トレック日 2013年8月22日(木) 山の
データ
深田久弥の日本百名山
※深田百名山では後方羊蹄山(しりべしやま)
一等三角点百名山
北海道の百名山
(道新版、山渓版、山渓新版)
場  所 北海道
メンバー せんぼく隊(senboku隊長・たかちゃん副隊長)
標高 羊蹄山(ようていざん) 1,898m
国土地理院三角点データ確認:2013/9/4
山名
コード
等級
点名
緯度
経度
標高
状態
羊蹄山
TR16440169402
一等三角点
真狩岳
42°49′41″.6390
140°48′40″.2492
1892.74 m
2011/10/31 正常

2013/8/22撮影
所在 北海道虻田郡京極町字川西334番地
標高差 標高差1548m、累積標高差1698m
時  間
距  離
山行 9時間49分 (歩8:50+休59)
コースタイム7:30(お鉢廻りすると+50)
往路(休込)5:18>コースタイム4:20
復路(休込)3:56>コースタイム3:10
総沿面距離 14.3km
移 動
P・WC
車(ノア)
P:半月湖野営場P15台程度、他に半月湖公園P数十台あり
WC:各Pにあり、避難小屋は未確認
地図 & 標高グラフ
■前後の日程■
《8/21、移動・観光日》
5:13道の駅「もち米の里なよろ」発〜道央自動車道・砂川SA、岩見沢SA〜9:00小樽〜10:02天狗山グラススタジオ〜10:50あっぱれ亭・えび塩11:21〜11:47毛無山展望台〜12:55道の駅「名水の郷きょうごく」〜京極町役場〜14:39倶知安登山口下見〜15:57綺羅乃湯定休、温泉ゆころ〜18:04半月湖野営場P〜18:32半月湖公園P(車中泊) 380km

《8/22、羊蹄山登山》
5:10半月湖公園P発〜5:13半月湖野営場P着〜
5:28羊蹄山登山15:17〜15:40半月湖野営場P発〜15:57綺羅乃湯〜道の駅「ニセコビュープラザ」(車中泊)20km

《8/23、移動・観光日》
7:42道の駅「ニセコビュープラザ」発〜7:52羊蹄山の湧き水〜8:37洞爺湖湖畔9:15〜9:19昭和新山火山村・有珠山ロープウェイ・昼食〜12:06〜14:00苫小牧港手続き〜15:00病院で抜糸16:09〜16:34苫小牧港〜17:10乗船〜18:45「さんふらわーさっぽろ」出港(フェリー泊) 159km

《8/24、移動日》
7:24フェリーの朝バイキング〜14:00大洗港着〜14:15下船〜15:25守谷SA夕食〜18:16帰宅 185km
《トレックコース》
5:28 半月湖野営場Pスタート
 5:30 倶知安(ひらふ)登山口
 6:08 風穴
 
6:24 二合目(休)
 6:52 三合目
 7:10 四合目
 7:40 五合目
 7:45 朝食(休10分)
 
8:17 六合目
 8:53 七合目
 9:23 八合目
 
9:42 九合目 9:46
10:11 分岐
10:17 三等三角点:雲泉
10:37 一等三角点:真狩岳
10:46 山頂(昼休35分)
11:21 下山
11:55 分岐
12:15 九合目
12:48 七合目(休)
13:11 六合目(休8分)
13:36 五合目(休)
14:13 三合目
14:31 二合目(休6分)
15:16 倶知安(ひらふ)登山口
15:17 半月湖野営場Pゴール
↓記録写真 前日、8/21↓
 北海道南部の天候悪化が、あきらめていた利尻山の踏破につながった。こうなると北海道九座完踏の欲が出る。当初の計画では、利尻に行ったら次の日は礼文観光を予定していたが、止めて羊蹄山へ向かうことになった。
《8月21日》
まずは、北海道のコンビニで売っていた「京極の水」が湧き出ている所を探して、道の駅「名水の郷きょうごく」へ行く。隣接する「ふきだし公園」が目的の湧水地だった。幅2〜30mに渡って湧き出しているさまは圧巻だった。(右写真)
 京極村役場で「京極コース」の情報を仕入れた。結果として倶知安(比羅夫)コースにしたので、親切に教えてくれた役場の方には申し訳なかった。
 京極から真狩村へと羊蹄山を周回している間に、天気が回復し、真狩村?の山麓から羊蹄山の全容を始めて見ることが出来た。
時間が早いので、倶知安(比羅夫)コースの半月湖野営場Pを下見に出かけた。羊蹄国道の羊蹄山登山口から入ると正面に羊蹄山。
 ニセコ(グランヒラフ)スキー場入口付近の温泉に入り、羊蹄山を眺めながら夕食。 何度見ても見飽きない山だ。

