HP03-220 ツアールの森と道路開通一番乗りの駒ケ岳
新花の百名山  秋田・駒ヶ岳  こまがたけ
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トレック日 2010年5月31日(月)晴 時  間
距  離
全行程:12時間
ツアール:1時間22分(歩1:00+休22)
駒ヶ岳:3時間11分(歩2:48+休23分)
合計:
4時間33分
距離:3.1+6.6=
9.7km
場  所 秋田県仙北市
メンバー せんぼく隊+1
(senboku隊長・たかちゃん副隊長・sen兄)
標  高
標高差
秋田・駒ヶ岳:1637m(男女岳)
馬の背コースのピーク:1597m
標高差≒300m、累積≒400m
山の
データ
日本二百名山/新・花の百名山(16)/一等三角点百名山(16)/東北百名山(旧版)(20)/東北百名山(新版)(19) 
※田沢湖高原から八合目までの道路は6月より交通規制あり。
移 動
P・WC
車(ノア)、八合目P:40台?無料
WC:八合目、阿弥陀池避難小屋にあり
地図
明日6/1が駒ヶ岳の山開きで、八合目までの道路は5/31昼から通行可能との情報を得た。
9時頃にゲートに着き、通れるかも知れないと淡い期待があったが、バリケードの先にチェーンがあり施錠されていた。昼まで待つしかないのでその間に鶴の湯付近をトレッキングすることにした。
《ツアールの森 アクセス》
田沢湖高原の宿屋街を過ぎ、左の鶴の湯入口を入らずに乳頭温泉に向かうと左に「ブナの森」Pがある。
(鶴の湯温泉まで車で入っても可)


《駒ヶ岳 アクセス》
田沢湖高原「アルパこまくさ」から少し下り左(東)へ入ると二又に分かれる。右はスキー場のP、左が八合目へ向かう道だ。ゲートから車で、すれ違いに注意し15分登ると八合目に着く。(規制日には監視員がいて、一般車はNG。アルパこまくさからバスで行くことになる。)

《全行程》
8:00大仙市〜田沢湖町〜田沢湖高原〜ブナの森P(ツアールの森トレッキング)〜駒ヶ岳八合目P(駒ヶ岳登山)〜アルパこまくさ(温泉)〜角館町(夕食)〜20:00大仙市
↓記録写真《ツアールの森》↓
《トレックコース》
09:30 ぶなの森P着
09:40 スタート
09:51 鶴の湯峡吊橋〜ツアールの森
10:08 鶴の湯10:30
    ツアールの森〜鶴の湯峡吊橋
10:52 ぶなの森Pゴール


《ツアールの森》
元駐日独大使のカール・ツアール氏が、鶴の湯旧道付近を「理想的な散策路」と絶賛したことから「ツアールの森」と名づけられた。

※30年近く前にオランダから電車で南下している時に同席になった親切なドイツ人がカール(カイル)氏で元駐日大使、会った時は駐中国大使だった。
同一人物か?と思ったが帰ってから名刺を見ると「
Dr.Franz Keil」とあるので違うようだ。

※「ツアールの森」は行って初めて知ったが、後日NETで検索すると意外と知名度があるようだ。
砂利敷きのPは20台程度の広さだ。
韓国人らしき男性に鶴の湯へのコースを聞かれ、sen兄が教えていた。
新緑の明るいブナ林から始まり、少しくだると先達川に掛かる鶴の湯峡吊橋がある。



ブナブナブナの森



鶴の湯峡吊橋

吊橋から登り返すと「ツアールの森」看板があった。カール・ツアール氏(駐日独大使)が・・・・

往路28分のトレッキングで鶴の湯に着く。以前来た時より古くなり味わいを増していた。韓国ドラマ「アイリス」のロケがここでもあったらしい。先日の放送で田沢湖・竜子姫の前のシーンはチラッと見た。ここでもロケがあったとは。
 韓国人らしき男性にここでも会った。なにやら尋ねられたが意味不明。またしてもsen兄がヘルプ。どうやら風呂に入りたかったようだ。彼は受付でタオルを買い、露天風呂に向かった。
 蟹場を周回して車に戻るつもりだったが、付近には蟹場への道標や案内が無い。バスの運転手さんに聞くと蟹場まで1時間位かかるらしいので、今回は引き返すことにした。(昼には駒ヶ岳ゲートに行かなければならないので)
 復路は22分でPに着く。日差しを避けて木の下に車を停めたため、尺取虫?に襲われていた。ドアを開けるたびに小さい虫が入るので困ったものだ。虫に食われるために来たのではないので退散。
ツアールの森で見かけた
花たち。
↓記録写真《駒ヶ岳》↓
 ツアールの森散策を終えてから、田沢湖が見える東屋で昼食。これで水+ガス+食料が減ったのでリュックが軽くなった。
 今日に予定は快晴の駒ヶ岳からの展望と未踏の女岳だ。



《トレックコース》

12:03 八合目P着
12:15 スタート H=1300m
12:50 片倉岳
13:20 阿弥陀池分岐H≒1532m
13:27 馬の背分岐H≒1560m
    最高地点H≒1597m
13:55 分岐(小屋/横岳)
14:05 駒ヶ岳避難小屋H≒1537m
14:28 同発(休23分)
15:26 八合目P
ゴール
 
