ヌタノ丸を目指して二度の失敗に懲りず、今回が三度目の挑戦?になる。
一度目は2014/1/19、雪の中、奥野トンネルまで来たがタイヤチェーンを忘れたため撤退。
二度目は2014/2/1、難易度の低いルートから登ったが、自分のレベルはもっと低かったようで、コースミス。涸沢を登りつめられず敗退。
三度目の今回もイヤな予感がした。「二度あることは三度ある」まさしくその通り!
早戸川から2km位で積雪が多くて進めない。行き止りに2台、手前の路肩に2台がすでに停めてあった。ここから歩いても30分位だろうと思い、車を停めた。(実際の時間は1時間だった)
|
09:28 早戸川橋から約2km地点よりスタート。積雪は4駆ならクリア出来る所もあるが、落石が多いので、走行は出来そうに無い。 |
ガケからの雪崩なのか、吹き溜まりなのか、別世界となっている。これではバイクも無理だろう。
|
謎の原付スクーター発見!
この雪では押してもここまで来ることは出来ない。雪が降る前から放置してあったのか? |
10:33 魚止め 森の家(丹沢観光センター)付近作業用林道ゲート
予想の2倍、約1時間でやっとゲートに着いた。車のありがたみが身にしみる。 |
作業用林道に入り、右手の魚止め 森の家を過ぎる。NET情報では、この付近から蛙沢平鞍部への作業経路があるらしい。しかし、雪と落ち葉でまったく解らない。 作業用林道から左の小さい沢を渡り、急斜面の尾根?に取り付いてみた。 |
左に右に巻いても作業経路が現れない。急斜面で横に巻くのも歩きにくいので、直登するが、なまった体には辛い。途中で地形を見ると、予想ルートは谷筋だったことに気がつく。地図を確認すると、尾根を巻いて谷筋に出るより、直登で蛙沢平の山頂に向かったほうが近いので、直登を続けた。 |
|
|
11:10 蛙沢平(かえるさわだいら)725m
山頂と思えるピークに出た。GPSで確認するとP725はまだ50m以上先だったので、これ以上は下ってしまう所まで進んでみた。
ながーい山頂の北端がP725らしい。
山頂の杉林の中に大木が1本立っていた(樹種不明)。山名の標識、標高ポイント類は見当たらず、空き瓶が散乱していただけ。山頂まで植林なので展望もない。ほとんどフラットの山頂は南北に50m以上はあった。 |
|
山頂から南東方向に下るが、やっぱり道は無い。バラ線フェンスに沿って下ると、幅10m程度のヤセ尾根になり、朽ちたフェンスのドアをくぐる。
11:23 このドア付近が登ってくる予定だった鞍部だが、西(右)からのルートは見当たらない。 |
11:30 P≒720m 赤頭杭36
鞍部から7分の登り返しで、5×10m程度の小さいピークになる。
甘頭の白い杭36がある。 |
南(右)には残雪の丹沢三峰 |
11:36 鞍部の分岐
P≒720mから6分下ると鞍部になり、右に下る経路がハッキリとあった。これがどこに繋がっているのかは不明。 |
11:41 分岐(左:ショートカット?)
勇気がないので直進。 |
11:44 分岐(左:ショートカット?)、経路なのか?土留めなのか解らない。やっぱり勇気がないので直進。 |
珍しく岩山出現。巻こうと思ったが、巻ききれずピークを通過。フェンスの壊れたドアをくぐり、植林の斜面を登る。 |
北北東(左)にヌタノ丸を捕らえる |
11:51 分岐、P≒800m、山名なし
山頂は三叉路のピークになっている。フェンスが横断しているが、山頂部に穴があるので問題なく通過できる。
(写真は復路に撮ったので向きが逆) |
11:59 鞍部十字路
なだらかに下ること8分で城の空堀のようになっている十字路に出た。左は、私が躊躇したショートカットルートだろう。右は沢へと下るのだろうか?
(写真は復路に撮ったので向きが逆) |
|
12:05 ヌタノ丸
(ぬたのまる)775 m
(昼休21分)山頂はφ20m程度だが、同じくらいの高さが数十m続いている。三角点を探し回ったが見つからない。もしやと思って、こんもりと積まれた杉の葉を退けると三角点が出てきた。
三度目でやっと山頂を踏むことができたので、昼食がおいしい。
12:26 山頂発 |
|
愛好家の手書き山頂標識だが、かなり薄くなっている。 |
三等三角点:鳥屋村4 |
12:50 蓬平829m、山頂 10×20m程度 |
ピークの分岐から10分で蓬平に着いた。山頂はフェンスを越えるための脚立付近と思われる。標識類は見当たらない。フェンス越しにコンクリート杭、赤プラ杭、赤コンクリート杭(22)の3本が並んでいる。 |
蓬平山頂から数分下ると、尾根から右に巻いた道が現れた。久々に踏み跡を見たので嬉しい。きっと下りルートへのショートカットだろう。が、甘くはなかった。登山道と言うほどの道ではなく、斜面が崩壊しているところもあった。
13:05 分岐
怖かったが、無事に下りルートに合流した。が、このルートも甘くは無い。トラロープにつかまって下る。
|
|
13:15 作業用林道終点
約10分の急な下りが終わり、砂利敷きの作業用?林道に出た。勾配がきついので、4駆でも無理だろう。キャタピラの作業車で登るのだろうか? |
道路の土留めは丸太積みだった。これなら材料は豊富だが、いずれ朽ちて道路が崩壊するだろう。
|
13:34 作業用林道ゲート通過すると、帰りも雪中行軍 |
ゲートからの復路も約1時間。下りだが、雪があるので、ペースは上がらない。
14:28 スタート地点に帰着
車やバイクが増えていた。河原ではファミリーや外人単独ライダーが食事中だった。こんな奥まで来なくてもと思うが・・・ |