玄倉～石棚・同角山稜～ユーシンロッジ(泊)～檜岳山稜～日影山～玄倉の周回ルートを計画していた。
そこで、水が心配なので事前にユーシンロッジの状況をNETで調べたら、蛇口から出る、出ない、沢の水と色々ではっきりしなかった。中には違うもの？が出る！！といった情報もあった。このありがたくない情報を見てしまったので、二人なら怖くないだろうと副隊長を誘ったが即座に断られた。おかげで計画は頓挫。
10月上旬より玄倉林道が歩行者のみ通行可との情報を得て、同角山稜日帰りが可能と思い、トンネル工事とユーシンロッジの偵察も兼ねて出かけた。 |
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06:43 玄倉林道ｹﾞｰﾄ前Ｐ
閉鎖以前より手前に10台位の駐車場が作られていた。路肩に停めている車も数台あった。
駐車場には既に車3台、バイク1台がいた。1組はテント泊したようで朝食の準備中、1台の車は登山ではなく数十羽の鳩を放鳩していた。 |
仲ノ沢林道の途中から見た山に朝日があたり、青空が爽快。 |
06:54 久々にモトコンポの出番だ。泥々の玄倉林道を下り、鋭角に右折し立間大橋を渡り仲ノ沢林道を上る。擁壁の下から吹出す「レッコ水」は、道路が十数メートル川になるほど水量が多かった。
07:05西丹沢県民の森
モトコンポで3.3km/11分。歩いたら60分以上掛かるので、約50分の短縮。しかし、バイクの準備や回収も含めて考えると、この程度の距離では微妙だ。小さいながらトイレあり。駐車場は、少し先に道路が広くなっている部分に数台可能と思われる。手前にも空地があったので、数台は停められそうだった。（穴の平橋駐車場？） |
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07:17 西丹沢県民の森よりスタート
道標に「石棚山・棚山 約2時間」と書いてあるが、棚山ってどこ？十分に下調べしたが、棚山は知らなかった。
入口から倒木で出だしはテンションが上がらないし、棚山が気になるし。（結局、解らなかった。知っている人は教えてください） |
07:27 分岐ベンチ、道標には「紅葉の尾根道」のネーミングだが、紅葉は名残だけ。ほとんど常緑の植林尾根だが、白ザレの美尾根だ。 |
07:44 鹿柵を二度越えるとベンチと分岐道標(左･大正の森/直･石棚山)がある。
尾根の先に見えるのが石棚山？ |
08:22 左手に富士山の展望始まり。木立の間からチラチラ、欲求不満になりそうな樹林帯が続く。
08:39 (休8分)
今日の花（右写真）。ホタルブクロのようだが花が上や横向きに咲いているのでキキョウの仲間か？。 |
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09:04 石棚分岐にでる。ここからはなだらかな尾根になり、ブナ林が美しい。 |
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9：09 石棚山、山頂（三角点付近） 09:14 |
三等三角点：石棚 1351.18 m |
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09:16 石棚山･道標
三角点は登山道から数ｍ離れた所にあったが、山名は登山道に建っている道標にあった。
スタートからの累積標高差750m
2008/6/8（131）はこの道標が無かったのでは？（気がつかなかっただけかも）。 |
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09:26 新山沢ノ頭･山頂？
標識類は見当たらないので、確定できないが、なだらかなブナ林のピークが山頂と思われる。
↓09:34 西方向、富士山の展望。やっとスッキリだが、雲が掛かってきた。 |
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09：39 東方向、同角山稜、中央のピークが同角ノ頭だろう。 |
9：40 白ザレノ頭 約1450m。左右にピークがあり、中央にテーブルがある。（2014/3/2追記） |
09:55 テシロノ頭･道標
しかし、この場所はピークではなかった。 |
09:59 テシロノ頭
山頂と道標は離れていて、明確な道はない。 |
大室山 |
檜洞丸 |
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10:09 ユーシン分岐(休12分)
