HP03-240

箱根外輪山を縦走
火打石岳〜塔ノ峰

トレック日 2011年5月5日(木)曇り
標 高 火打石岳  988.5m 
明神ヶ岳  1169.1m
※神百
明星ヶ岳  923.9m 
※神百
塔ノ峰    566.4m
※神百
※神百=神奈川百名山・湘南らんぼう選
場  所 箱根町・小田原市地図にリンク
メンバー 湘南らんぼう・単独
時  間
距  離
全行程:12時間
山行
6時間36分
(昼食30分他小休憩含む)
距離:約
16.4km
標高差 985m、累積+924−1598m
移 動
P・WC
車(ノア)+バイク(モトコンポ)
P:塔ノ沢近く ※後記参照
WC:
金時神社、ヒメシャラの湯近く
山名
コード
点名
等級
緯度
経度
標高
現在
火打石岳
TR35239702201 
俵石 
三等三角点 
35°16′31.2032 
139°01′56.379 
988.45 m
正常20070731

山名
コード
点名
等級
緯度
経度
標高
現在
明神ケ岳
TR35239703401 
明神ケ岳 
三等三角点 
35°16′46.023 
139°03′08.9765
1169.06 m
不明20070731
山名
コード
点名
等級
緯度
経度
標高
現在
明星ケ岳
TR35239700501 
明星ケ岳 
三等三角点 
35°15′21.5757 
139°04′02.9496 
923.89 m
正常20100520
山名
コード
点名
等級
緯度
経度
標高
現在
塔ノ峰
TR35239608801 
牛臥山 
三等三角点 
35°14′33″.1044
139°05′51″.4681
566.36
正常20100218
地図・コース↓
《アクセス》
R1、箱根湯本駅の先で右に入り、塔ノ沢近くに駐車。次はバイク(モトコンポ)でR1を登る。宮ノ下から御殿場方向のR138に分かれる。宮城野、仙石を過ぎ、金時神社の先で明神林道(舗装)を登る。トンネルをくぐると右手に駐車スペース、登山口がある。
《全行程》
6:22自宅発〜7:51塔ノ沢近くのP7:55〜モトコンポで移動〜8:33矢倉沢峠〜8:40登山スタート〜15:16P着〜16:03矢倉沢峠(モトコンポ回収)〜明神林道・大井松田・中井町経由〜18:17帰宅
《トレックコース》
08:40 矢倉沢峠スタート
09:45 火打石岳、三▲俵石確認
09:58 登山道に合流〜10:19 (休5分)
10:56 明神様の祠
11:01 三△明神ヶ岳付近、不明
11:03 明神ヶ岳山頂 11:11(休8分)
11:42 (休5分)
12:17 三▲明星ヶ岳確認
12:19 明星ヶ岳 12:49(昼食30分)
12:56 (休5分)、13:15(休5分)
13:51 舗装道路に出る
14:03 舗装道路から登山道へ入る
14:18 塔ノ峰 14:25(休7分)
14:51 修行の岩屋
14:57 阿弥陀寺
15:12 登山口
15:16 塔ノ沢近くのPにゴール

コースが長いのでクリックして別ウィンドで見てください
↓記録写真↓
 公共機関の移動が苦手なのと少しでも楽をしたいので、車の運転席の後ろに簡単に積めるモトコンポを調達した。今日はモトコンポのデビューであるが、はたして箱根を制することができるか?
何しろ30kmが限界なので、車の人はさぞ迷惑だったろう。振動による手と尻のしびれが約40分・17km続いたので、人、バイクともに過酷な移動であった。明神林道・矢倉沢峠の最後の登りはバイクがダウンし、押し歩きしたので完走は逃したが上出来だった。
※山登りを楽しみたい方はズルしないで金時神社から登った方が良いです。
08:40 矢倉沢峠スタート
お疲れのモトコンポはここでしばらく休憩。軽トラはハンターではなさそうなので山菜取りだろうか?

スミレ、ボケ、タンポポ咲く登山道を5分で尾根に上がるとT字路、「明神ヶ岳90分」方向に左折する。

笹原に続く広い尾根道

振り返ると金時山。あいにく富士山は見えない
笹に囲まれた道になり、 時々赤いテープがあり、薄い踏み跡がある。頭から竹薮に突っ込めばどこに出るのか?、竹薮と格闘した星ヶ山を思い出す。

9:07 右にはっきりとした登山道あり、道標はない。

まだ桜が残っている。

出っ歯はヤマザクラ
仙石原方向、今日は景色をあきらめ、縦走と三角点ハンター?に専念


09:40 ヤブ突入。登山道は火打石岳を巻いている。このままでは通過してしまうので、薄いヤブを山頂に向って直登した。

09:45 火打石岳
、ここが山頂。何も標識はないが、写真中央に三角点がある。

周りを見渡しても登山道は見当たらないので、県境と思われる薄い踏み跡を明神ヶ岳方向に行く。

火打石岳の三等三角点:俵石を確認

09:58 登山道に合流、火打石岳の標識あり
結局、地図に載っている火打石岳山頂を通る登山道は廃道のようだ。

《火打石岳》の標識
この山で、黒色の燧石を産出したことから山の名がおこりました。玄武岩の一種で、この石を加工して造った石器が箱根や小田原の縄文時代の遺跡から発見されています。大昔から、この山には人々の足跡がありました。

