トレック日 2012年2月11日(土)曇り
標 高
標高差
丸尾山(まるおやま)1050m
橡ノ丸
(とちのまる)
1007m 3▲世附村(一)
※山名については下の勉強コーナーへ
標高差:156m、累積標高差:410m
場  所 山北町
メンバー せんぼく隊
時  間
距  離
全行程:9時間27分
山行
4時間33分
(歩3時間54分+休39分)
沿面距離:約
12km

三角点
データ
山名
コード
点名
等級
緯度
経度
標高
丸尾山?橡ノ丸?
TR35338170601 
世附村(一) 
三等三角点 
35°25′20.8885 
138°56′59.0096 
1007.35 m

移 動
P・WC
車(ノア)
P:三国峠P5〜6台(無料)
WC:山中湖側のパノラマ台(車で数分)
地図・コース↓

往路:赤軌跡 1時間52分、復路:黄軌跡 2時間2分
《アクセス》
三国峠駐車場の位置(Yahoo地図) 
《全行程》
9:27茅ヶ崎発〜東名厚木-大井松田IC〜R246〜小山町〜明神峠〜11:18三国峠着〜11:26トレッキング15:59〜16:04三国峠発〜小山町〜R246〜17:18渋沢・なんつっ亭〜18:54帰宅
《トレックコース》
11:26 三国峠スタート
11:38 林道工事箇所迂回
12:13 鉄塔管理道
12:28 県境尾根下
12:37 昼食(休34分)13:11
13:13 広場、左分岐あり
13:20 二又分岐を左へ
13:26 林道から右の尾根へ
13:31 丸尾山(P1050)13:34
13:50 3△世附村1西側のピーク
13:52 橡ノ丸(3△世附村1)
往路:1時間52分
13:57 下山?(休5分)
14:20 北尾根ピンクテープ
14:37 広場
15:59 三国峠
復路:2時間2分
↓記録写真↓
 快晴の予定だったので、鉄砲木ノ頭で富士山展望と丸尾山の雪上トレッキングを前夜に計画した。
しかし、当日の天気は山に向かうほど曇ってきて、三国峠付近は雪がちらついている。山中湖側に下り、パノラマ台に行ってみたが、天気が悪く、富士山がまったく見えない。これでは鉄砲木ノ頭に登っても寂しいので、三国林道から丸尾山に向かい、晴れたら復路で鉄砲木ノ頭に登ることにした。三国峠に戻り、路肩に車を停める。雪が止まないので、帰りはチェーン装着を覚悟した。
11:26 三国峠スタート MyGPS≒1168m
三国林道は工事中でゲートが開いていた。
先週の宮ヶ瀬付近は標高500m程度でも雪があったので、標高1000m以上の三国峠ならさぞ雪が多いだろうと思っていた。降り始めた雪で白くなっているが、残雪はまったくない。富士山展望はNG、雪上トレッキングもNGとなったので、ひたすら歩くのみ。
後日、写真を見るとゲート右側に「工事関係者以外立入禁止」の良く見かける看板がある。しかし、ここの看板には人のマークに斜線が入った絵も付いている。これは登山者もダメということだろう。いまさらだが、知らずに浸入してしまったことを反省。
11:38 林道工事箇所迂回
(左は迂回後に振り返って見た写真)
林道が完全に無くなっていて、ユンボで工事中だった。左の山側(写真は右側)、擁壁の上部に薄い踏み跡があるので迂回路のようだ。笹を踏んで歩くので滑りやすく怖い。往路はまだ良かったが、復路は少し下りで笹を踏むので、更に怖かった。
スタートから20分位で所々に残雪があり、硬雪状態になっている。雪の上に足跡があり、往復しているようだ。科捜研的に見ると、女性サイズで23cmより大きい、細いので登山靴では無い、靴底はディンプル模様、迂回をクリアしたとなると登山経験者?、。この道を最近歩いたのは我々と獣以外に足跡の主しかいないと思うと、足跡が妙に嬉しい。
しかし、その足跡も途中で消えてしまった。と言うことはUターンしたらしい。何故?脈絡なく帰ったのか?ちょっと怖い想像もしてしまう。林道歩きは本当にヒマなので色々な想像で紛らわす。

この崩壊地も余命いくばくも無い

12:13 鉄塔管理道入口、林道から右下に下る

12:28 県境尾根下
約1時間で県境尾根と一番近づく。100m位で尾根に上がれそうだ。

12:37 昼食(休34分)13:11
林道ではベンチがあるはずも無いので、雪の無い陽だまりで昼食。

13:13 広場、左分岐あり
左上の西群馬幹線264鉄塔を過ぎると前方に佐久間東幹線鉄塔があり、広場になっている。休憩後に休憩スポットが現れるのはいつものパターンだ。

左に林班界標があり、道(作業道?)がある。林班図で確認すると、切通へ向かっているようだ。

広場の先の佐久間東幹線鉄塔は番号が見当たらなかったが、後日調べると297と判明した。

雪はほとんど止んで所々に青空が覗く。
写真中央は南西方向の鉄砲木ノ頭

13:20 二又分岐を左へ

13:26 林道から右の尾根へ上がり、尾根筋を登る。
13:31 丸尾山(P1050)13:34
山頂には「鳥獣保護区・神奈川県」の赤い看板があり、残念ながら標識は見当たらなかった。


