トレック日 2011年6月4日(土)晴 標  高
皇海山 2144 m
場  所 群馬県沼田市、栃木県《地図にリンク》 標高差 標高差 794m(地図)、782m(GPS)
メンバー せんぼく隊(senboku隊長・たかちゃん副隊長)
累積標高差 840m(GPS往復平均)
時  間
距  離
全行程 25時間
山行
6時間(昼食他1時間含)
往路 2時間41分(休10分含)標3:00
復路 2時間16分(小休含む)標2:10
距離 8.2km
三角点
データ
山名
コード
点名
等級
緯度
経度
標高
場所
皇海山
TR25539022601
皇海山
二等三角点
※2011/3/14
※成果異常

群馬県沼田市

移 動
P・WC
車(ノア)
:皇海橋の両側にあり(無料)
  WC側約15台、登山道側約10台
WC:皇海橋隣にトイレあり
山の
データ
深田久弥の日本百名山(38) 
関東百名山(32) 
栃木百名山(66) 
ぐんま百名山(18)
データ&地図 & 標高グラフ
《アクセス》
関越自動車道、沼田ICからR120を片品方向へ17kmで追貝。追貝(吹割の滝手前)から右に入り栗原川林道(砂利道)を約22km/1時間で皇海橋の駐車場に着く。

と、すんなりは行かなかった。ナビが栗原川林道を案内してくれなかったのである。皇海橋を目的地にセットして片品(追貝)へ向かったが、吹割の滝をかなり過ぎてから右折の案内が出た。栗原川林道とは繋がっていない場所だったので、吹割の滝まで戻り、旧道?で「皇海山」の標識を見つけて事なきを得た。ナビを再セットしても細い林道を案内してくれなかったが、不思議なことに復路は問題なかった。いずれにせよナビに頼り過ぎた運転を反省。
《全行程》約25時間
6/3/22:32茅ヶ崎発〜R129・R16経由八王子〜圏央道あきるのIC〜6/4/1:01嵐山PA(泊)4:40〜7:20吹割の滝付近〜8:17皇海橋P着〜8:37皇海山登山14:37〜14:53P発〜16:24望郷の湯18:28〜往路と同じルートで戻る〜23:13帰宅
《コース&時間》
8:37 皇海橋P、WC側P1スタート
  8:38 皇海橋P、登山口側P2
  8:46 山頂入口(林道から分岐)
  8:50 渡渉

9:39 中間地点(1.8km/1.8km)
  9:51 沢分岐?
10:18 不動沢のコル
10:28(休10分)
  11:00 展望地
  11:26 青銅の剣

11:28 皇海山、山頂 (昼休53分)
**********************
12:21 下山
13:04 不動沢のコル(小休)
13:41 中間地点
  14:24 渡渉
  14:27 山頂入口
  14:34 登山口側P2
14:37 ゴール

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※黄色ログは往路、不動沢のコル付近は位置ズレ有
↓記録写真↓
栗原川林道は悪路と聞いていたが、以外と良く整備されていた。出だしに凹で床下が当っただけで問題なく通れ、他の車はかなりゆっくりで3台が道を譲ってくれた。いずれ歩き出せばこちらが譲ることになるだろうと思っていたが実際その通りだった。
8:17 皇海橋P(WC側)着
13台目の到着で、まだ数台は可能だったが、追い越した車が続々と到着し満車状態になった。せんぼく隊にとってはかなりの早出だったが、まだまだ甘かった。

8:37 皇海橋P、WC側(P1)スタート。登る女×3、夫婦、単独男性に先んじて皇海橋を渡る。

8:38 皇海橋P登山口側(P2)
こちらはまだ3台のみで余裕がある。
「皇海山登山道入口」「日本百名山」の標柱は3m位の立派な柱。

トウゴクミツバツツジ(おしべ10本)

8:46 林道分岐「皇海山山頂入口」
下山してきた人に聞いたら、5:30に出たそうだ。ここまで3時間16分なので、驚くほどの健脚だ。

8:50 最初の渡渉、沢幅が広いので、寝不足フラフラの人は要注意
 

皆はこの美しい流れに目もくれずせんぼく隊を追い越して行く。
9:24 小休憩し、道を譲る。

9:39 中間地点(1.8km/1.8km)だが、時間からするとまだ1/3地点。

9:46 間違って直進した場所(地図の黒丸)
蓼科山のような石ゴロゴロの所を登る。石に付いた苔に踏み跡がないので変だと思った時、先行していた人がルート間違いに気づいた。少し下を見ると道標があり、右折し沢を登るようになっていた。道標のある場所から外れた所を歩いていたため、気が付かなかったようだ。
危ない危ない。

9:51 正しいコースは沢
道標まで戻り、右の沢に行く。ピンクテープが無ければ登山道には見えない。沢は水がチョロチョロ流れ、「この先急勾配」の看板がある。

これが急勾配の沢。水量も若干増え、ロープあり。雨がふったら恐そうな沢だ。天気に感謝する。

15分位登ると沢から離れ、更に急勾配になる。ロープや立ち木につかまりながら登る。

10:18 不動沢のコル 10:28(休10分)
鋸山が美しい。山頂の右肩に下ってくる登山者が見えた。軟弱なせんぼく隊は鋸山を見ただけで登頂を断念した。帰りに時間と体力があれば行ってみようと思ってはいたが、こりゃムリだ。

