快晴の予定だったので、鉄砲木ノ頭で富士山展望と丸尾山の雪上トレッキングを前夜に計画した。
しかし、当日の天気は山に向かうほど曇ってきて、三国峠付近は雪がちらついている。山中湖側に下り、パノラマ台に行ってみたが、天気が悪く、富士山がまったく見えない。これでは鉄砲木ノ頭に登っても寂しいので、三国林道から丸尾山に向かい、晴れたら復路で鉄砲木ノ頭に登ることにした。三国峠に戻り、路肩に車を停める。雪が止まないので、帰りはチェーン装着を覚悟した。 |
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11:26 三国峠スタート MyGPS≒1168m
三国林道は工事中でゲートが開いていた。
先週の宮ヶ瀬付近は標高500m程度でも雪があったので、標高1000m以上の三国峠ならさぞ雪が多いだろうと思っていた。降り始めた雪で白くなっているが、残雪はまったくない。富士山展望はNG、雪上トレッキングもNGとなったので、ひたすら歩くのみ。 |
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後日、写真を見るとゲート右側に「工事関係者以外立入禁止」の良く見かける看板がある。しかし、ここの看板には人のマークに斜線が入った絵も付いている。これは登山者もダメということだろう。いまさらだが、知らずに浸入してしまったことを反省。 |
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11:38 林道工事箇所迂回
(左は迂回後に振り返って見た写真)
林道が完全に無くなっていて、ユンボで工事中だった。左の山側(写真は右側)、擁壁の上部に薄い踏み跡があるので迂回路のようだ。笹を踏んで歩くので滑りやすく怖い。往路はまだ良かったが、復路は少し下りで笹を踏むので、更に怖かった。 |
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スタートから20分位で所々に残雪があり、硬雪状態になっている。雪の上に足跡があり、往復しているようだ。科捜研的に見ると、女性サイズで23cmより大きい、細いので登山靴では無い、靴底はディンプル模様、迂回をクリアしたとなると登山経験者?、。この道を最近歩いたのは我々と獣以外に足跡の主しかいないと思うと、足跡が妙に嬉しい。
しかし、その足跡も途中で消えてしまった。と言うことはUターンしたらしい。何故?脈絡なく帰ったのか?ちょっと怖い想像もしてしまう。林道歩きは本当にヒマなので色々な想像で紛らわす。 |
この崩壊地も余命いくばくも無い |
12:13 鉄塔管理道入口、林道から右下に下る |
12:28 県境尾根下
約1時間で県境尾根と一番近づく。100m位で尾根に上がれそうだ。 |
12:37 昼食(休34分)13:11
林道ではベンチがあるはずも無いので、雪の無い陽だまりで昼食。 |
13:13 広場、左分岐あり
左上の西群馬幹線264鉄塔を過ぎると前方に佐久間東幹線鉄塔があり、広場になっている。休憩後に休憩スポットが現れるのはいつものパターンだ。 |
左に林班界標があり、道(作業道?)がある。林班図で確認すると、切通へ向かっているようだ。
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広場の先の佐久間東幹線鉄塔は番号が見当たらなかったが、後日調べると297と判明した。 |
雪はほとんど止んで所々に青空が覗く。
写真中央は南西方向の鉄砲木ノ頭 |
13:20 二又分岐を左へ |
13:26 林道から右の尾根へ上がり、尾根筋を登る。 |
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13:31 丸尾山(P1050)13:34
山頂には「鳥獣保護区・神奈川県」の赤い看板があり、残念ながら標識は見当たらなかった。
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丸尾山(P1050)山頂より東〜西 |
丸尾山(P1050)山頂より東〜西 |
山頂から東に尾根を下り、左手の林道に復帰した。前方に第二目的地のP1007
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林道は林班境界109の鞍部付近で消滅?するが、ヤブがないので適当にジグザグと登る。 |
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13:50 3△世附村1西側のピーク 東西に長い山頂の西端に立つ。
大木の根元でカマボコ板風の板が朽ち初めていた。この板は藤野町付近でよく見かけた手製標識と似ている。でも、こんな所まで出張している訳無いか・・・ |
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←カマボコ板
こんな所にも来ていました。
後日、鉄塔を調べていたら「景図工房」のHPでこのカマボコ板が元気だった頃の写真を見つけた。板の作者は「峠のむこうへ」の管理人さんとのこと。推測通りだったようです。
続きは下の勉強コーナーへ |
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13:52 橡ノ丸(とちのまる) 三等三角点:世附村(一)
西側のピークから東へわずか下ると東端に三角点があった。山頂はまったく積雪がなく、おかげで三角点を探さずとも見つけることが出来た。GPSは数メートルずれていたので、雪が深かったら掘り出せなかったことだろう。
往路:1時間52分 |
三角点全景、保護石が6個もある |
三等三角点:世附村(一) よずくむら |
橡ノ丸山頂より東〜西 |
橡ノ丸山頂より西〜東 |
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13:57 下山?(休5分)
復路はP1050の北側を巻いて戻る。
14:20 北尾根ピンクテープ
P1050の北側を巻いている林道でピンクテープがヒラヒラと誘っている。その場所は林班境界と思われる尾根が北に向かって(大棚沢林道方向)伸びている。ピンクテープがあると言うことは、誰かこの尾根を歩いているのだろうか?。 |
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14:37 広場
復路で県境尾根で鉄砲木ノ頭を越えるかどうか、副隊長に聞くとアッサリと林道が良いとのことで、またもやダラダラ歩く。復路は緩い登りで、体に不可がかからない。楽なコースで、腹の脂肪を甘やかすことになった。
← 左端が長尾山(P1050)
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長尾山(左)と橡ノ丸(右) |
キブシの実と副隊長の手が同じ色だ。
せんぼく隊ではカエルの手袋と呼んでいる。 |
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15:59 三国峠ゴール
林道の入口ゲートが閉まっている。我々のような者が入らないようにしているのか?
気温が上がったためかスタート時より道路の雪が消えていた。これならばチェーンは不要で助かった。
復路:2時間2分 |