白い看板をめくると、「玄倉林道通行止め」の看板があった。通行可能になったので隠したようだが、撤去しない所をみるとまた通行止めがあるのか？
ここで鹿2頭以外初めての人間に出会う。檜洞丸方向から箒沢へ行った。 |
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石棚山稜は二度目だが、これから先の同角山稜は初めて踏み入れることになる。
アセビの林をくぐり、斜面の細い道を行く。同角山稜は通る人も少なく、登山道も整備されていないのかと思いきや、きれいな木階段があらわれる。 |
中ノ沢丸 |
10:43 Ｐ1353。φ5ｍ程度のピークを通過。里山だったら地元愛好家が名札を着けていそうなピークだが何も見当たらない。
※2014/2/24
西丹沢登山詳細図に山名が載っていたので、中ノ沢丸を追記した。 |
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Ｐ1353から下るとヤセ尾根の鞍部に木道(木橋？)が掛かっている。その手前には積み重なった大量の糞がある。熊だろうか？鞍部の先に道標(直ﾕｰｼﾝ4.0km/後･分岐860m)
があり、丸太階段、木道、木ハシゴと続く。 |
檜洞丸？ |
10:54 道標(直･同角ノ頭540m/後･桧洞丸1.9km)
階段を登った、ピークで右折する。ピークが
ゲタ小屋ノ頭で約1390m？（2014/3/2追記） |
もう少しで同角ノ頭 |
山頂に向かって長い木階段、木道をが続く |
同角ノ頭、山頂全景 |
11:17 同角ノ頭 11:51(昼休34分)
道標(直･ユーシン3.4km/後･桧洞丸2.4km) ここまで4時間。長袖Ｔシャツ1枚で丁度良い天気で、鉢巻を絞ると驚くほどの汗が出た。今日は2リットル弱の水があるので不足はないはずだ。
スタートより累積標高差＋1183m－295m
なだらかな山頂はベンチ3台があり、樹木に遮られ展望は利かないが、それもまた心地よく、昼食をとる。 |
山頂標識 |
山頂標識 |
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同角ノ頭から岩ゴーロの尾根を下り、登り返すと小さいベンチを通過。
道が解りにくい広い尾根を、枝に布を結んだ目印に従って下る。
←右手に大きく崩壊した白ザレが見える。
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鞍部の木橋は、下が崩壊しているためグラグラして危険だった。 |
白ザレのヤセ尾根は鎖の手摺がある。所によりアセビに侵食され歩き難い。 |
鉄ハシゴを下ると見えるのがＰ1353か？ |
鞍部の木橋を渡り、鉄ハシゴを登る |
大欅平丸
12:20 Ｐ1353に出る。離れて見た時は大きいと思ったが、以外と小さいピークで標識類は無い。
※2014/2/24
西丹沢登山詳細図に山名が載っていたので、大欅平丸を追加した。
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鉄ハシゴを下り、鞍部に出ると、
12:23 長い鉄ハシゴがあり、鎖の手摺が続いている。 |
12:26 ベンチが1台。(GPS≒1344m)ここから標高1350m位の尾根が続いている。 |
12:32 石小屋ノ頭ベンチ(GPS≒1350m)、先達の記録地図や写真と合致するので、ここが石小屋ノ頭だ
ろう。（山と高原地図ではまだ先のＰ1254が石小屋ノ頭となっている） |
12:38 道標(直･大石山770m/後･同角ノ頭1.1km) 後ろを振り返ると同角ノ頭への登山道の左に薄い踏み跡があった気がする。あれが同角沢分岐だろうか？、この先は熊の領域だろうから一生行くことが無いと思うので良く見なかった。 |
12:44 Ｐ1254(GPS≒1259m)、通り過ぎてしまい引き返したほど小さいピークだった。 |
何度かヤセ尾根を通過し、鉄ハシゴを登ると、12：49赤プラ杭がある小ピーク(GPS≒1246m)を通過。 |
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13:00 同角尾根で始めての登山者とすれ違う。雨山から縦走とのこと。熊鈴の振り子を締めて鳴るようにしてあげた。
ほとんど平らな尾根道を快適に進む。
←
13:08 高さ10m以上？の長い鎖場。足元は砂岩のような岩山でほとんど滑らないので登りやすい。