11:08 アルパこまくさに立ち寄り、道路情報再確認。駒ヶ岳(左)と田沢湖(右)を眺める
11:48 通行規制ゲート着。軽トラのおじさんがゲートを開けた直後だったらしく、我々が開通一番乗りとのこと。明日の山開きに先んじて微妙に嬉しい。

12:03 八合目P着。一番乗りで駐車場に着いたら既に7台が停まっている。明日の山開きに備えて関係者が来ているのだろう。
 
12:15 スタート H=1300m。いきなり雪道で驚くが意外と歩きやすい。道しるべがあり、傾斜の強い所は削ってある。山開きに備えて整備したことだろう、関係者に感謝!。

15分位登ると素晴らしい展望が広がってきた。前回までは花だらけで下を見て歩いたが、今回は景色に目を奪われながら歩いた。彼方に見える森吉山が殊のほか美しい。以前登って縦走した乳頭山もクッキリと見える。
岩手山を乳頭山と勘違いし、 あんな遠くから縦走したなんてたいしたもんだと自画自賛しきりであった。

※自宅に帰りカシミールで駒ヶ岳から見える山を調べてビックリ!乳頭山と思っていた山は昨年登った岩手山だった!恥ずかしい限りである。乳頭山はもっと手前で、写真にもクッキリ写っていた。
優雅に山すそが広がる森吉山。実は今回の登山計画の1候補だったが、リフト運行が1週間後だったため、あきらめた。いつか花の時期に登りたいが、姿を見て思いが強くなった。

12:50 片倉岳。ここには雪が無く、西から北に美しい山並み、東には男女岳が迫っている。

片倉岳からは田沢湖方向も開けるが、雲が厚いのが残念。
片倉岳を過ぎると、登山道が沢になって水が流れているため、雪原に迂回し踏み抜かないように注意して歩く。間もなく木道に出る。この場所ははニッコウキスゲやチングルマのお花畑だったが、今回はなーんにもないのでピッチが早いこと。

13:20 阿弥陀池分岐H≒1532m。女岳に登るために、これより男岳方向から馬場の小路(ムーミン谷)に入るか、池を過ぎてから横岳〜大焼砂経由で入るか思案。とりあえず男岳の鞍部まで行って雪の状態を見ることにした。
13:27 馬の背分岐H≒1560m。鞍部まで一面雪なので、その先も不安だったが、谷は思ったとおり雪だらけ。これでは谷に下るのが危ないので女岳はあきらめた。sen兄隊員は池に下り、小屋で休憩、せんぼく隊は通ったことがない「馬の背」ルートから小屋に下ることにした。

馬場の小路(ムーミン谷)と女岳

荒々しい男岳

馬の背分岐から北方向。脳がとろけそうなすばらしい景色が広がっている。

馬の背分岐から北方向のパノラマ、左から男女岳・阿弥陀池・馬の背
馬の背最高地点H≒1597m。岩を積み重ねたようなピークによじのぼる。高さは男女岳・男岳より若干低い位だが見晴らしは良い。ただ、両端が切れているので風があったら怖い尾根だ。
馬の背ピークからの展望 ↑乳頭山、岩手山方向 ↓女岳と馬の背、その間の後ろに薄っすらと田沢湖
南方向、黒い大焼砂の尾根。その彼方に和賀山塊から真昼山へと奥羽山脈が続いている。縦走した猛者のHPを見たことがあるが、真似できそうにない。

13:55 分岐(小屋300m/横岳200m)から左に下り避難小屋に向かう。途中で雪渓を横切るが踏み跡が薄いので慎重に下る。

これが乳頭山と見間違った岩手山のアップ。駒ヶ岳3回目で見ることができた。山頂の左肩の凸凹突起が難儀した鬼ヶ城だろう。
14:05 駒ヶ岳避難小屋でsen兄隊員と合流し休憩。いつか泊ってみたい避難小屋だ。
14:28 同発(休23分)


15:26 八合目P着。3時間11分でゴール。残雪のため女岳は登れなかったが、天気に恵まれ素晴らしい景色を堪能できたので大満足。

15:41 八合目P発、アルパこまくさへ向かう。
↓それから↓
16:01 アルパこまくさ 温泉500円/人
何度も立ち寄ったが、温泉に入るのは初めてだ。硫黄臭は強くないが、蛇口の錆具合をみると強烈だ。
硫黄泉なのでピリピリ感がありなかなか暖まらないが、露天風呂から見る田沢湖がキレイだった。

その後、田沢湖のはちみつショップに寄り、角館の土間人で夕食
↓おまけ↓

2010/5/30水田の夕焼け 大仙市にて

2010/5/30暮れなずむ鳥海山 大仙市にて
↓前回の記録↓
2005/7/16 駒ケ岳(男女岳 ・男岳)
2006/7/23 駒ケ岳U(横岳) 
2007/7/29 乳頭山縦走笊森山・湯森山
↓後記
 白神山地、森吉山、丁岳(ひのとだけ)、鳥海山・・・行きたい山は沢山あるが、また駒ヶ岳に行った。時期が違えば味わいも変わるので、同じ山に何度も登る人がいるのも解る。と、思ったほど駒ヶ岳は素晴らしい。
《データ》
車での走行距離は1445km、ガソリン¥14717、燃費13.66km/L、通行料\9450(往路休日、復路深夜)。
計:約5諭吉
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