10:19 (休5分)あたりに甘い香りが漂っている。アセビ1本でも驚くほど香る。

マメザクラかも?ピンクの花がかわいい。↑→
白いスミレ(ツボスミレ)も咲いている。

10:38 登山道は突き当たりが開けていて、ここから右に向かい、外輪山らしい尾根になる。

微妙なバランスの岩があった。近くなら棒で支えてあげるのに。

10:50 分岐、左・最乗寺奥の院
正面の斜面が崩壊し火口の様になっている。

写真中央が明神ヶ岳の山頂
10:56 祠。山頂手前の左に5m位下がった所に石杭と祠がある。ひょっとして三角点かと思ったが違った。
※明神ヶ岳の名前の由来となっている明神様の祠。北側に建てられていることから、旧狩野(かの)村などで信仰されていたと思われます(江戸時代には明神ヶ岳は狩野山と呼ばれていました)。

11:01 三△明神ヶ岳付近、結果不明。
GPSが三角点位置を示しているが、信じないで?通過した。しかし、気になるので、引き返して調査。

ここが三角点があるはずの竹薮。山頂から300m位北西に位置する。竹薮の中に立つとその先は崩壊した斜面になる。。
※後日、この三角点について検索したが、どのHPにも出ていないので亡失か?。国土地理院の三角点データを見ると、成果異常、現況状態は不明となっていた。これでは見つからない訳だ。

11:03 明神ヶ岳山頂 11:11(休8分)
ひょっとして三角点は山頂にあるのでは?と周りをウロウロ、登山者に聞いても解らない。

山頂標識
明星ヶ岳へ向うと直ぐに左:最乗寺への分岐がある。

←11:19 摂政宮記念碑
これは昭和天皇が皇太子時代、大正天皇の摂政を務めているときに 明神ヶ岳に登山に来たことを記念しているものらしい。

10分位下ると石ゴロゴロの歩き難い道になる。
前回はこの道を往復しているはずだが忘れてしまった。楽しくない記憶は自動消去、辛く楽しい記憶は思い出。

11:39 分岐、右・宮城野。前回の下りルートだ。
11:42 (休5分)道端で休憩していると、4人のランナーが駆け下りていく。

明星が岳

12:15分岐、右・宮城野。前回の登りのルート。

GPSの三角点ポイントがまたもや竹薮のなか。あきらめつつ覗くとありました。

12:17 三等三角点:明星ヶ岳確認。水源の森の赤白杭と並んでひっそりと苔むしていた。

12:19 明星ヶ岳 12:49(昼食30分)

明星ヶ岳は山頂標識が更新されている
    明星ヶ岳山頂にはこんもりと盛り上がった所に御岳大神の石碑と祠、左右に石仏がある。
   12:56 (休5分)

13:00 石仏 箱根三笠山刀利天宮(写真左)

13:05 石仏 箱根御嶽山八海大頭羅神主(写真中央か右?)

13:15 (休5分)、静かな山で一人休憩

13:35 右折し、鉄塔・仙石6を通過

13:51 舗装道路に出る。
左へ900mの舗装路歩きだ。

途中、最後の目的地、塔ノ峰を捉える
 

14:03 舗装道路から登山道に入る。
塔ノ峰15分の標識に元気が出る。

明るい植林地、山頂かと思いきや・・
あと5分
14:18 塔ノ峰 14:25(休7分)
展望は無いが山の由来が良い。丸太のベンチで休憩。
《山頂標識》
塔の峰(566m)
西インドの阿育(アショカ)大王が仏舎利(釈迦の遺骨)を安置した宝塔(あみ)の一つが、この山の中腹、阿弥陀寺の岩屋で見つかったといわれ、この山を塔ノ峰といいます。山頂には小田原北条氏の出城の跡が見られます。


山頂標識

塔ノ峰山頂の三角点:牛臥山を確認
歯槽膿漏状態だった。
←14:51 修行の岩屋

14:57 阿弥陀寺の脇に出る。
浄土宗の阿弥陀寺はアジサイ寺として有名、また皇女和宮の御位牌を祀る寺としても知られている。
←阿弥陀寺の山門には「阿育王山」とある。塔ノ峰山頂に書いてあった西インドの阿育(アショカ)大王のことか?早くゴールしたいので追及はしない。

15:12 登山口に出る。舗装道路を少し歩き、
15:16 塔ノ沢近くのPにゴール
6時間半、16.4km。良く歩いた。
今回のはな
アズマギク ボケ ムラサキケマン アセビ
ツボスミレ アズマギク ヘビイチゴ ヤマザクラ
タチツボスミレ マメザクラ? セイヨウタンポポ? タンポポ
センジュガンピ
後記
 前回の明神ヶ岳で、乙女峠〜金時山〜塔ノ峰〜箱根湯本と縦走途中の年配登山者に会った。それ以来、いつかはこのコースを縦走と思っていた。もし、金時神社スタートで、金時山も縦走に入れていたら10時間以上かかる。今回はバイクを使って少しショートカットしたから6時間半で済んだが、それでも十分疲れた。

駐車場所はひめしゃらの湯の駐車場と思っていたが、「フォレストアドベンチャー」というアスレチック施設のPのようだ。帰りに風呂に入るから問題ないだろうと思っていたが、問題ありそうなので次回からは別の場所を探すことにする。

追記2012/3/15
当時、東日本大震災の影響で三角点情報が全て停止中だった。正常に戻り、牛臥山データが復活していたので更新。明神ヶ岳は依然不明のまま。

※2021/8/13更新、文字サイズを大きくし、神奈川百名山ロゴ追加
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