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6:24安房峠・新中の湯コース登山口P着。
路肩Pは10〜15台の情報だった。我々の車が12台目位で更に4台が到着して満車になった。せんぼく隊にしてはかなり早いつもりだったが、際どくセーフ。 |
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朝日を浴びた穂高の峰々が美しい。今日の天気は曇り時々晴れとなっていたが、これは期待できそうだ。
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登山口に通行止めの看板がある。
新中の湯コースから登り、上高地に下る予定だったが、中ノ湯温泉のHPに「上高地ルートはハシゴ撤去のため11/4から閉鎖」とお知らせがあったので、新中の湯コース往復とした。上高地ルート閉鎖をここでで知った人もいて、ガッカリしていた。
06:42 登山口よりスタート |
看板の拡大 |
いきなり滅びた車があった。どうして登山道に車が??メッキバンパー、ドラムブレーキ、板バネから推測すると30年以上前の車だろうか。
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登山口からは、湿った樹林帯をもくもくと登る。多少ぬかるんではいるが、スパッツが汚れるほどではなかった。普通に歩いているが、次々と越される。毎度のことながら、身体能力差を感じる。 |
07:54 伐採した丸太を並べたベンチで休憩 |
ぬかるみに半割り丸太を敷いてある |
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ベンチから20分位で正面に焼岳が見え、双耳峰の真ん中から噴煙が上がっている。この時は右の峰が山頂と思っていたが、山頂は右の峰の奥に隠れていると、下山してきた人に教えてもらった。 |
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08:21 下堀出合(ベンチ)。緑ロープで規制された細い踏み跡は中の湯へのルートだろう。
ベンチから180mで中の湯ルートの分岐がある。恐らくベンチからの踏み跡と合流すると思われる。山と高原地図ではこの分岐が「下堀出合」となっている。 |
正面(北)は双耳峰の焼岳。見上げる黒い焼岳の前に白樺と緑の笹が美しい。これで青空があればよいのだが、天気は期待空しく徐々に崩れてきているようだ。 |
右(北東〜東)は奥穂高岳・前穂高岳・明神岳そしてどーんと大きい霞沢岳 |
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08:32 (休8分)
奥穂高岳を見てしまったからには来年の計画に入れねばなるまい。北海道も行きたいし、南アルプスも東北も・・・・・ |
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登山道は南峰に向かって谷の左を登って行く。どこで谷を越えるのか?解りにくかったが、9:00頃にやっと右に進路を変えた。 |
09:12 大岩に標高2300mとあり、もう少しだが、見えるだけにキツイ。噴煙がだんたんと大きく見え、硫黄臭も多くなってきた。右手の北峰には向かわず鞍部に向かって登る。 |
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後ろ(南東〜南)は南アルプスの山なみ、木曽駒ケ岳、乗鞍岳。
※南アルプス左の三角形の山は何だろう?若者二人が地図を広げていたが、地図外で同定できなかった。恐らく八ヶ岳ではないかと言っていた。 |
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後日、カシミールで見ると南アルプス左の三角形の山は甲斐駒ケ岳だった。
北岳・仙丈ケ岳が鉢盛山に隠れているので解らなかったようだ。 |
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09:34 南、北峰の鞍部(休10分)
鞍部に立つと、西に火口湖、南西に南峰、そして噴煙を上げている北東は北峰の岩峰だ。異様な景色に見とれてしまった。 |
鞍部からのパノラマ→ |
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←南峰は立ち入りが禁止とのことだが、立て札は見当たらず、低くロープが張ってあるだけだった。下山してきた登山者と話をしたときに両方に登ってきたと言っていた。ナルホド、明瞭な踏み跡がある。そそられるが低いロープを越せないので、北峰へ向かう。 |
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南峰と北峰の間に火口湖がある。数人が下って行ったが何しに行ったのか?ガスが溜まっていたら・・・ |
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北峰の手前には大噴煙が上がっている。岩峰に人が見えるのであそこが北峰だろう。(突き出た岩の左)
噴気孔の近くは硫黄臭がすごい。噴煙をもろに浴びるとすっぱいような危険な臭いだった。前の人が倒れないか?観察しつつ登る。
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後で写真を見ると、どこもかしこも崩壊しそうな岩山だ。いつ落石があってもおかしくない状況だが、誰一人ヘルメットはない。書いている本人もそんな意識はまったく無かった。気をつけねば。 |
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岩場を数分登り、山頂下の尾根?に出る。
山頂下で焼岳小屋からの道が合流する。ここには上高地ルート閉鎖の案内はなかった。ひょっとしてハシゴが使えるのか?と思って、焼岳小屋方向から登ってきた登山者に尋ねると上高地ルートとは反対の新穂高・中尾コースから来たそうだ。淡い期待は外れた。
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09:51 北峰 |
続々と登ってくる登山者で大賑わい |
上高地(河童橋)方向 |
頂上の標柱には標高2,393mとある。後日、資料の標高2444.3mと違うことに気がついた。どうもスッキリしないので下の《勉強コーナー》に続く。
上高地の河童橋方向や焼岳小屋の青い屋根、新穂高方向はかすかに見えるが、山なみは雲に覆われてしまった。達成感は鞍部でかなり味わったので、山頂では昼メシを味わう。冷たい風を避けて河童橋方向に向いた。(昼食休憩44分)
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山頂の西端から火口湖を覗く
(副隊長撮影)
10:35 北峰より下山 |
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北峰下の噴気孔。小さいが穴がポッコリ開いていてブキミだ。
11:39 下堀出合(ベンチ)
登山口Pで隣だった男性二人と話をした。我々より若干早くスタートしただけだが、山頂から槍ヶ岳が見えたと言っていた。足が速いにしても30分と違わないのに眺望は大きく違った。惜しいことをした。
下から続々と登山者が来る。既に雲に覆われた山頂に向かって行く彼らに比べたら、なんと幸せなことだろう。 |
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11:59 丸太ベンチで小休憩。ゆっくり休むつもりだったが、下っていく登山者が多いので、つられて休憩を切り上げて下ることにした。
12:54 ゴール
小休憩のみで一気に下った。と言っても下りも越されっぱなしで、特に後半はペースダウンした。 |