HP03-185 誤算だらけの九州遠征そのB 天も見放す消化登山
日本百名山  祖母山  そぼさん
ホームに戻る
前へ 次へ
トレック日 2009年9月21日(月)晴/曇 《全行程》 5日間
9/19神奈川から移動→9/20九重山→9/21阿蘇山→祖母山→9/22開聞岳→9/23移動、帰宅

《9/21行程》
6:21仙酔峡ロープウェイP起床〜7:06阿蘇山登山11:14〜11:56仙酔峡P発〜13:25五ヶ所・北谷登山口〜13:29
祖母山登山18:17〜18:32北谷登山口発〜19:43高千穂温泉21:16〜高速道・御舟ICよりIN〜23:28宮原SA(泊)
《アクセス》
阿蘇山・仙酔峡ロープウェイP〜祖母山・北谷登山口まで約1時間半。42km。
仙酔峡道路〜R265を南へ〜県218阿蘇高森高原〜県212を津留へ〜宮崎県五ヶ所高原〜五ヶ所小付近〜九州自然歩道(砂利林道)6km〜北谷登山口
《トレックコース》
13:29北谷登山口→14:30千間平→14:50三県境→15:18国観峠→16:08九合目小屋分岐→16:12祖母山・山頂16:25→17:31風穴→18:17北谷登山口 
場所 熊本県、大分県、宮崎県
メンバー せんぼく隊
(senboku隊長・たかちゃん副隊長)
標高
祖母山(そぼさん) 1,756 m 一等三角点
標高差 標高差 656m、累積標高差 801m
距離 約9km
時間 本日の行程:17時間
山行:4時間48分(歩4:35分+休13分)
往路(千間平コース)2時間43分
復路(風穴コース)  1時間52分
移動
P・WC
車(ノアyy)
P:北谷登山口P ?台
WC:北谷登山口P
山の
データ
深田久弥の日本百名山(96) 
花の百名山(100) 
一等三角点百名山(91)
九州百名山(旧版43)(新版40) 
地図 & 標高グラフ
↓記録写真↓



↑登山口に着く30分位まえに祖母山かな?と撮った写真が当たっていた。後日、山屋さんのHPを拝見すると三秀台からの祖母山と同じアングルだったので間違いないだろう。

阿蘇山から移動してきて今日の二座目の祖母山だ。五ヶ所からの林道の狭さには参ってしまった。登山者が帰る時間に向ったためすれ違いが大変だった。砂利道凸凹で腹を擦り、草も伸びて車に擦れる。おろし立ての新車なのにかわいそうなことをした。
13:25 北谷登山口Pに着く。遅く着いたメリットはPが空いていたことのみ。
トイレ付きの東屋があり、中で登山届けの記帳をした。
丁度帰ってきた色白夫婦?は風穴コースを1:40で下ってきたそうだ。
どんな登山道か?どんな山か解らないので二人ともリュックを背負った。(阿蘇山は二人で1個)
13:29北谷登山口スタート(黒い車の左側)
5.3kmの千間平コースに1合目(530m)ごとに標柱がある。実に解りやすい。展望のない植林地帯を黙々と登る。こんなに遅い時間からの登山は初めてなので、気持ちが急いてしまうが足は早くならない。

←14:30千間平。これよりアップダウンを含む平坦な尾根歩きが始まる。↑少し先に五合目の標柱があった。
  
このコースは花よりコガネムシが異常に多い。それもよく見かける濃い緑色の他に赤、銅色、濃紺(藍色)、黒、金色とカラフルである。最初は光加減で色々に見えるのかと思ったが、ほんとうに違う色だった。昆虫に興味はないが、花もないので、観察しながら歩いた。
花はヤマエンゴサク、リンドウなど、写真の花は?。
14:50 三県境。大分県、熊本県、宮崎県と書いたレトロな看板ががんばっている。(左下の白い看板)

15:18 国観峠。ここで初めて視界が開け、なだらかな祖母山が現れた。ここは遭難救助用のヘリポートらしく広い原っぱになっている.

