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先週の武尊山で副隊長の膝が悪化したが、接骨院の保険外診療の技で復活。しかし、再発の危険があるので1日の行動時間が短い山(8時間以内?)を検討。天気は晴れ/曇りで冴えないが、関東甲信越では群馬が一番天気が良いので、奥白根山に決定した。菅沼登山口から往復したい所だが、膝爆弾を抱えているのでロープウェイを利用する。
←8:35丸沼高原、ロープウェイ山麓駅(写真はゴール後に写した) |
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9:00 ロープウェイ山頂駅よりスタート(GPS=1978m)
標高1400mから2000mまでの往復が¥1800だ。スキー場のゲレンデを登って来た夫婦に山頂喫茶前で会った。トレーニングで1時間半かけて登って来たと言っていた。片道900円/1:30なので時給600円のアルバイトだ。
触発され登りのルートを一番遠回りの六地蔵〜座禅山〜白根山、帰りは膝の心配があるので最短コースと決定した。
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山頂駅の前は「ロックガーデン」なる高山植物のお花畑と天空の足湯がある。シラネアオイの葉っぱ、チングルマの穂、わずかに残ったコマクサ・・・・花に罪はないのだが、人工的なお花畑は感動が薄い。
←ニ荒山神社を過ぎ、左の六地蔵へ行こうと地図を見ていたら、先ほどのトレーニング夫婦はためらわず最短コースへ行った。拍子抜けではあるが、我々は六地蔵ルートへと向う。 |
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9:23 六地蔵(GPS=1947m)
ロープウェイで稼いだ標高より下ってしまったのが残念。こんなセコイ登山者を癒すための地蔵ではないようだ。六体の地蔵がそれぞれハウスに入っている。
※。「六道(六つの迷界---地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)を輪廻転生する衆生の苦しみを、地蔵菩薩が救済するという思想から六地蔵信仰が広まった」との立札があった。
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六地蔵の付近はカニコウモリが群生していた。他の山域では見かけない花だが、山頂喫茶に花の写真パネルがあったので名前が解った。名前のとおり葉はカニの甲羅のようで、小さい花は先端がまくれている。(ぶら下がったコウモリに似ているのかも?)
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10:17 分岐・座禅山/七色平(休6分)。左の座禅山に向う。30分位登ると 座禅山火口の道標があり、更に進むと
座禅山火口降り口(GPS=2254m)。この暑さでは降りる勇気がないのでパス。
←10:44白根山山頂がはっきりと見える。 |
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←10:57 座禅山(GPS=2279m)。道標に座禅山と書いてあるが、左手のピークが座禅山と思われる。しかし、登山道はロープが張ってあるので、山頂方向へは踏み出せなかった。山頂の標高は2317mなので、道標地点と約38mの差がある。
↑山頂?方向と思うがはっきりとした踏跡はない |
写真の左が座禅山、前方は弥陀ヶ池、右が白根山 |
11:00 十字路分岐・弥陀ヶ池/白根山/七色平(GPS=2269m)
ここまで樹林の中の登山道だったので直射日光を浴びずに来られた。展望は遮られるが、体力の消耗を抑えられるのでとてもありがたかった。座禅山ルートでは、ほとんどすれ違う登山者がいなかったのに、この十字路に来るとあちこちに登山者が見える。弥陀ヶ池あり、お花畑ありで心地よい所だ。 |
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今まで登山道脇にポツポツ見られた黄色い花が一面に咲いている。キオンと思っていたが、同じキオン属のハンゴンソウという花だった。特徴:ハンゴンソウは葉がが三裂している。
←十字路から座禅山を見上げる。際立ったピークは解らないが、写真右端が山頂か?。 |
山頂?どこが?下ってくる人に聞いたらまだ見えないらしい。 |
弥陀ヶ池を見下ろす。登るにつれ丸沼や菅沼も見えてくる。 |
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白根山に向かって石がゴロゴロ登山道を登る。この時点では青空があり、振り返ると山並みがきれいだ。弥陀ヶ池がだんだん小さくなり、青緑の五色沼が現れる。山頂らしき岩峰に向かう登山者の列も見える。
