前日の夜に、望岳台Pに着いた。横浜の軽1BOXのおじさんが暗い中でまったりとしていた。2泊3日で天人峡からトムラウシ、大雪山を周回してきたそうだ。疲れている様子もなく明日は十勝岳とのこと。縦走はうらやましいが体力が伴わないとまねできない。
望岳台のトイレはイマイチだったので、数分下った白金温泉のPで車中泊した。 |
6:07 望岳台P着。
昨晩は5、6台だったが、13台位になっていた。駐車場100台とは広いので問題ない。ガイド付きの女性6名グループが出発準備をしている。このグループは前後しつつ最後まで同じペースだった。
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6:17 望岳台Pスタート
天気は曇り。ガスっているが、視界は百メートル位。この地方の天気は地元の人も読みにくいらしいので、晴れたらラッキー程度の期待でスタートした。
だだっ広い火山礫の道に花は少ない。 |
エゾオヤマノリンドウ |
シラタマノキ |
マルバシモツケ? |
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7:22 雲の平分岐
コースタイム通りに約1時間で通過。
やっと青空が見え始め、十勝連峰が広がっている。しかし、目的地は解らない。噴煙が上がっているところを登るのか?
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後日調べると、噴煙の奥の三角形の山を左奥に巻いて登ったようだ。目指す十勝岳はまだ見えていない。 |
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7:37 十勝岳避難小屋、トイレ未確認
(無かったかも)
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壁際のベンチ、反対側は寝られる程度に広い板の間になっていた。 |
小屋から数分登ると直進方向は「前十勝コース立入禁止」の標識がある。ここで左の尾根筋に進路を変える。 |
初めて岩ゴーロの急登になる。これで噴煙から離れた尾根を登ることが解ったので安心だ。 |
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7:51 岩ゴーロから振返ると、避難小屋から望岳台までの道が見える。
8:16 穴凹大岩で休憩(8分)
ガスって、印がなければどこが道なのか解りにくい。所々に噴火で飛んできたと思われる穴凹大岩がある |
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ガスったと思うと間もなく青空になる。前十勝との間の谷間に残雪がある。日差しが暑いが、残雪があるせいか吹き抜ける風が涼しい。 |
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8:59、ついに十勝岳山頂を捉えた。昭和噴火口付近と思われる。今回はGPSデータが満タンになり数座分の時間データが消えてしまったので写真との突合せがが出来ない。 |
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小屋から岩ゴーロになった所にメアカンキンバイが終わりかけ(左)
以降は火山礫なのでオンタデの独断場となっていた。(右) |
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登山道左側が「昭和噴火口」 |
登山道右側が「62U噴火口」? |
登山道は火口の縁にしては広く平坦な道になる。
9:31 休憩(10分)山頂を捉え安心し、噴煙が流れて来ない所で休憩した。 |
平坦な道が終り、溶岩ゴロゴロの急登が始まる。キツイがどこでも登れるので、目印から離れないように自分で九十九折れに登る。
途中で昨晩話をした横浜のおじさんが下ってきた。我々より30分位早く発ったらしい。 |
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上ホロカメットク山方向かも? |
10:10 前十勝コース分岐「前十勝コース通行禁止」とある。目の前は山頂。 |
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10:34 山頂(昼食30分)
往路4時間17分(休憩込み)、概ねコースタイムなので満足。
山頂は大岩ゴロゴロで平らな部分が無い。10人以上がそれぞれケツに合った岩を見つけて休んでいる。我々もガマンできる程度の岩で昼食。
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標柱 |
十勝岳には三角点が無はずだが、この朽ちて丸くなった石杭は何だろう? |
それぞれの幸せ。山頂にて
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美瑛岳方向かも? |
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山頂からの展望は雲の切れ間に見える程度。それでも朝の曇天からすれば上出来だ。
登りでペースが同じだった、リュックの小さい単独のおじさんが近くで食事をしていた。小さいリュックから食べ物が出るわ出るわ。ドラエモンか?。タッパにゆで卵4個位、白菜満タンのタッパもある。キュウリが数本で味噌もある。どう見ても4人分はある。タマゴ1個とキュウリ1本を食べたようだが、ナゼあんなに多いのか。近くに座ればリュックの減量に協力できたのだが残念だ。
(あのキュウリと味噌のおいしそうなこと!脳裏に残っていたので、後日、我々もキュウリを持って登った。) |
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11:04 下山
11:21 前十勝コース分岐
13:05 十勝岳避難小屋(休6分)
望岳台の駐車場まで見える。
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13:22 雲の平分岐
真っ直ぐな登山道が長い 手ぶらの外人女性が登って行く。どこまで行くのか心配だったが、外人さんなので余計に声を掛けられなかった。登山者同士なら声を掛け易いが・・・。
14:07 望岳台Pゴール
復路3:03(休憩込み) コースタイム2:50
往復7時間50分(歩7時間20分+昼休30分)コースタイム:6時間55分 |
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