三角点:世附村10 |
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先客が下山し、富士山の展望とミツマタがせんぼく隊だけのものになった。
ミツマタの木が多いのは知っていたが、満開のミツマタは圧巻だった。幸せの黄色。ほのかな香りにうっとりする。副隊長は化粧品売り場の香りと言うが、行く機会がないので解らない。とにかく、数本のミツマタでは得られない幸せを感じた。 |
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11:20 下山
平日なので、もう誰もこないと思っていたが男性二人組、女性三人組と続々とやってきた。いつまで居ても飽きることが無い山頂だが、昼には少し早いので下山することにした。
「良い山は直ぐにでも引き返したくなる」と田部井淳子が言っていたらしい。里山であっても同じことで、ミツマタ咲くミツバ岳もそんな山だった。
下山まもなく、団体さんが登ってきた。登り優先とは言っても、20人をやり過ごすのは忍耐がいる。引率者によっては途中で切ってくれるのだが・・・そんな気遣いは無かった。
12:13 滝壷橋
12:18 寺ノ沢Pゴール
復路 58分(コースタイム55+5=1:00) |
山頂から東方向に丹沢湖 |
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