←11:42〜12:04(昼休22分)山頂で昼にしたかったが、手強い登りでシャリバテになってしまった。五色沼が見える岩場で昼食をとる。腹は満たされたが、だんだんと雲が多くなってきた。
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12:24 北峰?。(GPS=2575m)人が多いので山頂だ!と思ったが・・・ |
谷を挟んだ向こうの峰にはもっと多くの人が見えた。突出した岩には登山者あり。
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←北峰から約12m下り、岩山を登り返す。ルートがあるような無いような感じで、岩につかまりながら高い方に行く。山頂から見るとガケに見えるらしく、山頂にいた人がここを下れるか思案していた。
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12:31 山頂 2578m(GPS=2579m)
往路3時間31分(歩3:03+休28分)コースタイム3:10
2ヶ所に山頂標識があり、10人位で満員の狭い山頂だ。人が多いので早々に退散する。 |
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←五色沼
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山頂から南方向は火口?があるので、約19m下り、南峰へ登り返す。 |
12:42 奥白根神社奥社、南峰?(GPS=2566m)(休9分)ここも山頂と高さは遜色がなく、広いので昼食の登山者で賑わっていた。 |
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←南峰から見た山頂
12:46 山頂周回開始(13分)。
三角点を見逃したことに気が付く。(副隊長に指摘されてしまった)白根山の三角点は亡失していることを事前に調べていたが、すっかり忘れていた。社付近にリュックをデポし、単身で調査?に出かけた。副隊長は残って追跡写真係り。約10km軽くなったので、登山者をごぼう抜きに登る。
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まずは山頂東側(GPS=2577m)、次は山頂(GPS=2581m)で2ヶ所の標識付近を調べると30×30×6cm位の御影石平板があり、上部には十が刻まれている。最後に山頂の西側(GPS=2579m)にも行ってみたが何もない。そのまま岩尾根を周回して社の方に向かった。
※senboku隊長は黄色シャツに赤ズボンですこぶる視認性が良い。 |
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山頂に立つとついバンザイをしてしまう。 |
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快調に岩尾根を進んできたが、ピークの岩から次の岩まで1m位離れている。
飛ぼうか?飛ぶまいか?悩んでいると、社の方で副隊長がバツのサインを出しているので撤退した。少し戻って岩の下に降りると巻き道があった。社の所に戻ってから、三角点亡失を思い出した。
周回してみて先っちょに立つ気持ちが少し解った。なかなか気持ちが良い。 |
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南峰から南方向のパノラマ |
南峰から山頂(北)方向のパノラマ |
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13:04 奥白根神社奥社、南峰?(GPS=2567m)発、下山開始。
大きく迂回して下る。往路のような岩場はないが、小さい浮き石があるので注意して下る。
このルートはよく整備されているので、膝にやさしい登山道だ。13:21 (休12分)
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14:32 分岐・山頂駅/七色平・避難小屋(GPS=2133m) |
14:35 大日如来 |
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15:10 ロープウェイ山頂駅、ゴール(GPS=2011m) 復路、2時間39分(歩2:18+休21分)、山頂周回13分が含まれているものの、ゆっくり下った結果、コースタイム1:50をオーバーした。おかげで副隊長の膝が持ちこたえたんだろう。
天空の足湯に行くと大勢の観光客が浸かっている。「標高2000mから望む日本百名山」なる看板がある。見えるはずの10座の内、浅間山・四阿山・草津白根山・武尊山・苗場山・谷川岳・至仏山の7座は既に登った。未踏の巻機山・平ヶ岳・燧ケ岳を制覇してからこの足湯に浸かり、ニンマリと眺めてみたいものだ。 |