トレック日 2013年8月8日(木) 晴/曇 時  間
距  離
山行 7時間50分>コースタイム6:55
(歩7:20分+昼休30分)
往路4:17(休憩込み)> コースタイム4:05
復路3:03(休憩込み)>コースタイム2:50
総沿面距離 10.4km
場  所 北海道
メンバー せんぼく隊(senboku隊長・たかちゃん副隊長)
標高 十勝岳(とかちだけ) 2,077m
標高差 標高差1147m、累積標高差1149m
移 動
P・WC
車(ノア)、P:望岳台100台
WC:Pにあり。レストハウスは閉まっていたので不明
山の
データ
深田久弥の日本百名山
花の百名山
北海道の百名山
(道新版、山渓版、山渓新版)
地図 & 標高グラフ
■前後の日程■
《8/7大雪山登山》
6:20道の駅「ひがしかわ道草館」発〜7:36大雪山旭岳ロープウェイP着7:51〜8:00ロープウェイ〜8:10姿見駅〜8:14
大雪山旭岳登山13:50〜14:00ロープウェイ〜14:16駐車場14:30〜14:35グランドホテル大雪(日帰り入浴)〜望岳台下見〜19:37白金温泉P(車中泊)

《8/8十勝岳登山》
5:59白金温泉P発〜6:07望岳台P着〜
6:17十勝岳登山14:07〜14:34望岳台P発〜15:23日の出公園〜16:18富良野、ふらりん(泊)

《8/9移動日の工程》
10:40ふらりん発〜道の駅「南ふらの」〜道の駅「うりまく」昼食〜17:18雌阿寒温泉・野中温泉〜18:00雌阿寒温泉P(車中泊)
《トレックコース》
6:17 望岳台Pスタート
7:22 雲の平分岐
7:37 十勝岳避難小屋
8:16 休憩(8分)
9:31 休憩(10分)
10:10 前十勝コース分岐
10:34 山頂(昼食30分)
11:04 下山
11:21 前十勝コース分岐
12:49 休憩(5分)
13:05 十勝岳避難小屋(休6分)
13:22 雲の平分岐
14:07 望岳台Pゴール
↓記録写真↓
 前日の夜に、望岳台Pに着いた。横浜の軽1BOXのおじさんが暗い中でまったりとしていた。2泊3日で天人峡からトムラウシ、大雪山を周回してきたそうだ。疲れている様子もなく明日は十勝岳とのこと。縦走はうらやましいが体力が伴わないとまねできない。
 望岳台のトイレはイマイチだったので、数分下った白金温泉のPで車中泊した。

6:07 望岳台P着。
昨晩は5、6台だったが、13台位になっていた。駐車場100台とは広いので問題ない。ガイド付きの女性6名グループが出発準備をしている。このグループは前後しつつ最後まで同じペースだった。

6:17 望岳台Pスタート
天気は曇り。ガスっているが、視界は百メートル位。この地方の天気は地元の人も読みにくいらしいので、晴れたらラッキー程度の期待でスタートした。
だだっ広い火山礫の道に花は少ない。

エゾオヤマノリンドウ

シラタマノキ

マルバシモツケ?
7:22 雲の平分岐
コースタイム通りに約1時間で通過。
やっと青空が見え始め、十勝連峰が広がっている。しかし、目的地は解らない。噴煙が上がっているところを登るのか?
後日調べると、噴煙の奥の三角形の山を左奥に巻いて登ったようだ。目指す十勝岳はまだ見えていない。

7:37 十勝岳避難小屋、トイレ未確認
(無かったかも)

壁際のベンチ、反対側は寝られる程度に広い板の間になっていた。

小屋から数分登ると直進方向は「前十勝コース立入禁止」の標識がある。ここで左の尾根筋に進路を変える。

初めて岩ゴーロの急登になる。これで噴煙から離れた尾根を登ることが解ったので安心だ。
7:51 岩ゴーロから振返ると、避難小屋から望岳台までの道が見える。

8:16 穴凹大岩で休憩(8分)
ガスって、印がなければどこが道なのか解りにくい。所々に噴火で飛んできたと思われる穴凹大岩がある
ガスったと思うと間もなく青空になる。前十勝との間の谷間に残雪がある。日差しが暑いが、残雪があるせいか吹き抜ける風が涼しい。

8:59、ついに十勝岳山頂を捉えた。昭和噴火口付近と思われる。今回はGPSデータが満タンになり数座分の時間データが消えてしまったので写真との突合せがが出来ない。
小屋から岩ゴーロになった所にメアカンキンバイが終わりかけ(左)

以降は火山礫なのでオンタデの独断場となっていた。(右)

登山道左側が「昭和噴火口」

登山道右側が「62U噴火口」?

