トレック日 2013年8月19日(月) 山の
データ
深田久弥の日本百名山
花の百名山 / 新・花の百名山
北海道の百名山
(道新版、山渓版、山渓新版)
場  所 北海道
メンバー せんぼく隊(senboku隊長・たかちゃん副隊長)
標高 利尻山/利尻岳(りしりざん/りしりだけ)  1,721m
長官山 1,218 m
国土地理院三角点データ確認:2013/9/4
山名
コード
等級
点名
緯度
経度
標高
状態
利尻山
TR26741611901
二等三角点
利尻絶頂
成果の公表を停止
成果の公表を停止
成果の公表を停止
2011/10/31 亡失
埋まっているはずの盤石が露出していた。柱石は見当たらない。
所在
標高差 標高差1499m、累積標高差1820m
時  間
距  離
山行 9時間22分(歩8:06+休1:16)
コースタイム:9時間
往路(休含)5:06分 コースタイム5:30
復路(休含)3:53分 コースタイム3:30
総沿面距離
15.2km
移 動
P・WC
フェリーで稚内〜鴛泊港往復
WC:
北麓野営場、6・9合目携帯ブース
日程&地図&標高グラフ
■前後の日程■
《8/18、移動・観光日》
5:39道の駅「風Wとままえ」発〜8:50稚内港、買い物〜9:11稚内港P〜9:50フェリー発〜11:30利尻島・鴛泊港着〜12:00ペンションみさき〜かのう亭・昼食〜14:00観光バスツアー17:00〜17:20頃ペンションみさき着(泊)

《8/19、利尻山登山》
5:05ペンションみさき発〜5:09北麓野営場着〜
5:15利尻山登山14:37〜15:00頃ペンションみさき着(泊)

《8/20、移動・観光日》
7:50ペンションみさき発〜8:45フェリー発〜10:29稚内港着〜10:44稚内港P発〜ポートセンターで洗濯〜11:12野寒布岬
(のしゃっぷみさき)〜13:21宗谷岬13:46〜14:48道の駅「稚内」〜17:12道の駅「びふか」温泉入浴夕食19:03〜19:38道の駅「もち米の里なよろ」(車中泊)263km
《トレックコース》
5:15 利尻北麓野営場
5:23 三合目・甘露泉
5:52 四合目(休7分)5:59
6:55
六合目・第一見晴台(休9分)7:04
7:56 第二見晴台
8:15
八合目、長官山(休13分)8:28
8:43 利尻山避難小屋
9:14 九合目(休11分)9:25
9:57 沓形コース分岐
10:21
利尻山(北峰)
(昼休23分)
10:44
下山
12:01
八合目、長官山
13:01
六合目(休8分)13:09
14:22 甘露泉(休5分)14:27
14:37
利尻北麓野営場
《参考データ》
鴛泊港近くの宿から利尻山野営場まで
L=3.6km、標高差+228m−26m
↓記録写真↓
雨の時は登らなかったので、スケジュールはお天気任せ。知床から利尻に北上する計画はあきらめ、利尻山を残して遠征を終えることになるかもしれないと思っていた。しかし、北海道の南(下)に低気圧があり羊蹄山付近の天候は最悪だった。北海道全体が曇り/雨だが、8/19日前後の利尻だけは晴れの予報だった。ダメ元で利尻の宿に電話すると1件目で2泊OK。8/16日、トムラウシ山を終え、帯広市の近くにいたので、南から最北端までの大移動となった。

18日、昼前に利尻入りしたので、観光バスで利尻島を一周した。私は21年前にも観光したが、副隊長は初めてなので、ウニ、ホタテを食べ、昆布を買って大満足。肝心の利尻山は雲の中。
19日、早朝、部屋の窓から利尻山がクッキリと見える。(右写真)宿の主人も5日ぶりに見えたと言っているので、余計に嬉しい。

5:05 宿の車で利尻北麓野営場へ。同宿の単身男性とGパン夫婦の計5人。
5:15 利尻北麓野営場よりスタート
船で見かけた大きなリュックの登山者はここにテント泊だろう。

甘露泉までは舗装道路。
5:23 三合目・甘露泉 標高270m
水はロングコースに備え2L、副隊長は1L持っているので、甘露泉は味見だけして登山道に入る。船で見かけたオジサンはここで1Lだけ補給。これで十分とのこと。


5:52 四合目(休7分)5:59発
休憩してください丸太がある。

六合目付近で振返ると
海の向こうに礼文島の山なみ。

海に突き出た小山が宿のあるペシ岬、手前にはポン山。
6:55 六合目・第一見晴台(休9分)7:04
気温が低くて快適、登山道良し、振返り見る景色良しで、疲れが少ない。
 花はミミコウモリ、ミヤマアキノキリンソウ、ヤマハハコ、ヨツバヒヨドリなどを見かけただけで少ない。リシリを冠した花はまだ現れない。
 青森の団体さんが先を行く。古希位と思うが、みな元気で、懐かしいなまりが飛び交っている。リーダーの統率良く、早い人に道を譲りゆっくりと登っている。
7:23 七合目・胸突き八丁

