昨日の那須岳は好天に恵まれたが、今日は朝からスッキリしない。
ホテルの泊り客は老夫婦、御殿場夫婦の3組だった。御殿場夫婦の夫は定年後の山歩きだそうで、昨日は車中泊、男体山登山をしてからあだたらに来たそうだ。一番乗りで朝食を始めたが、出発は御殿場夫婦に負けてしまった。我々と同じでゴンドラ営業開始を待っていたようだ。 |
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ホテルには高村光太郎の詩(樹下の二人)と皇太子とまさこ妃の冬の行幸写真がかけてあった。
なーんだ登山じゃないのか、と言う程度で眺めたが、後日、深い意味?を知ることになった。(詳細は後記に続く) |
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←8:31 奥岳よりスタート。ホテルに車を置いたままで、あだたらエクスプレス(ゴンドラ)乗り場へ行く。→ |
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←8:47 あだたらエクスプレス山頂駅。
8:52 登山スタート。「皇太子同妃両殿下行啓記念」の碑が建っている。階段、木道が整備されていたのは200m位までで、それからは土、石の登山道になる。 |
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5分もしないうちに小雨、カッパを出していたらなんと雪ではないか。今年の初雪はこの安達太良で見ることになった。
→ガスってはいるが山頂の乳首が見えた。雨・雪は、じきに止んだがだんだんと視界が利かなくなってきた。
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←昨日の那須岳に続き、コメバツガザクラを見た。手にとって研究。
→岩場コースの目印は赤に白丸。 |
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→10:09 山頂標柱あり、温度計が張り付いていて-5℃雪が降ったことから察するとおおむね正確かも。
御殿場夫婦は既に到着していて、シートを敷き休憩中であった。乳首はと聞くとパスとのことで、我々は乳首へ取り付いた。右から巻いて、鎖をつかみ登る。
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←10:14 山頂。祠と三角点がある。下りは登りと反対側に下りてみた。これといったルートは無く、どこでも下りることが出来た。山頂標柱まで戻ると、御殿場夫婦は下山したようで居なかった。ガスの中で記念写真を撮って下山開始。 |
→黙々と下る。50分位するとガスは無くなり、曇空だが下界が見えてきた低木の赤い実がキレイ。 |
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11:26 薬師岳、パノラマパーク。祠と鐘がある。「この上の空がほんとの空です」と書かれた標柱がある。智恵子抄に関心がなければ何のことか意味が解らない。 |
二本松市街が一望だが、あいにくの空模様でスッキリは見えない。 |
11:34〜41 あだたらエクスプレス乗り場着。靴を洗い、下山した気分だったが、なんと、強風のためゴンドラが運行中止!往復キップはホテルで買ったので清算できないと!Wショック!待ってても何時動くか解らないし、歩いて下山するしかない。これでは、ホテルで風呂に入る時間もない!WWショック。
11:44 再び薬師岳、パノラマパーク。ゴンドラが止まっているため、登山道から数組が登ってきた。
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←11:54 五葉松平。らしいが、看板の文字が消えているし、どれが五葉松かも解らない。気落ちして、腹がすいたので昼食にした。そう言えば、今日始めての休憩だ。 |
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12:04 約10分で軽い昼食を終え、また下る。とんでもない悪路だ。ゴンドラがあるので、通る人も少ないから整備もされていないのだろう。そんな下山路でも所々の紅葉が楽しませてくれる。岩場が終わると黄色い唐松林がキレイだ。なんて、眺めながら着替えしたときにデジカメを落としてしまってあわてて引き返し拾う。ここで10分位のロス。 |
林道に出たので、渓谷の紅葉でも見ながら下ろうかと思ったが、入口が解らなかった。
13:04 奥岳に到着。やっとゴールだ。奥岳からは渓谷の入口があったが、もう疲れたので行く気力も時間もない。あだたらエクスプレスは止まったままだ。これで動いていたらもう立ち直れない程のショックだったろう。万歩計は11,437歩。
天気が悪く、ゴンドラは止まるし、色々とあったが、山頂を踏めたし、終わってみるとマアマアの散歩だったかも?下りは辛いが終わると忘れる。
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