丸尾山(P1050)山頂より東〜西

丸尾山(P1050)山頂より
東〜西

山頂から東に尾根を下り、左手の林道に復帰した。前方に第二目的地のP1007

林道は林班境界109の鞍部付近で消滅?するが、ヤブがないので適当にジグザグと登る。
13:50  3△世附村1西側のピーク
東西に長い山頂の西端に立つ。

大木の根元でカマボコ板風の板が朽ち初めていた。この板は藤野町付近でよく見かけた手製標識と似ている。でも、こんな所まで出張している訳無いか・・・
カマボコ板
こんな所にも来ていました。

後日、鉄塔を調べていたら「景図工房」のHPでこのカマボコ板が元気だった頃の写真を見つけた。板の作者は「峠のむこうへ」の管理人さんとのこと。推測通りだったようです。

続きは下の勉強コーナーへ
13:52 橡ノ丸(とちのまる) 三等三角点:世附村(一)
西側のピークから東へわずか下ると東端に三角点があった。山頂はまったく積雪がなく、おかげで三角点を探さずとも見つけることが出来た。GPSは数メートルずれていたので、雪が深かったら掘り出せなかったことだろう。
往路:1時間52分

三角点全景、保護石が6個もある

三等三角点:世附村(一) よずくむら

橡ノ丸山頂より東〜西

橡ノ丸山頂より西〜東
13:57 下山?(休5分)
復路はP1050の北側を巻いて戻る。

14:20 北尾根ピンクテープ
P1050の北側を巻いている林道でピンクテープがヒラヒラと誘っている。その場所は林班境界と思われる尾根が北に向かって(大棚沢林道方向)伸びている。ピンクテープがあると言うことは、誰かこの尾根を歩いているのだろうか?。
14:37 広場
復路で県境尾根で鉄砲木ノ頭を越えるかどうか、副隊長に聞くとアッサリと林道が良いとのことで、またもやダラダラ歩く。復路は緩い登りで、体に不可がかからない。楽なコースで、腹の脂肪を甘やかすことになった。

 左端が長尾山(P1050)

長尾山(左)と橡ノ丸(右)

キブシの実と副隊長の手が同じ色だ。
せんぼく隊ではカエルの手袋と呼んでいる。
15:59 三国峠ゴール
林道の入口ゲートが閉まっている。我々のような者が入らないようにしているのか?
気温が上がったためかスタート時より道路の雪が消えていた。これならばチェーンは不要で助かった。
復路:2時間2分
勉強コーナー
P1050、P1007峰の山名は?》
手持ちの資料は山と高原地図と西丹沢頂稜河川土地名称図だが、NETで探した資料とまとめると下の表になった。P1007峰の山頂は西から東へ尾のように長くなっているので丸尾山のように思える。が、両方に山名があったほうがスッキリするので、西丹沢頂稜河川土地名称図の名称を今回のページで使用しました。
※正解は不明です。
資料 P1050 P1007
山と高原地図28「丹沢」 昭文社 丸尾山 △1007.4
西丹沢頂稜河川土地名称図 丸尾山 橡ノ丸(とちのまる)
第3次国有林野施業実施計画図 丸尾山
「バリエーションルートを楽しむ」 新ハイキング社 丸尾山
「丹澤山塊全図」昭和16年版ハイキングペンクラブ作成 丸尾(トチノ丸)

《P1007峰の標識》
景図工房さんのHPで鉄塔を調べていたら、右の写真を見つけました。以下はHPより
「尾根を東へ進むと丸尾山です。味のあるレタリングのプレート。書かれたのは「峠のむこうへ」の管理人さんでした。」

現在、カマボコ板の標識は既に地面に落ちて朽ちていました。
この標識が元気だったら当HPのP1007峰の山名が「丸尾山」になっていたかも?
それから
17:18渋沢・なんつっ亭
副隊長は数年ぶり、私は2週間ぶりでマー油のラーメンを食べる。
セットのギョーザ3個付だが、2個出てきて、1個形が崩れたため焼きなおしていますとのこと。形が悪くても問題はないのだが、後で2個出して、1個サービスしてくれた。話が長いが、ギョーザ1個で顧客満足度が上がったということでした。
後記
 林道歩き、鉄塔道歩き、バリルート歩き、古道・廃道歩き、歴史探訪、沢好き、城好き、虫好き、ヤブ好き、その他もろもろの趣味の方が山に入っている。虫以外はそれぞれ少し魅かれるが、自分のスタイルは何だろうか?
 次の日(2月12日)、登山道の無い箱根・台ヶ岳にチャレンジしたが、ササヤブに負けて撤退した。体力・根性・技術なし、ダニ・ヒルはNGなので、自分のスタイルは頂上好き、丹沢散策初級といったところだろうか。ダニにかじられる位なら、いつまでも初級でいいかもしれないと思うこの頃である。
走行137km

2014年11月9日、一部修正
「丸尾山」の名称が一部「長尾山」になっていたので、修正。でも、長尾山も山容にマッチしている。
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西丹沢・三国林道トレッキンング
丸尾山・橡ノ丸

HP03-264

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