 夕食後、トイレのキレイな半月湖公園Pで、明日の登山に備えて車中泊。
↓記録写真 登山日、8/22↓

5:28 半月湖野営場Pスタート

テント場の横を通り登山口へ

5:30 倶知安(ひらふ)登山口 H350m

緩い道でウォーミングアップ
6:08 風穴
と言われても岩に隙間がある程度で、良く解らなかった。登山道は風穴の手前から石ゴロになる。


6:24 二合目
(休5分)H600m
「羊蹄山登山リレーマラソン大会実行委員会」の標識があり、丸太のイスが4個
振返ると雲海とニセコアンヌプリがキレイ。

 8:17 六合目 H1200m
 6:52 三合目
 7:10 四合目
 7:40 五合目、少し先にシラカバ?が這っているので、ベンチ代わりにして朝食(休10分)
五合目付近から低い木のトンネルになる。登山道が掘れているので高さはあるものの頭上が危ない。

六合目までの花
ヤマハハコ、オオヤマサギソウ又はエゾチドリ、ヤマサギソウ、キツリフネ、ヨツバヒヨドリ、ツル?、ハイオトギリ、オトギリソウ、など

ツルの先に花が・・・?

オオヤマサギソウ又はエゾチドリ?

キツリフネ
 8:53 七合目
 9:23 八合目

 九合目は大岩ゴロゴロ。イワギキョウが咲いている。ゴム長の老夫婦が下ってきた。ここから右回りが良いか左回りが良いか尋ねると「どちらもすぐだよ」と言う。結局、時間の短い左回りで山頂に向かったが、すぐではなかった。あの老人はただものではないのかも?

9:42 九合目 9:46 H1700m
九合目で見上げた岩山を左に巻いて進むと、前方になだらかな丘が現れる。
山頂かと思ったが、お鉢の北側にある北山だった。

ウメバチソウ、エゾオヤマノリンドウ、イワギキョウなどが咲いている。
10:11 分岐
道標の柱の周りに小石を積み、風雪に耐えられるようにしている。かも?
分岐右は「火口中央道」。母釜と父釜の間を通って山頂へ。
分岐左は「山頂」。母釜を左から廻り、山頂に向う。

往路は登山者が多い左の道を行き、復路は「火口中央道」で下ることにした。

分岐から山頂方向のパノラマ。左は北山、中央右寄りに山頂がある。

分岐から左の道

10:17 北山 1843.7m
赤丸が三角点
 ケルンの手前に三角点がある。ケルンの所が北山と思ったが、標識は無かった。帰ってから、三角点の標高を調べると標高が北山とほぼ同じだった。と言うことは、ケルン手前の三等三角点:雲泉 1843.4mが北山だったのか?
※後日、役場で頂いた地図を見ると「北山(雲泉岳)」と書いてあった。
《三角点のデータ》
TR36440169401
三等三角点
点名:雲泉
標高:1843.4m(成果の公表を停止中)
2013/04/01 処置保留

