HP03-157
   神奈川県の山、雪の難路
袖平山から黍殻山 
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トレック日 2009年1月11日(日)晴 トレックコース
↓07:46スタート
↓07:57林道終点
↓11:38袖平山(昼休55)
↓13:00姫次(休10)
↓13:34八丁坂ノ頭(休4)
↓13:49青根分岐
↓13:54黍殻避難小屋
↓14:06大平分岐
↓14:27黍殻山(休6)
↓14:47大平分岐
↓14:58青根分岐(休7)
↓16:20登山届ポスト
●16:34ゴール
全行程
↓04:37茅ヶ崎発
↓厚木〜R412
↓道志道、青根
↓07:01袖平・八丁の分岐付近P
↓登山
↓16:53 P発
↓17:07〜18:25
  いやしの湯
●19:48帰宅
場  所 相模原市津久井町?
メンバー 湘南らんぼう・単独
標 高
標高差
袖平山1,431.9m※神奈川百名山
姫次(ひめつぐ・ひめつぎ)1,433m
八丁坂ノ頭 1,340m
黍殻山 1,272.8m※神奈川百名山
累積標高差 1,664m
時  間
距  離
全行程 15時間11分
山行 8時間48分
歩7:30+休1:18)
歩行距離約
14.5km
移 動
P・WC
車(スパイク)
P:路肩
WC:
黍殻避難小屋にあり
地図&標高データ↓
 昨年の大晦日に袖平山に登るつもりが、全然違う所を登り、本ルートに合流出来ずにリタイアした。

4:37
今日は再挑戦?と明るくなるのを待ちきれず出発。空気が澄んでいるためか満月が明るく輝いている。
6:48
二日前の雪が残る津久井町青野に着いたが時間が早いので、雪道走行のテストを兼ねて大晦日に間違ったPまで行ってみる。途中では朝早くから子供達が集まり「どんど焼き?」が行われていた。
スタッドレス装着後の初雪道走行は上々だった。
↓記録写真↓
7:01 袖平、八丁の分岐近くの路肩に3台程のスペースがあり、すでに1台が雪をかぶって駐車していた。隣に停め、少し仮眠をと思ったが、ほんの数分後に隣に車が入り、目が覚めてしまった。
 隣の3人組はなんと蛭ヶ岳日帰りとのこと。この雪で日帰りとはビックリ。相当のベテランのようだ。先に置いてある車は蛭ヶ岳山荘の小屋主のものとのこと。
7:46 スタート。3人組みもほぼ同時に八丁方向に行った。私は20m位下り、袖平山と「赤い手書き標識」がある林道へ入る。10分で林道分岐を左折。これより轍、踏み跡がまったく無い。

↑登山道に入った所
8:11 林道終点の広場?。4〜5台は駐車可能かも。赤い手書きの標識に従い登山道に入る。積雪5〜10cm。
踏み跡がないので、木に巻かれたテープを頼りに登るが、途中で見失ってしまった
 GPSの地図を見るとルートから大きく外れている。修正するため巻きながら林の中を進む。これでは昨年の大晦日と同じになってしまうのでは?と心配になったが、どうにか地図ルートの位置に戻れた。しかし、登山道は明確ではなかった。
更に進むと丸太で土留めをした登山道になる。やっと正しいルートに入ったと喜んだのもつかの間。「登山道ではありません」の札がある。少し戻ると分岐があったので、入って登る。同じように丸太の土留めがある。しばらく登って目にしたのはまたもや「登山道ではありません」の札。ガックリ、しかしその先に
←「赤い手書き標識」を見つけた。
9:23 やっとルートに合流したぞ。スタートから1時間37分経過。
これより尾根伝いの登りになり、木のテープを目印に進む。
9:39 斜度が急になり足が滑るので、アイゼン装着。積雪10〜20cm。

