HP03-131

シロヤシオ咲く檜洞丸から石棚山稜へ
檜洞丸

トレック日 2008年6月7日(土)晴/曇
標  高
檜洞丸(ひのきぼらまる) 1,601m
テシロノ頭
石棚山

ヤブ沢ノ頭 1,210m
板小屋沢ノ頭 1,130m
場  所 神奈川県山北町
メンバー せんぼく隊2名(senboku隊長・たかちゃん副隊長)
時  間
距  離
全行程 15時間
山行
8:34歩6:52+休1:42)
往路 3:29(歩3:04+休25分)
復路 4:05(歩3:48+休17分)
距離合計約
11.4km
標高差 約1,110m、累積約1,300m
データ 檜洞丸
関東百名山、湘南らんぼう神奈川百名山
移 動
P・WC
車(スパイク)
P:自然教室10台?、同路肩2〜30台?、箒沢の路肩10台?
WC:自然教室、青ヶ岳山荘¥50
カメラ Pentax K100、Panasonic TZ5
《全工程》
06:44 自宅発
09:08 箒沢路肩P
09:58〜18:32 登山
18:36 箒沢発
19:19〜20:15 山北町・さくらの湯
20:58 伊勢原市・基でラーメン
21:49 帰宅
《トレックコース》
09:58 西丹沢自然教室スタート
10:05 登山口
10:46 ゴーラ沢出合(休12分)
11:46展望園地(休6分)
12:42 ベンチ(休7分)
13:05 箒沢分岐
13:27 檜洞丸山頂着
-------(休60分)------
14:27 檜洞丸発
14:47 箒沢分岐
16:00 玄倉分岐(休17分)
16:23 ヤブ沢ノ頭
17:04 板小屋沢ノ頭
18:02 板小屋沢
18:25 渡渉
18:32 箒沢ゴール
地図1/25,000


 


箒沢分岐付近にて三役揃い踏み(シロヤシオ・トウゴクミツバツツジ・ブナ)
↓記録写真↓     
蓼科山へ行くつもりだったが、いつものごとく睡眠不足で出発が遅くなり、檜洞丸に進路変更。
両方とも計画していたので問題はないが、出発が遅いのは後々に響くことになった。
今日は新しい革靴の履き具合テストと新コンデジと一眼デジカメの比較テストを兼ねての山行だ。
コンデジはパナソニックの「10倍きみまろズーム」TZ5で、性能次第では、一眼デジカメを持たなくて良くなるかも?

6:44 自宅出発。約2時間で西丹沢自然教室に着く。9:00近くになってしまい当然ながら満車、空き地も満車。

9:08 箒沢まで戻り、路肩に駐車した。ここはまだ数台分残っていたが、シロヤシオの檜洞丸の人気は恐ろしいぐらいだ。

9:30 バス時間を見ると数分待ちなので、西丹沢自然教室までバスで行くことにした。・・・が、バスはなかなか来ない!。結局、バスに乗ったが、少し楽をするために歩くより時間をかけてしまった。
   
9:58 西丹沢自然教室で登山届を出してスタート。教室前は出発準備中のハイカーで混雑し、まるで紅葉時期のようだった。

舗装道路を7分で右の登山口から登る。

ゴーラ沢までは明るい林間コース。

10:46 ゴーラ沢出合、スタートより48分。登りが少ないので、出だしは好調。橋は流されたのか?見当たらない。水量が少ないので適当に渡渉し休憩する。広い河原のあちこちでハイカーが休憩している。
11:46 展望園地。ゴーラ沢出合から48分。前回に続き、展望なし。→

展望園地から次のベンチまでは鎖場もありツツジ新道の難所?だ。若いハイカーはすごいスピードで、あっという間に見えなくなる。赤紫のトウゴクミツバツツジ、オレンジ色のヤマツツジの花がキレイだ。

ベンチから先は木階段、木道が整備され歩きやすい。トウゴクミツバツツジは相変わらず咲いているが、シロヤシオは雪のように散っている。わずかに残っている花を撮っていると「上にはたくさんあるよ」と嬉しい情報。

シロヤシオの正式名称はゴヨウツツジ、たしかに五葉になっている。

登るにつれシロヤシオが多くなり、満開は過ぎているが、きれいだった。

13:05 箒沢分岐(石棚山稜ルート).
ここから山頂までは木道。

すこし霧がかかってきて、幻想的な雰囲気。

シロヤシオ!ギリギリセーフ、見られて良かった。

檜洞丸一のトウゴクミツバツツジ

13:27 檜洞丸、山頂
往路 3時間29分(歩3:04+休25分)コースタイム3:00?なので、途中から写真に夢中になっていた割には早かった。
 昼時を過ぎても山頂はまだ大勢が昼メシ中で賑わっている。たまたまテーブルが空いたので我々も昼食。
 しかし、その場所はブナ調査の場所だったらしく、十数人の人が格子状にテープを張り、なにやら数えたり、幹径を計ったり、実生を探したりでバタバタしていた。
 食後、青ヶ岳山荘まで下りトイレに行くと、名札?を下げた人がいてハイカーに有料・紙の持帰りをお願いしていた。そこまでしないといけないほどの事情があるのだろう。原因はモラルのないハイカーなのかも?あるいは紙が浄化の支障になっているのか?。などと考えつつ山頂に戻り下山にかかる。
青ヶ岳山荘
 ↓これより復路