母釜

釜の縁はなだらかで歩きやすいが岩場もある

大岩のトンネルを副隊長がくぐって通過した。
赤矢印のところ。

京極コースへの下り。ロープがあり、荒れている。止めて良かった。

岩峰に人が立っていたので山頂と思いきや、ただの岩山

ただの岩山を越えると
10:37 一等三角点:真狩岳

今度こそ山頂を捉えた。
写真中央岩峰に標柱が見える。

お鉢なのでどこでも山頂なんだろうが、標識のある山頂はここだ。

山頂より父釜を俯瞰する。広い大きい深い。

10:46 山頂(昼休35分)
往路(休憩込)5時間18分、コースタイムが4:20分なので約1時間のオーバーだった。

羊蹄山の標柱、下の白い看板は後方羊蹄山

山頂から南方向には、周回して避難小屋への険しいルートが見える。
往路で同じペースだった若者は周回を選んだようだが、年寄りは往路を下山することにした。
左下には真狩村、その先には洞爺湖が薄っすらと見える。

山頂からお釜のパノラマ。左側は避難小屋へのルート、右側は登って来たルート

11:21 下山。山頂から三角点、北山方向
「はだかの大将」
山下清ではなく、外人さんだ。前日、下見に来た時に上半身裸にリュックで舗装道路を歩いていた。ペアの日本人女性と半月湖野営場でテント泊で、彼は朝から「はだかの大将」だった。我々が先にスタートしたが、平地を行くように越していった。しかし、なぜか?途中でペースダウン。兎と亀よろしく、亀が追い越した。
下山20分位でやっと「はだかの大将」が登ってきた。とりあえず「ファイト!」と声をかけてすれ違った。
写真を見て、エゾオヤマリンドウに混じって変わったリンドウが咲いていたことに気がつき、調べると、「オノエリンドウ」という花だった。花好きのHPを見ると「本種は、日本アルプスと羊蹄山にしか生育していません。北海道の希少種に指定されています。」とあった。偶然とはいえ花を見逃さずに写真に収めたのはリッパ。(自画自賛)

※オノエリンドウ(尾上竜胆)
科名・属名:リンドウ科チシマリンドウ属
特徴: 草丈5〜20cmの1年草〜越年草。
 ユウバリンドウに似ているが、本種の萼裂片は被針形で、萼筒と長さが同じであることが異なる。
 花は淡赤紫色で長さ2〜2.5cm。
分布・生育地:本州(中部地方)、北海道(羊蹄山)、高山帯の草地

オノエリンドウ
こちらがエゾオヤマリンドウ?。
お釜付近にはメアカンキンバイ、イワベンケイなども咲いていた。

 復路は父釜と母釜の間の「火口中央道」を通って11:55 分岐に合流。もう少し時期が早ければすばらしいお花畑だったろう。


12:15 九合目 山頂から54分。コースタイム30分では無理!

五合目付近からニセコアンヌプリ
13:11 六合目
14:31 二合目(休6分)
15:16 倶知安(ひらふ)登山口
15:17 半月湖野営場Pゴール
小休憩だけで順調に下ったが、復路3時間56分コースタイム3:10には及ばなかった。
↓それから↓
8/23、道の駅「ニセコビュープラザ」で目覚めると羊蹄山。昨日登ったぞ。やさしそうな姿だが以外と厳しいヤツだな。
早朝、道の駅に農家がメロンやトウモロコシを持ってきた。開店まで待てない副隊長は特殊な交渉術でも使ったのか、買い占めてきた。
ニセコから洞爺湖に向って走ると、「羊蹄山の湧き水」の看板発見。規模は「ふきだし公園」に較べると小さいが、ペットボトルに入れる人には問題ない。
↓後記
北海道九座完踏、夢のような遠征だった。
復路のフェリーは新潟に着く新日本海フェリーを止めて、茨城・大洗に着く商船三井フェリーにした。2万円ほど高いが、いつものように山を終えると早く家に帰りたくなるので近い方になった。
前日にフェリーの予約を入れたが、ザコ寝しか空いていなかった。当日、早めに行ってベットの空きがないか聞いたところ、運良くベットに変更できた。ベットのおかげでよく眠れたが、悲しいかな早起きの習慣が身について5時には起きてしまうので、朝食までヒマをもてあました。
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HP03-317

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「えぞ富士」の比羅夫コース往復
北海道9座目 羊蹄山(ようていざん)

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