ここまでは青空で、あとは山頂から九州のやまなみを眺めるだけだったが・・・。



 
16:12祖母山・山頂往路2時間43分(小休憩含む)
青いテントが1張。住人?は女性が一人、祖母・傾山系の縦走だろうか?。彼女に写真を撮ってもらった。周囲の景色を見ようにもガスって何も見えない。彼女がさっきまで見えていたんだけど・・夕方から雨が降るかもと言う。残念無念、亡者の如く1日2座も登る愚かさを天に見透かされたような気もする。と、言い訳してみたが、実際は午後から登山なので、ありうることだった。
 
一等三角点と山頂標識を確認し、明るいうちに帰り着くか微妙な時間なので、早々に下山することにした。千間平コース5.3km、風穴コースは2.5km、距離の短さで後者に決定。
16:25 下山
竹ヤブがすんごい。副隊長は完全に埋まってしまうほどだ。一番乗りの人は朝露やくもの巣でたいへんだったろう。足元が見えないので危険だ。竹ヤブを過ぎると岩や木の根の段差が大きく、副隊長は足が届かないので大変だった。

←17:31風穴通過。暗くなりそうなので弱気になる。やっぱり千間平コースの方が良かったかな?と思うが、「後悔先に立たず」ひたすら下る。
18:17北谷登山口、ゴール。復路は1時間52分、スタート前に会った色白夫婦より12分遅れだが、暗くなる前にゴール出来て良かった。ギリギリセーフで、帰り仕度の15分間ですっかり暗くなってしまった。車の左右を見ると既に明日の登山者がお休みになっていた。前日到着早朝登山、見習わなければならない。しかし、小さい乗用車の人は体を伸ばせないようなので気の毒だった。
↓それから↓
18:32 北谷登山口を出発。五ヶ所までまた林道を戻る。登山は終わったので車をいたわりつつ走ったらこれが長いこと。約1時間の移動で高千穂に入る。

19:43 高千穂温泉。¥500×2名。副隊長は1:30の長風呂。その間、休憩室で待っていた時に地元?のお婆さん達の会話が聞こえてくる。が、カタカナの単語以外まったく解からなかった。

さて、夕食と思ったが、食堂・レストランがない!コンビニも1軒通過したら次がない。これにはまいりました。幸い、パンなどがあったので軽く夕食を済ませた。車の中には非常用にコンロ・ご飯・カレー・焼きソバなどがあったが、暗くなってからの準備は面倒なので止めた。
21:16〜高速道・御舟ICよりIN〜23:28宮原SA(泊)
↓勉強コーナー↓
《祖母山》
祖母山(そぼさん)は、大分県(豊後大野市、竹田市)と宮崎県(西臼杵郡高千穂町)にまたがる、標高1,756mの山である。神武(じんむ)天皇の皇祖母(豊玉姫(とよたまひめ))を祀(まつ)ることからこの名がある。
祖母連山は熊本県、大分県、宮崎県と3県にまたがる。火山活動によって形成された山であるため巨大な岩石が随所に見られ、登山ルートは整備されたものから獣道まで多種多様である。ハイキング感覚で楽しめる手軽なコースから、断崖を登りながら進む上級者向けのコースまである。頂上付近はどのコースを辿っても急な岩登りコースがあらわれる。
↓後記
HPで祖母山の登山記を見ると、5月のアケボノツツジ、10月の紅葉、祖母山〜傾山縦走、など素晴らしい山です。しかし、その素晴らしさを味わえなかったのは残念だった。雨が降らなかっただけでもマーいいか。

故深田久弥氏は「たしかに祖母山は一瞥(いちべつ)直ちに人を惹きつけるという際立った山容ではない。ケレンもなく、奇抜さもない。しかしその滋味は見つめるに従ってじっくりと来る、といった風の山である。こういう山は流行には乗らないが、不易の命を持っている。」と書いている。
なるほどと思うが、ゆとりがない登山をしたので、感じる間がなかった。感じたとしても文字にはできないし・・・。

今日の出会ったお友達はコガネムシとノウサギ(帰りの林道で)。

《データ》
本日の移動距離:仙酔峡〜五ヶ所・北谷登山口まで42km、北谷登山口〜宮原SA 120km、計162km
車のデータは開聞岳に記入
ホームに戻る
前へ 次へ
inserted by FC2 system