HP03-140
信仰の山へ王滝口コースから
日本百名山
 御嶽山 おんたけさん
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トレック日 2008年9月9日(火)快晴 トレックコース《大滝口コース》
10:37 P、大滝口スタート
  11:21 あかっぱげ
  11:39 金剛童子
  11:57 八合目石室
  12:16 富士見石
12:38 一口水
↓13:04 同発、昼食(休26分)
  13:16 奥ノ院分岐
  13:17 九合目石室
  13:20 中央不動
13:42 大滝頂上
14:19 剣ヶ峰、山頂着
***************************
15:11 下山開始(休52分)
15:37 大滝頂上
  15:51 中央不動
↓16:01〜14(休13分)
  16:55 金剛童子、意波羅天宮
  17:20 大江権現
  17:30 頂上奥社遙拝所
ようはい?
17:45 P、ゴール
全工程
↓23:15(9/8)
 自宅出発
↓中央・相模湖IC
↓1:51〜5:35双葉SA
↓6:30諏訪SAで朝食
↓塩尻IC
↓道の駅「三岳」
↓9:54 田の原天然公園P着
↓登山
↓18:16 同P発
↓20:30〜21:53
 諏訪湖SA温泉・夕食
↓双葉SAで仮眠
●3:34(9/10)
 帰宅
場  所 長野県
メンバー せんぼく隊2名(senboku隊長・たかちゃん副隊長)
標  高
標高差
御嶽山(剣ヶ峰) 3,067m
標高差 880m
累  積 +989m
 -1000m
時  間
距  離
全行程 約28時間
山行 7:08歩5:37+休1:31)
往路 3:42(歩3:16+休26分)
復路 2:34(歩2:21+休13分)
距離 約
8.1km
移 動
P・WC
車(スパイク):走行距離576km
P:田の原天然公園400台(無料・寄付任意)手前P300台
WC:
同P、遙拝所、大滝頂上、剣ヶ峰。(寄付)
山の
データ
日本百名山(60)
花の百名山(71)
一等三角点百名山(58)
甲信越百名山(58)
信州百名山(73)
地図1/100000
突然・久々の快晴に、大慌て。梅雨以降で始めての好天ではないだろうか。これは逃す訳に行かないが、悲しいかな、休みは1日だけ
7月に行った乗鞍岳は散々な目にあい、展望も叶わなかったかったので、同方面の御嶽山にチャレンジすることにした。

5:30 夜明け前の富士山。
中央高速・双葉SAの展望台より。
八ヶ岳から南アルプスまで朝焼けに染まり始め、朝日はもうすぐだが、目的は御嶽山なので待たずに出発。
御岳山の登山口・ルートは、濁河(にごりご)温泉がある「飛騨小坂口」、「開田口」「黒沢口」、「御岳ロープウェイを使うコース」、「日和田口」そして今回選択の「王滝口」がある。ロープウェイも捨てがたいが、今回は車で高度を稼げることで、「王滝口」に決定。

途中、道の駅「三岳」に立ち寄る。
「三岳」の野菜は安い!夕顔、フルーツトマト、トウモロコシ、リンゴ・・・大量仕入れる。付近に人家が少ないのでどこで作っているのか?
ロープウェイは火曜日休みとの情報があったが、我々は、ロープウェイを使わないので、王滝口を目指して「田の原天然公園」まで車でいく。途中、何ヶ所も石碑があり御嶽信仰の雰囲気が出てくる。
↓記録写真↓
←9:54 田の原天然公園の駐車場に到着。
手前のPは空(大型車用?)で、鳥居の先は数十台ですでに満車、1段上のPはまだ10台程度で余裕がある。Pから目的地の御嶽山が正面に見える。
鳥居の横では野菜やホウバゆずもちを売っていたので買う。地元のもちを山頂でと思ったが、重いので車に置いていくことにする。

Pの高度2,187m(GPSにて)。
10:37 スタート
鳥居をくぐり、王滝口登山道に入る。左脇の石に剣ヶ峰まで3,432mとある。

左に社務所
広い参道?はゆるく下っている。

右に田の原大黒天。

↓ほんの数分歩くとこの景色!


右の遙拝所(ようはい?)は寄らずに直進。
11:02大江権現も通過。ここから登山道は細く、木階段になる。

←11:15 スタートから約40分位で、前は王滝頂上、振り返ると中央アルプスの山並みが見え、三笠山と山裾のPがだんだん小さくなる。
登るたびに景色がよくなるので、振り返り写真を撮る回数が増える。
11:21 あかっぱげ通過。
→11:33 中央アルプスの前に樹木もなくなり、木曽駒ケ岳や宝剣岳が確認できた。(思い込みかも?)。中央アルプスの左後ろには南アルプスの甲斐駒ケ岳が控えている。北岳、富士山はまだ確認できていない。まだ高度が足りないのかも?。
←王滝頂上の宿舎が道標のように建っている。このカンジはどこかで見たような・・・早池峰だ!

