公共機関の移動が苦手なのと少しでも楽をしたいので、車の運転席の後ろに簡単に積めるモトコンポを調達した。今日はモトコンポのデビューであるが、はたして箱根を制することができるか?
何しろ30kmが限界なので、車の人はさぞ迷惑だったろう。振動による手と尻のしびれが約40分・17km続いたので、人、バイクともに過酷な移動であった。明神林道・矢倉沢峠の最後の登りはバイクがダウンし、押し歩きしたので完走は逃したが上出来だった。
※山登りを楽しみたい方はズルしないで金時神社から登った方が良いです。 |
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08:40 矢倉沢峠スタート
お疲れのモトコンポはここでしばらく休憩。軽トラはハンターではなさそうなので山菜取りだろうか?
スミレ、ボケ、タンポポ咲く登山道を5分で尾根に上がるとT字路、「明神ヶ岳90分」方向に左折する。 |
笹原に続く広い尾根道 |
振り返ると金時山。あいにく富士山は見えない |
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笹に囲まれた道になり、 時々赤いテープがあり、薄い踏み跡がある。頭から竹薮に突っ込めばどこに出るのか?、竹薮と格闘した星ヶ山を思い出す。
9:07 右にはっきりとした登山道あり、道標はない。
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まだ桜が残っている。 |
出っ歯はヤマザクラ |
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←仙石原方向、今日は景色をあきらめ、縦走と三角点ハンター?に専念
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09:40 ヤブ突入。登山道は火打石岳を巻いている。このままでは通過してしまうので、薄いヤブを山頂に向って直登した。
09:45 火打石岳、ここが山頂。何も標識はないが、写真中央に三角点がある。
周りを見渡しても登山道は見当たらないので、県境と思われる薄い踏み跡を明神ヶ岳方向に行く。 |
火打石岳の三等三角点:俵石を確認 |
09:58 登山道に合流、火打石岳の標識あり
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結局、地図に載っている火打石岳山頂を通る登山道は廃道のようだ。
《火打石岳》の標識
この山で、黒色の燧石を産出したことから山の名がおこりました。玄武岩の一種で、この石を加工して造った石器が箱根や小田原の縄文時代の遺跡から発見されています。大昔から、この山には人々の足跡がありました。 |
10:19 (休5分)あたりに甘い香りが漂っている。アセビ1本でも驚くほど香る。 |
マメザクラかも?ピンクの花がかわいい。↑→
白いスミレ(ツボスミレ)も咲いている。 |
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10:38 登山道は突き当たりが開けていて、ここから右に向かい、外輪山らしい尾根になる。 |
微妙なバランスの岩があった。近くなら棒で支えてあげるのに。 |
10:50 分岐、左・最乗寺奥の院
正面の斜面が崩壊し火口の様になっている。 |
写真中央が明神ヶ岳の山頂 |
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10:56 祠。山頂手前の左に5m位下がった所に石杭と祠がある。ひょっとして三角点かと思ったが違った。
※明神ヶ岳の名前の由来となっている明神様の祠。北側に建てられていることから、旧狩野(かの)村などで信仰されていたと思われます(江戸時代には明神ヶ岳は狩野山と呼ばれていました)。 |
11:01 三△明神ヶ岳付近、結果不明。
GPSが三角点位置を示しているが、信じないで?通過した。しかし、気になるので、引き返して調査。
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ここが三角点があるはずの竹薮。山頂から300m位北西に位置する。竹薮の中に立つとその先は崩壊した斜面になる。。
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※後日、この三角点について検索したが、どのHPにも出ていないので亡失か?。国土地理院の三角点データを見ると、成果異常、現況状態は不明となっていた。これでは見つからない訳だ。 |
11:03 明神ヶ岳山頂 11:11(休8分)
ひょっとして三角点は山頂にあるのでは?と周りをウロウロ、登山者に聞いても解らない。 |
山頂標識 |
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明星ヶ岳へ向うと直ぐに左:最乗寺への分岐がある。
←11:19 摂政宮記念碑
これは昭和天皇が皇太子時代、大正天皇の摂政を務めているときに 明神ヶ岳に登山に来たことを記念しているものらしい。
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10分位下ると石ゴロゴロの歩き難い道になる。
前回はこの道を往復しているはずだが忘れてしまった。楽しくない記憶は自動消去、辛く楽しい記憶は思い出。 |
11:39 分岐、右・宮城野。前回の下りルートだ。
11:42 (休5分)道端で休憩していると、4人のランナーが駆け下りていく。
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明星が岳 |
12:15分岐、右・宮城野。前回の登りのルート。 |
GPSの三角点ポイントがまたもや竹薮のなか。あきらめつつ覗くとありました。 |
12:17 三等三角点:明星ヶ岳確認。水源の森の赤白杭と並んでひっそりと苔むしていた。 |
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12:19 明星ヶ岳 12:49(昼食30分) |
明星ヶ岳は山頂標識が更新されている |
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明星ヶ岳山頂にはこんもりと盛り上がった所に御岳大神の石碑と祠、左右に石仏がある。 |
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12:56 (休5分)
13:00 石仏 箱根三笠山刀利天宮(写真左)
13:05 石仏 箱根御嶽山八海大頭羅神主(写真中央か右?) |
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13:15 (休5分)、静かな山で一人休憩 |
13:35 右折し、鉄塔・仙石6を通過 |
13:51 舗装道路に出る。
左へ900mの舗装路歩きだ。
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途中、最後の目的地、塔ノ峰を捉える。
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14:03 舗装道路から登山道に入る。
塔ノ峰15分の標識に元気が出る。 |
明るい植林地、山頂かと思いきや・・
あと5分 |
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14:18 塔ノ峰 14:25(休7分)
展望は無いが山の由来が良い。丸太のベンチで休憩。
《山頂標識》
塔の峰(566m)
西インドの阿育(アショカ)大王が仏舎利(釈迦の遺骨)を安置した宝塔(あみ)の一つが、この山の中腹、阿弥陀寺の岩屋で見つかったといわれ、この山を塔ノ峰といいます。山頂には小田原北条氏の出城の跡が見られます。
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山頂標識 |
塔ノ峰山頂の三角点:牛臥山を確認。
歯槽膿漏状態だった。 |
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←14:51 修行の岩屋
14:57 阿弥陀寺の脇に出る。
浄土宗の阿弥陀寺はアジサイ寺として有名、また皇女和宮の御位牌を祀る寺としても知られている。
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←阿弥陀寺の山門には「阿育王山」とある。塔ノ峰山頂に書いてあった西インドの阿育(アショカ)大王のことか?早くゴールしたいので追及はしない。
15:12 登山口に出る。舗装道路を少し歩き、
15:16 塔ノ沢近くのPにゴール
6時間半、16.4km。良く歩いた。 |