→10:18 大室山と富士山の展望地。この場所意外は木立の間からしか見えない。

右手にはクリアな富士山

左手に見えるのは焼山?黍殻山?
斜度が急になり、ジグザグにも登り難く、つま先を差し込んで登る。積雪は20〜30cmで足首が埋まるようになってきた。

→振り返ると自分の足跡だけ。
11:36 前方が明るく開け、頂上が近い雰囲気になる。
11:38 袖平山、山頂着。3時間52分の登りは、これまでに無く大変で長かったが、着いたとたんに目の前に富士山。今までのことを忘れ、嬉しい褒美に酔う。少し雲が掛かってきたのが残念だが、時間からすれば上出来。
 まったく踏み跡のない山頂は嬉しい。例の「赤い手書き標識」で青野方向を示していたが、登りついた所は20m程離れていた。さて、三角点はと見渡しても雪野原なので解らない。足とストックで探し回ったが発見出来なかった。
日差しが暖かい山頂を独り占めして昼食。
 下山準備をしていると、単独ハイカーが到着。神ノ川からピストンとのこと。
12:33 山頂をゆずり、姫次へ向かう。
← 3分ほど下るとメインルートの分岐点に出る。標識は「袖平山」とあるので、他のハイカーはピークを踏まずに通過するようだ。おかげで、踏み跡のない山頂を味わえた。
→南東方向に丹沢の盟主、蛭ヶ岳がドーンとそびえている。(写真中央)
フラットで気持ちよい尾根を姫次へ向かう途中で左太腿が攣ってしまった。ストレッチしようにもふくらはぎと違って伸ばし難い。曲げたり伸ばしたりするが、なかなか回復しないので困った。

13:00 姫次)1,433m。ベンチで左太腿にキネシオテープを貼り休憩。先客は焼山からの縦走で蛭ヶ岳泊りとのこと。うらやましいが、姫次から下って蛭ヶ岳に登り返すことを考えると、今の体力では出来ないだろう。10分の休憩後、攣らなくなったので黍殻山方向へ向う。
途中に姫次のピークがあるはずだが、すっかり忘れて通過してしまったようだ。

13:34 八丁坂ノ頭 1,340m、青野への分岐。八丁坂ノ頭のピークもこの近くに有るんだろうが、これも通過。

13:49 青野分岐。東海自然歩道の看板とベンチがある。
←13:54 ルートから数分下った所に黍殻避難小屋があるので、ちょっと寄道。(トイレは外に有)

14:06 大平分岐。大平方向も数人の踏み跡あり。
焼山方向に進むと、また、東海自然歩道の看板とベンチがあり、右に水場へ下りる道がある。
大平分岐から6分で黍殻山への分岐があるので、喜び勇んで急坂を駆け上がるが、尾根に出ただけで山頂はまだまだ先のようだ。

14:27 黍殻山に着く。中央に雨量計測装置。
←黍殻山、山頂全景。
→手書きの山頂標識が木に掛かっているだけで非常に寂しい。三角点は探したが、雪に埋もれて不明。
14:33 下山。
14:47 大平分岐を通過。

14:58 青根分岐(休7分)からウネウネと下る。踏み跡の付いた登山道が嬉しい。これが往路のようなコースだったら大変だったろう。いつもならスピードを落とさず駆け下る所だが、今日は足が攣った後で膝、腰も痛み出したので、ゆっくり下るしかない。
←15:53 林道終点?工事現場に出る。こんな場所に広い林道が必要なのだろうか?いつも疑問になる。裕福な行政ほど林道が整備され、行政界で林道が終わっていることもある。予算ありきの無駄な道なのでは?。
16:02 林道最終P(4〜5台)誰も止めた形跡がない。ここに駐車して、ピストンすれば体は楽だったかも?。少し下ってからアイゼンを外す。途中から車の轍があり、滑ってあぶないので道路の真中を歩く。

16:20 登山届ポスト。ここで、八丁坂ノ頭から下ったルートと合流する。青根分岐より1:15>標1:00。足が痛いのでゆっくりだったが意外と早く下ることが出来た。
16:34 ゴーーール。隣に停まっていた車は帰ったようだ。と言う事は私が周回するより早く、蛭ヶ岳に行ってきたという事だ。恐るべし。人は人。とにかく明るいうち帰ってくることが出来て良かった。
16:53 Pを出発。「いやしの湯」へ向う。
↓それから↓
17:07〜18:25 「いやしの湯」
相模原市津久井町青根807-2 、火曜休館、600円/3時間、900円/日
2008年は元旦、大晦日の2回とも休館だったので、やっと入れた。
↓後記
《得るものと失うもの》
昨年のミツバ岳を歩いてちょっと自信がついて、ロングコースや難易度の高いコースをガンガン歩き回りたい気持ちがあった。しかし、今回の山行で妄想だったと思い知らされた。
数年前から山歩きして初めて筋肉が攣り、筋肉痛。膝、腰痛と満身創痍での下山だった。
新雪の雪山登りは気持が良く、好天で富士山もよく見えたが、失ったものも大きい。階段の上り下りが辛い。回復できるだろうか?治ったら鍛え直さないと明日がないなぁ。

《データ》
車の走行距離は108km

※2020/11/11更新
文字サイズを大きくし、神奈川百名山ロゴ追加
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