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大石山、山頂には貝のように割れ目の入った大岩があり、裏に廻るとベンチがある |
13:15 大石山 13:28(休13分)
ベンチ、標柱、道標がある。 |
ベンチの先、2～3分行くと右手に三角点 |
三等三角点：大石山 |
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ベンチに戻り岩の上から景色を眺める。同角ノ頭は見えるが、檜洞丸から蛭ヶ岳の山稜は頂上部分に雲が掛かってしまい残念だった。 |
写真を撮っているうちに単独の登山者に追い付かれた。彼も私と同じルートで登ってきたそうだ。帰りは雨山峠から寄に抜ける予定とのこと。 |
彼に続いて下山するが、足の速いこと！
鞍部から鉄ハシゴを登り美尾根を下る。 |
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13:38 大石。先行者にここで追い着くが、私が岩に登り写真を撮っている間に見えなくなってしまった。
怖いので先端までは行かなかったが、ユーシン渓谷を覗いて見た。
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大石の左の鉄ハシゴを下る |
大石を下から見上げるとなんとなくユーモラス。蛙の頭？
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はるか下に先行者が見え隠れする。こちらもピッチを上げて下ったが、両膝が悲鳴をあげてスピードダウン。今更だがサポーターをつけてゆっくりと下る。
←14:06 東屋、ベンチとテーブルがある。 |
アーチの鉄橋を渡る。川向こうにはユーシンロッジ。 |
橋の右側の紅葉が美しい。 |
橋の左側の紅葉も美しい。 |
紅葉の橋を抜けると広場のサークルに出る。 |
14:15 ユーシンロッジ 14:29(休14分)
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さて、避難小屋の探索だ。ユーシンロッジに向かい右手に廻ってみると入口があった。廊下の左に炊事場がある。気になっていた水は問題なく蛇口から出た。「自炊する方は窓を開けてください。室内温度上昇・煙等で火災報知器が鳴ります。」の張り紙あり。廊下の右には畳6帖の部屋があり、布団3～4組もあった。不思議なのは壁に脈絡なく水栓(蛇口)があることだ。もう一部屋は畳が無く、下地のベニア板のままでジュータンが畳んであった。
避難小屋をでると単独の登山者が到着し、今日は泊りとのこと。さぞ寂しいことだろう。 |
炊事場 |
非常用宿泊室 |
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14:29ユーシンロッジ発、6年ぶりに玄倉林道を歩く。
玄倉林道三不思議、その一
河原に大きなテント。何してんのか？ホームレス？
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玄倉林道三不思議、その二
車は通行禁止のはずだが1台入り込んでいる。山の地図を広げている所をみると工事関係者ではなさそうだが・・・。 |
手掘り？トンネルはまだ健在(2ヶ所) |
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↑紅葉はピークを過ぎているが、何故か緑の葉が残っている。この木は6年前にも撮っている。
←バスクリンのような澄んだ玄倉川。 |
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完成した新青崩隧道(ゲート側)
中で曲がっているのでヘッドランプが無いと見えないが、工事前と違って路面が舗装されているので水溜りに足を突っ込む心配が無くなった。 |
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玄倉林道三不思議、その三
トンネルの内壁1ｍ位と外壁の全てにテントウムシがくっついている。推測すると、ダニが乾いたコンクリート面に繁殖→ダニを捕食するテントウムシが集まった。ということだろうか？
推測が正しいならダニアレルギーの私にとっては頼もしいムシということになる。 |
堰堤部分の道路が掘削工事中 |
玄倉林道ｹﾞｰﾄ、 15:57 ゴール |