笹薮を登る副隊長。写真中央にいるのだが完全に笹没している。



11:00 展望地。鋸山を額縁に入れたような場所だ。山桜が最後の踏ん張りで咲いている。
不動沢のコルからは尾根に乗ったので、快適な尾根歩きを期待していたが、急斜面の沢、そこより急な道、そしてとどめがこの超急傾斜だ!。
人気の百名山ではお目にかかれないワイルドな根っこ道。これこそが皇海山だ!と勝手に思う。


※ここで副隊長はふくらはぎが攣りそうになったため、山頂でエアーサロンパス。

一服の清涼感漂う残雪

11:26 青銅の剣、まだ使えます?。

11:28 皇海山、山頂
   (昼休53分)
中央に渡良瀬川水源碑がドーンと鎮座
し、二等三角点:皇海山は歯槽膿漏ぎみだが健在。
山頂はφ10m程度で数組が昼食中。入れ替わりで次々と登山者が到着する。

山頂標柱

期待以上の展望(燧ケ岳から奥白根山)

左が武尊山、右奥に薄っすらと巻機山

中央右、まだ雪に覆われた至仏山

中央奥、燧ケ岳

中央、奥白根山(日光白根山)
12:21 下山
13:04 不動沢のコル(小休)
13:41 中間地点
往路には目に入らなかったシャクナゲ。一度見えると以外と多いことがわかった。
14:24 渡渉
14:27 山頂入口
14:34 皇海橋P、登山口側(P2)
駐車場で若者が登山準備していた。まさかと思って尋ねると、これから登るそうだ。昨日、浅間山で今日は四阿山と皇海山の2座とのこと。そんなに無理しないでゆっくり楽しめば良いのにと思ったが、人のことは言える立場にない。九州遠征時に1日で阿蘇山と祖母山を登ったのだから。食べ物と同じで急ぐと味わう暇がないのだが・・・・楽しみ方は人それぞれ。

14:37 皇海橋P、WC側(P1)ゴール
スタート時に17台だったが残る車はわずか3台。心がけの良い登山者が多いことに驚く。今回はがんばって早起きしたのでビリではなかった。
↓それから↓
14:53 皇海橋P発。約1時間の林道走行で追貝に出る。最寄の温泉の「龍宮の湯」に行ったが、廃業らしい。続々と登山者が温泉を求めてやってくるがむなしく引き返す。後日、NETで調べたが何故か廃業の情報が見当たらなかった。
予定を変更して沼田IC近くの道の駅にあった「望郷の湯」に向った。
16:24望郷の湯18:28 山頂で写真を撮ってくれたペアの方たちや多くの山帰りで賑わっていた。買い物、風呂、夕食と済ませ帰路につく。
↓勉強コーナー↓
《栗原川林道》
出発の前日6/3に沼田市HPを確認すると栗原川根利林道(根利側)は通行止めだった。しかし、6/4皇海橋で会ったライダーに聞いたら根利側から問題なく通れたそうだ。
あれれ?、後日、沼田市HPを見ると6/6に更新され、
追貝側、根利側とも通行可能になっていた。
常に落石や崩壊の危険があるので
情報が重要な林道である。
※沼田市HP(林道情報)

《二等三角点 皇海山の補足》

場所:群馬県沼田市利根町根利字根利山国有林95林班へ2小班
国土地理院の情報:「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」に伴い、顕著な地殻変動が認められた地域について、三角点、水準点の測量成果の公表を停止しています。
(3月14日に成果を停止した地域は東北、関東一帯)
↓後記
《軟弱登山者には厳しい》
 梅雨の晴れ間、高速道路¥1000が6/19で終了、7月は忙しい等々の事情で近くて楽な所と思って皇海山にした。NETで山行記録・ブログを読むとコースタイムより短時間で往復しているようなので楽勝と思いきや、せんぼく隊にはハードであった。車で越した人にも結局は越され、何人に越されたか解らない。
それでも概ねコースタイム通りなのだが、皆が速いのに驚いた。急峻で段差が大きいコースで体力の差があらわれ、コンパスの短い副隊長は余計に疲れてしまった。
で、終わってみると、人気の山の広い登山道とは違った素朴?で急な登山道も皇海山の味わいであろうと思えた。正統派?の方は鋸山を越えてこなければ万足出来ないだろうが、せんぼく隊はこのコースで十分皇海山を味わうことが出来た。
 二度、コース間違いしたが先行者が気づいて修正できた。ピンクテープを見逃さなければ間違わないのだが、前に人がいると安心して注意しなくなる。特に踏み跡の解らない沢は
ピンクテープがありがたかった。

《データ》
車での走行距離は465km、燃費12.46km/L、通行料\1500×2  計2.2諭吉
カメラ:canon S95 179枚、sony dscTX-5 17枚
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HP03-244

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皇海橋からでも十分修行になる
皇海山 (すかいさん)

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