シロヤシオの花は下向きで五角形、葉の縁が赤くなっているものもあった。

石棚山稜一のみごとなトウゴクミツバツツジ
石棚分岐から石棚山稜・箒沢へ向かう。
食後の睡魔に襲われ夢遊病者のようになりながら歩いていたので、「テシロの頭」は気がつかないうちに通過してしまった。ベンチの場所は不明。
苔むすブナの森を過ぎ、第2の目的としていた石棚山のピークも通過してしまったようだ。このしんどいルートを再び通ることは無いかもしれないので、見逃したことは痛恨の極みである。(大袈裟)
途中、キノコ博士?らしきハイカー?に会った。丹沢のキノコの写真を出版するかも?と言っていたので名前を聞いておいた。博士?に対し食べるんですか?と下衆な質問をしてしまい恥ずかしい。(その後、ミ○ケさんは水道なんとかの会合があるとのことで、すっ飛んで下って行った。)

16:00 玄倉分岐の階段でコーヒータイム。復路は始めての休憩だ。やっと眠気が覚めた。もっと早く飲めば石棚山を確認できたかも?。

16:23 ヤブ沢ノ頭
山頂の全景を撮らなかったようだ。
目的のシロヤシオを見て満足なので、大好きなはずの山頂も通過だ。

ヤマツツジ

17:04 板小屋沢ノ頭
ヤブ沢ノ頭、不明ピーク、板小屋沢ノ頭とアップダウンを繰り返しヘロヘロになる。その次は急降下だ。スローペースで下ってもヒザが痛い。副隊長もヒザにきたようなのでサポーターを片方貸した。
途中、親子?3人連れの一人(子供?)が尻を滑らせながら岩場を下っている。足が疲れたのか、まともにおりられないようだった。父親らしき人がいるが手は貸さない。気の毒ではあるが、なんとも手助けができないし、追い越した。急降下は1時間近く続き、だんだん暗くなるし、ああ、ゴールはまだか?。
沢に出ると少し楽になり、垂直のハシゴを降りて渡渉する。→大石キャンプ場が見えたのでもうすぐだ。

18:32 ゴール
復路 4:05(歩3:48+休17分)
復路は3時間位と予測していたが、約4時間(休17分含む)と大幅に超過した。
↓それから↓
暗くなる寸前に到着できてホッとする間もなく「ブナの湯」に向かう。18:45位に着いて看板を見ると、無情にも受付18:30までとある。なんでこんなに早いんだ!!!汗だくのままなので次の風呂へ向かう。

19:19 「さくらの湯」(山北駅前)着。
21:00まで、2時間400円、食堂なし、人工温泉。
時間が遅いせいか空いていて、ゆっくり出来た。歩くプールもあり料金込みだが、歩けません。
http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/kankou/sakura_no_yu/main.html

  
さくらの湯は食堂がないので、伊勢原でラーメンを食べた。
「基」もとい?、店の作り、名前とシャレているし、駐車場の車が多かったので入ってみた。そしたら客は我々1組!これはマズイ!と思ったが帰りにくいし食べることにした。案の定、我々が客寄せの役目になってしまったようだ。トンコツ+魚のこってりスープで、臭いはまったく取っていないのか?魚臭い。背油も入っている(少なめで頼んだ)。以前はこってりラーメンも食べたが、最近は臭くない魚介スープに慣れてしまったので、スープは口に合わなかった。太麺とのマッチングは良い。
↓花の勉強↓
ゴヨウツツジ (五葉躑躅)別名 シロヤシオツツジ、マツハダ
 「敬宮愛子内親王の御印」として人気の高いツツジです。別名「シロヤシオツツジ」の名の通り、白い清楚な花が下向きに咲きます。正式名称の「ゴヨウ」とは、枝先に五枚の葉を付けることから名付けられています。また、老木は樹皮が松のように剥がれるため、「マツハダ」ともいわれます。

ヤマツツジ(山躑躅)
山野に生える高さ 1 〜 4 メートルの半落葉低木です。葉は互生し,両面に褐色の粗い毛が生えています。やや小さい朱色〜赤色の花をつけます。雄しべは 5 本です。

トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅 )
関東の山地に多いことからこの名が付いた。代表種のミツバツツジとは違い、おしべが10本あり、主に5月中旬~6月上旬にかけて咲く。ミツバツツジよりも花期がやや遅く、標高の高い場所(標高1000m以上)に見られる。
後記↓
■ボーっとして歩いているから石棚山のピークを見逃したのだが、GPSがあれば簡単に現在位置とピークを特定できるので、使ってみたいものだ。携帯電話にGPSがついているが、山間部での性能が悪く、測位に時間が掛かってしまう。そこで、ガーミン社のGPSを買おうと決意するのであった。

■急降下で難儀していた親子?3人連れはその後どうなったのだろう?恐らく20〜21:00ころまでかかったのでは?あるいは山中1泊したのか?ニュースには出ていないので良かった。

■登山靴のテスト(caravanのGrandking GK-47)
 シリオと履き比べ、滑り難いのと足のフイット感で決定したが、履いてみて確かにグリップが良く、下りは安心だった。舗装道路も問題なし。が、足の甲にあせも?が出来てしまった。今までは足首だけだったのに、蒸れるのか?締め過ぎたのか?締めないと下りでつま先が当るし・・・。1回目の感想でした。

※2020/9/8 更新
神奈川県の山ロゴを変更、老眼対策で写真&文字サイズを大きくした。
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