7:56 第二見晴台(写真右)
何度振返っても同じ海だが、飽きることはない。若干雲が出てきて礼文は隠れてしまった。山頂方向にも雲が出てきたが、快晴だと雲のオブジェもまた良い。

この付近から山頂までノコギリソウが咲いていた。

雲のオブジェ
8:15 八合目、長官山 1,218m(休13分)8:28
登るにつれ山容が見えなくなるのが普通だが、ここ長官山から見る山頂の美しさに何枚も写真を撮った。
ここまで、3時間(コースタイム3:20)
港で頂いた地図には「ここまで4時間以上かかるようなら、これ以上登らず下山しましょう」と書いてあった。登る前は気にしていたが、今日の体調には杞憂だった。

※一等三角点、見逃し
コード:TR16741613901
等級:一等三角点
点名:利尻山
標高:1218.30m

尾根に見える赤い屋根が避難小屋

8:43 利尻山避難小屋

小屋内部

九合目
小屋前後の登山道にはリシリブシ(トリカブトとそっくり)が群生している。他にはナガハキタアザミなどが見られる。

9:14 九合目(休11分)9:25
滑りやすい砂礫を階段状にするアイデア商品のような土留めがある。おかげで歩きやすい。
《九合目から山頂間の花》
ハンゴンソウ?、イブキトラノオ?、ウメバチソウ?、ミソガワソウ、タカネトウウチソウ、エゾカワラナデシコなど時期が終わった花が若干残っていた。シコタンハコベと思われる可憐な花は写真がイマイチで残念、ホソバイワベンケイは砂礫岩稜地帯に咲いているような花だが、他の花とごちゃ混ぜで咲いていた。

九合目より山頂

沓形コース分岐手前で振返ると、九合目、避難小屋、八合目と登って来たコースが一望できる

沓形コース方向

9:57 沓形コース分岐
沓形コース分岐からが砂礫の急登で足がズルズル。下から見たときのピラミダルな形からは想像できない荒々しさがある。瑞牆山のような尖った岩峰も見える。
10:21 利尻山(北峰)
(昼休23分)
往路5時間06分、休憩を除くと4時間26分。コースタイム5:30なので、かなりハイペースだった。自分では解らないが、今までになく体調が良かったのだろう。副隊長はキツかったらしいが、気温・登山道状況に助けられた。
山頂は10m四方程度で、大勢の休憩には不向きだ。大山神社があり、船のスクリューが奉納されている所が利尻らしい。

快晴だった空は山頂だけがガスっている。これまで快晴だっただけに残念だが、展望は満腹なので問題ない。
二等三角点:利尻絶頂は見当たらないが、埋まっているはずの盤石が露出していた。

昼食のおにぎりがおいしい。宿のお米の銘柄はなんだろうか?宿に帰ったら聞いてみたかったが、のど元を過ぎると忘れてしまったようだ。
ガスに覆われているが、南峰は近いので見える。南峰は登頂・通行禁止なので、当然行かない。
10:44 下山
同宿の単身男性も登って来た。

11:02 沓形コース分岐
沓形コースの「親知らず子知らず」と言う場所が危険らしく、注意看板があった。
12:01 八合目、長官山 1,218m
Gパン夫婦は現れないので登ってこなかったと思っていたが、八合目で会った。彼らは八合目、長官山が目標だったが、九合目まで行ってきたそうだ。かなり疲労の様子。


※一等三角点、見逃し右写真の右側、写っていない部分にあったのかも?
コード:TR16741613901
等級:一等三角点
点名:利尻山
標高:1218.30m
 長官山で余分な水は捨てようと言っていたら、近くにいた女性が「すてるなら頂戴!」と言った。人にあげるのに古いのは失礼と思って、「京極の水」をあげた。これが大失敗。残ったスポーツドリンクを飲んだら、炭酸のようになっていて、舌がピリピリするので本当に捨てることになった。人にあげて自分が水不足になるとは情け無い。「山の水は命の水」これからは余分でも捨てないようにしよう。
12:24 第二見晴台
12:47 七合目
13:01 六合目(休8分)13:09
13:29 五合目(休5分)13:34
13:58 四合目
14:22 三合目・甘露泉(休5分)14:27
水不足だったので、ことのほかオイシイ。
14:37 利尻北麓野営場ゴール
復路(休含)3:53分 コースタイム3:30、休憩も少なく調子よく下ったが、やはり「せんぼく隊」は下りが遅い。
↓利尻山で見た花↓

ハンゴンソウ?

シコタンハコベ


ホソバイワベンケイ

シコタンハコベ

ミソガワソウ

ノコギリソウ
↓後記
 Gパン夫婦が宿に帰ってきた。階段を登るのが辛そうだ。我々は1階に部屋替えになったのでラッキーだった。少し遅れて単身男性も帰ってきた。これで全員戻った。
 同宿の単身男性とは帰りの船も一緒だった。四国から東京へ単身赴任中にあちこち登山しているそうだ。歳も近いのでカッパエビセンをつまんで山談議。

2015/8/23追記
長官山に一等三角点があることを知り、写真を調べたが写っていなかった。一等三角点のデータを追記。
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HP03-316

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標高差は大きいが歩きやすいコース
北海道8座目 利尻山(りしりざん)

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