和田峠(陣馬山)〜小仏城山〜中沢山〜峯の薬師北側まで県境尾根を歩いたので、残る城山湖北側の未踏尾根を歩くことにした。(市街地の県境は対象外)
かたくりの里から城山湖を周るコースを考えていたが、昨晩の優柔不断がたたり朝寝坊。出発が遅くなってしまったので、かたくりの里をカットし、城山湖のPから周回に変更した。途中、下九沢温泉「湯楽(ゆら)の里」を通る。1年前の高尾山〜陣馬山縦走の帰り以来なのでナビに位置を登録して帰りに備えた。 |
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11:20 自宅から約1時間半で城山湖Pに着く。
無料は良いのだが門限が16時(4月から17時)は厳しい。
11:30 城山湖Pスタート。まずは三等三角点:竜子のある山へのルートを探す。案内板・標識の類は見当たらない。Pの門から西に10m位進むと左(南)に山道があったので入る。 |
山頂に向かってほぼ真っ直ぐに登ると登山道のピークがあり、最高地点らしき右手ヤブに入る。
11:39 無名ピーク、三等三角点:竜子351.70 mを確認。独立した峰なので名前があっても良さげだが何も見当たらない。とりあえず「竜子山」としておこう。往復約20分でPに戻る。 |
登山道のピーク |
山頂 |
三等三角点:竜子 |
11:51 県境尾根に向かって再スタート。舗装道路を西に向かうと分岐(入口)があるので左に入る。桜はまだ2、3分咲きで残念。 |
城山湖、対岸に「しろやま」の植栽文字が見える |
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12:03 加藤武雄文学碑に立ち寄る。碑文は達筆で読めないが、石碑の設計が建築家の丹下健三だったことに驚いた。元の道に戻り「野鳥観察休憩所」を過ぎると左に「峰の薬師」近道があったが、今回はパス。
《加藤 武雄》(かとう たけお、1888年5月3日 - 1956年9月1日)は、小説家。号は冬海。神奈川県生まれ。1919年、農村を描いた自然主義的な短編集『郷愁』で作家として認められる。1922−23年の『久遠の像』以後、通俗小説、少女小説の書き手となり、大正末から昭和初期にかけて、中村武羅夫、三上於菟吉と並び称せられる通俗小説家として一世を風靡し、三人あわせての『長編三人全集』が刊行された。文学碑は女婿の丹下健三が設計した。 |
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←キブシの花
→何の実だろうか?朽ちて繊維だけが残り、マスクメロンのような網になっている。 |
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12:20 分岐(峰の薬師/ふれあい休憩所)。ここで主尾根に合流し右の「ふれあい休憩所」へ向かう。
ふれあい休憩所は人が多く、テーブルが空いていないので通過。
←県境の杭を見ながらの尾根歩きが楽しい。 |
12:37 草戸山。
Pから46分で到着。ベンチ・テーブルが多く、展望台もある。ここで昼食休憩。
※城山湖Pには草戸山の道標が無かった。草戸山は東京側の名称で、神奈川県側は松見平なんだろうか?。
13:17 同発(昼休40分)
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「草戸山」標柱」 |
「松見平休憩所標柱」 |
「神奈川県企業庁電気局2級基準点」 |
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←13:22 分岐(大地沢青少年センター/はなさき休憩所)。
何も考えず右の「はなさき休憩所」へ向かう。後で考えたらこの分岐で県境尾根から外れてしまったようだ。
→13:35 「しろやま」の植栽文字。 |
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植栽文字を過ぎると小さい建物の裏に階段がある。フェンスの隙間から侵入して階段登ってみる。
←尾根に薄っすらと踏み跡があったので行ってみた。ひょっとしたら県境尾根に復帰できるかも?と期待しつつ進んだが徐々に踏み跡が解からなくなり、迷走状態になった。結局、尾根筋をたどって進んでみたものの県境には至らず大失敗であった。 |
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14:10 むりやり下って舗装路に出る。出た所で100円の野菜(ノラボウ)を買って、谷間の集落を通り城山湖へ向かった。
※帰ってからノラボウなる野菜をおひたしで食べたが、なかなかイケル。アスパラガスのようなホウレンソウだ。
14:26 分岐・雨降林道/野球場。ここが雨降林道の起点で全長308mとある。野球場に行ってもダムの上に出られるか解からないので、林道(舗装道路)を行く。
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14:45 金刀比羅宮(ことひらぐう)に立ち寄る。「この地は・・龍籠山という。・・四国の金刀比羅宮の御分霊・・・。」と書かれている。早速、龍籠山に登ってみる。
↓東方向の展望が開け、橋本の町並みから東京の高層ビルまで望める。 |
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14:53 龍籠山(雨降龍居山)≒338m。小さい社がありその裏が山頂のようだ。4、5m四方の頂きには何も標識がないが、きっと龍籠山だろう。 |
尾根続きのピーク≒346mには「航空神社」なる社がある。昭和16年に爆撃機、19年に隼が墜落したそうだ。冥福を祈り、下る。 |
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龍籠山を下ると城山湖の堰堤?の近くにでた。
舗装路を少し下り、右下の広場を横切り城山湖Pに戻った。
15:05 城山湖P着。約3時間半のトレッキングを終える。 |