王滝頂上につくまでこの景色が続く。忘れられないほど長く見ることができる。
→11:39 金剛童子、意波羅天宮を通過
数名の講中が登拝中。
山では様々な趣味の人に会うので、「何してるんですか?」と尋ねることが多い。
が、今日は聞けませんでした。

11:57 八合目、石室(避難小屋)を通過。


 ↑ 12:16 富士見石付近より大滝山頂を見上げる。
↓12:24 振り返ると登った実感が湧く。


12:38 一口水で遅い昼食をとる。一口水はチョロチョロと流れマグカップに貯まっている。流れが弱いせいか生ぬるい。バチがあたるといけないのでこれ以上のコメントは控える。
13:04 同発
13:16 奥ノ院分岐
13:17 九合目石室
13:20 中央不動
 と通過。

→登山コースの右側は深い谷。

↑王滝頂上はすぐそこに見えるが、なかなか着かない。周りは岩石だらけ。

↑王滝頂上の横の奇岩。
地震や噴火で落ちてしまうのでは?
←13:42 大滝頂上。
登山口から見えていた「大滝頂上山荘」は閉まっていた。鳥居をくぐると正面に「御嶽神社」、左には社務所がある。しかし、ここも閉まっている。ずっと目指してきた「大滝頂上」が、もぬけの殻のようで拍子抜け。
→次は剣ヶ峰を目指して登る。王滝山頂までは緑があったが、これから先は緑が無いどころか、水蒸気?噴煙が上がって薄気味悪い所だ。
トイレ臭か硫黄臭か解らないほど
臭い。いままでも硫黄臭は経験があるが、これは硫黄というより異様。
「御嶽教御神火祭場」なる6体の像の前を通り、ガレた道を登る。

←大滝頂上を振り返ると、右に馬の背のように伸びた先に「奥の院」があるようだ。
→法螺貝を持った先達とすれ違う。これぞ御嶽山と言った感じだが、後にも先にも彼意外には会わなかった。やっぱり先達も火曜定休が多いのかな?。
 山頂下には「剣ヶ峰山荘」と「頂上山荘」があり営業中であった。道中、泊まりだと言うハイカーが多かったので、こんな天気の時に泊まれるとはうらやましい限りだ。

←階段を登ると剣ヶ峰の頂上だ。
→14:19 御嶽山(剣ヶ峰)3,067m
防寒対策でリュックは重かったが、晴天登山は最高だ。

往路:3時間42分
歩行:3時間16分>標3:10

我々にすれば素晴らしいペースである。

↑↓二ノ池は鮮やかなコバルトブルーだ。 ※二ノ池は標高2,905mで日本最高所高山湖。
フタコブラクダのような継子岳(ままこだけ)が見え、その先には北アルプスが見えた。雲の切れ間に槍ヶ岳が顔を出す。 山頂では山座同定会議?が行われ、話が弾んだ。


→山頂の御嶽神社奥社。
広島のハイカーが祝詞(のりと)を上げている。
丸秘だが、その後、彼は山頂に水晶を埋めたかも?(最後まで見ていなかった)。祝詞はうまいし、なにやら宗教観があるようで、今一歩、話に加われなかった。
←奥社の裏に廻ると荒涼とした景色が広がっている。

15:11 下山開始
昼食なしで52分経ったとは驚き。
復路は時間が無いので二ノ池や奥の院はあきらめる。
コーヒーをゆっくり飲んだし、360度の景色も堪能したので大満足で下山する。
往路と同じコースを下り、50分位で休憩(九合目付近)
復路は講中がいないので、祠を覗いて見たら、意波羅天宮にはイノシシがいた。

→往路に寄らなかった頂上奥社遙拝所(ようはい?)も立ち寄ってみた。
17:45 ゴール
復路:2時間34分
歩行:2時間21分>標1:50
休憩は1回(13分)だけでスムーズに下りて来たが、膝は際どかったし、長いくだりが飽きてしまった。登山口の社務所もシャッターが下りている。お札を買いに行った訳ではないが、買えないと欲しくなるものだ。
↓花↓
←???葉はクロマメノキに近いが花が違うような気がする。

わずかにイワツメクサ、イワギキョウ、アキノキリンソウ?、ヤマハハコなどが見られた。コマクサの時期は過ぎているが、葉が残っていないか探しながらあるいたが、見当たらなかった。摩利支天の方かも?
↓登山データ↓
↓それから↓
風呂は「うしげの湯」と思っていたが、田の原に向かう途中にあったので、確認のため立ち寄ると、なんと!「燃料高騰のため平日は休業中」だと。これにはまいりました。燃料が高くてもはるばる車で来てるのに・・残念。
下山後、風呂を探しながら帰ったが、木曽の夜は早い!まったく見当たらない。結局、諏訪湖SAの温泉に時間ギリギリに滑り込みセーフ。(¥595、21:00まで)
↓後記
《往路の中央高速・双葉SAにて
高速道路SAには色々な人がいる。朝食を食べていると、前方のおばあちゃんがテーブルを丹念に拭き、その場所に移動してきた。次は執拗にキッチリと衣類などを畳んでいる。小ぎれいにしているが、異常に多い荷物から推測するとホームレスではなかろうか?。漬物のビンのようなものも持っている。後でもう一人現れたが50歳位の女性だった。化粧を始めた。彼女達は何者であろうか?。

《信仰の山》
御嶽山。何か恐れ多いような雰囲気が漂っている。歴史の重みもあるが、神社の俗世的な営業?が閉まっているので、静寂さが良かった。土日だったらどんな感じだったんだろう?。

《富士見石》
富士山の方向に雲が掛かりついに拝めなかった。後で、ガイド付きで登った方のHPを見ていたら以下のように書いてあった。
”天気の良い日はここから富士山も見えるとのことで、この富士見の名前が付けられているが、実際は見えることはめったに無く、年に数回程度とのこと。”

《データ》
車での全走行距離は576km(塩尻IC〜田の原まで88km)
GAS¥5,330+6,164=11,494
燃費557.5/37.13=
15.01km/L
通行料\2,200×2=4,400(往復、深夜割引40%)。
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