登山道は火口の縁にしては広く平坦な道になる。
9:31 休憩(10分)山頂を捉え安心し、噴煙が流れて来ない所で休憩した。
 平坦な道が終り、溶岩ゴロゴロの急登が始まる。キツイがどこでも登れるので、目印から離れないように自分で九十九折れに登る。

 途中で昨晩話をした横浜のおじさんが下ってきた。我々より30分位早く発ったらしい。

上ホロカメットク山方向かも?

10:10 前十勝コース分岐「前十勝コース通行禁止」とある。目の前は山頂。
10:34 山頂(昼食30分)
往路4時間17分(休憩込み)、概ねコースタイムなので満足。
山頂は大岩ゴロゴロで平らな部分が無い。10人以上がそれぞれケツに合った岩を見つけて休んでいる。我々もガマンできる程度の岩で昼食。

標柱

十勝岳には三角点が無はずだが、この朽ちて丸くなった石杭は何だろう?

それぞれの幸せ。山頂にて
クリックで拡大

美瑛岳方向かも?
 山頂からの展望は雲の切れ間に見える程度。それでも朝の曇天からすれば上出来だ。

 登りでペースが同じだった、リュックの小さい単独のおじさんが近くで食事をしていた。小さいリュックから食べ物が出るわ出るわ。ドラエモンか?。タッパにゆで卵4個位、白菜満タンのタッパもある。キュウリが数本で味噌もある。どう見ても4人分はある。タマゴ1個とキュウリ1本を食べたようだが、ナゼあんなに多いのか。近くに座ればリュックの減量に協力できたのだが残念だ。
(あのキュウリと味噌のおいしそうなこと!脳裏に残っていたので、後日、我々もキュウリを持って登った。)
11:04 下山

11:21 前十勝コース分岐

13:05 十勝岳避難小屋(休6分)
望岳台の駐車場まで見える。
13:22 雲の平分岐
真っ直ぐな登山道が長い
手ぶらの外人女性が登って行く。どこまで行くのか心配だったが、外人さんなので余計に声を掛けられなかった。登山者同士なら声を掛け易いが・・・。
14:07 望岳台Pゴール
復路3:03(休憩込み) コースタイム2:50
往復7時間50分(歩7時間20分+昼休30分)コースタイム:6時間55分
↓勉強コーナー↓
《最近の噴火活動》
1988〜89年噴火
1988年 群発地震を繰り返し、12月62-2火口から小噴火。
1989年 小噴火、群発地震の発生を繰り返す。火砕流、火砕サージ(火砕流の先端部で発生する高温ガス流、熱雲)の発生を確認。周辺140kmにわたり降灰。美瑛町、上富良野町の住民約300名が一時避難。3月以降、群発地震を伴いつつも噴火降活動は沈静化。
この噴火により1990年(平成2年)まで入山禁止となった。
1997年以降
空振を伴う火山性地震や噴気を観測するが激しい噴火活動は観察されていない。2004年2月と4月には有色噴煙や振幅の小さな火山性微動を観測。2012年8月および
2013年6月には大正火口で発光現象が観察されている。
↓後記
●ゴールした体にご褒美と思って十勝岳展望台レストハウスに行ったが閉まっていた。観光地なのに残念なことである。
●約8時間の山行、緩い道をだらだら歩いて疲れたが、幌尻岳の筋肉痛は無くなった。(気がする)
●富良野に宿を予約してあるので、白金温泉と吹上温泉は惜しいが通過。
●昨日、大雪山であった教員三人が白金温泉に泊ると言っていた。ひょっとして今日も会うかなと思ったが、ついぞ会わなかった。

ホームに戻る
前へ 次へ

HP03-311

ホームに戻る
前へ 次へ

望岳台から往復、十勝連峰もでっかい
北海道3座目 十勝岳 (とかちだけ)

inserted by FC2 system